第8話 それでどう変わるの? ―――エール指数の効果
<エ―ル指数> ※ 呼称は仮
(=💌 読むとコメントしたくなる度合い)
【応援コメント数 ÷ 総PV数 x 100】%
これが如何に有意なものなのか。それについて説明しましょう。
先ず本来私達は何の為に作品を作るのか。それは究極のところ自分のためだ。誰も作ってくれと頼んできた訳じゃない。
ではなぜ公開したがるのか。
①自分の見た、想った世界を共有して欲しい
→理解者の存在確認・世界観の伝道
②自分の興味を伝えたい
→お裾分け精神・エンタメ配信
③自分の才能を知って欲しい
→承認欲求
④この感情・感動を伝えたい
→感動・価値観の共有。実は①十②に近い
等です。(他にも有るかも知れません)
例えば友人に不満話を聞いてもらって『そうだよね』と言ってもらえるだけでスッキリする事が有るのではないでしょうか。
もしこの世の自分以外の人が自意識のないAI人間で、自分に似た活動はしていても何かを感じている訳ではないなら、そんな宇宙での孤独に耐えられますか?
作品を読んでも何の感想も言って貰えなければ、もしかして自分以外の存在は心が無いのでは……という極論に達して仕舞うかも知れない訳です。(笑)
だから基本的にコメントはありがたいものです。
(勿論例外は有りますが)
だからエール指数を掲げる。
公式からも次のようにアナウンスしておく
『数値が高いほど注目作。特にポイントが1.0以上の作品は好みのカテゴリなら要チェックですよ!』と。
先ずはここ迄は厳然たる事実。
するとその先はどうなるか。
今度は多くの人が恣意的にエール指数を上げる行動に出るでしょう。
『それじゃ今迄の虚偽の星と同じじゃないか。偽りのコメント交換が増えるだけだ』
そう思う人もいるかも知れません。でも大丈夫。
それで良いのです。いや、
それが! 良いのです!!
何故でしょう。
例えばデートの為に一生懸命選んだ服。
「似合ってるね。素敵だね」
と一言添えて貰えるのと、何も言われない。どちらが良いですか? 『本心からの似合ってる』と確かめる方法がないなら言って貰った方が良いのでは?
つまり、声をかけるべき事をちゃんと伝え合う様になるのです!!!
本来皆さんは、先程の①~④の理由で作品を公開したかった訳で、そう、
『感想を言って欲しかった』
(①~④の何れかである事を認知したかった)
作家を目指す人とて利益だけを元に作家に成りたいわけでは無く、自分の好きな作品作りの上でそれが収入源にもなれたら良いのに……と、そう思ったはず。
即ち、全ての根源は①~④に動機があるなら、コメントを添えて貰うことこそが公開した事への答えになるのです。
そしてそれこそが私達の創作活動の原点だと思うのです。
<エ―ル指数>の登用はそれに寄与してくれる。
勿論世の中には例外もあり、兎に角アウトプットしてないと死んでしまうと言えるほどの出力型タイプもいます。
他人が見ていようがいまいが作ってないと気が済まないという例外は除外して考えます。なぜならその類いの人は困ってないからそのままで良いのです。
では次に、このエール指数の運用を更に具体的に考えて行きたいと思います。
どう表記し、どう扱うのが良いかを。
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その他、様々なサイトの改善案、書き手、読み手の関わり方、そして創作活動の行く末などを俯瞰し、私達がどの様な心構えで行動したら良いかを示して行きます。
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