卒業式を終えて
「酷い目にあったわ、、、、」
「はぁ、それ俺と写真撮ることが酷いって言ってんのか」
「そう言ってんのよ、分かってるなら良いじゃない」
「はぁ、まぁいいや。」
両親や雫の両親 友人たちに見られながら写真を撮られた叶多と雫 ニヤニヤしながらこっちを見てた日向には一発殴ろうと決意する叶多であった
「えっえっと、、、叶多君!しゃ、写真撮ってくれないかな、、、」
そんなこんなでみんなとワイワイやっていたら2年生の頃に同じクラスだった女子が叶多に話しかけてきた
「え?俺と?良いのか?」
「うっうん!叶多君がいいな」
「ねぇ、良いの?雫 柊君と知らない女子が写真を撮ろうとしてるよ。」
「べ、別に、、、」
少し不満げにそう言った。
「本当に良いのかなぁ、あの子第2ボタンも貰う勢いだけどぉ、、」
すると叶多のお母さんがこっちにやってきた。
「あら?叶多は?この後雫ちゃんの家でお疲れ様会するからもう学校出るわよーって言おうとしたんだけどぉ」
「あっそうなんですか?分かりました。叶多君なら、、私が呼びますよ。先に行ってきてください。」
「あらそう?分かったわ。先行ってるわ。また後でね」
「雫ちゃんここぞとばかりに主張してきたね~」
「うるさいわよ」
少し照れてそう言った
「ごめんなさい、叶多は今からすぐに予定があるの。
ほら、叶多行くわよ」
「、、、、、、、いっつもそう、、叶多君に近づこうとすると毎回青空さんが出てくる。 私だって、、」
ボソッとそう言った
「ほら、あほ叶多、行くわよ」
叶多の襟元を引っ張ってその場を立ち去った
「ご、ごめんな!! また会えたら写真撮ろう!!」
叶多はこの状況を理解出来ず、困惑しながら言った
(やっぱり嫌なんじゃん。雫ちゃんも素直じゃないなぁ)と佐奈はそう思った
「佐奈、じゃあまた今度会いましょう」
「うん!じゃあね!ご武運を!」
「な、なに言ってるのよ!」
雫は佐奈に挨拶をし、叶多を引っ張りながら校門を出た
「え?なに?どこ行くの?今から」
叶多は女子と写真を撮ろうとして、雫に襟元を捕まれ、どこに行くかも分からず気づいたら校門を出た。
「私の家よ。あなたのご両親も私の家に向かっているわ お疲れ様会だそうよ」
「へ、へぇ、、、」
「ほんとあなたを私の家にあげるのも嫌なのだけれど、、、仕方ないわね」
「なんか、、、すまん」
、、、、、、、、、、、、、((気まずい))
叶多視点
やばい、気まづいぞ。そもそもなんでうちの親先に雫の家に向かったんだよ。こんな雰囲気になること分からなかったのか、、てかさっきの毎回青空さんが出てくるってどういう意味だ、、? やべぇ、頭が回らねぇ、、
雫視点
やばいわ、つい勢いで叶多のことを連れてきてしまったのだけれど、、、 どうやって喋れば良かったのかしら、、、 幼稚園、小学校はどうやって喋ってたかしら、、 私なんでこんな叶多には冷たくなるのかしら、、、 なにか話題、、話題、、
……………………………………………………………
「そ、そういえば叶多の第2ボタンは誰にも貰らってくれなかったみたいね。」
「うっうるせー、そういうお前は第2ボタン貰ったのかよ」
「私はあなたと違ってモテるから向こうから差し出してきたわね」
「へぇ、、、」
(ってことは貰ったのか。、、、なんだろうな。このモヤモヤ、、)
「叶多の第2ボタンも貰ってあげようかしら??」
「べ、別にいいわ!!ほら、さっさと雫の家いくぞ!」
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星 ハート 良かったらしていってください。
モテたい僕と、モテさせない彼女 @aruarusu
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