第7話 これからの評価法はコレだ!
◆前話より改善法として第一弾
①上限があって『現実的な差』程度に示す
②ストーリーそのものへの感想に寄与出来る
そうした評価方法があったら、多くの作品や作者が浮かばれる。
仮にそんなものが有ったとして、根本からUIやらシステムを作り直さねばならないとしたら、絶対採用される事は無いでしょう。
逆に今あるものの中で工夫する程度でそれが出来れば、やらないのは運営の怠慢という事になる。
だから先ず今あるもので①と②を実現する評価法……
先ず今ある評価要素を改めて眺める。
例えば☆も♡もその数は恣意的に付与され易い。
星はSNSや営業活動で増やせるのは第4話で述べた。
♡は話数を多くすると増える。1エピソード4~5千文字がカクヨムでの平均らしいが、数百文字で1話とすると♡も増やせる。しかも読んだかどうかの足跡代わりに使う人も多い。
これら累積値ではその作品の価値を測れない。
しかし作品の価値なんて人それぞれ。だとしたら皆さんがどんな時、価値を感じたと判断出来るでしょうか。
それを求めて多くの作品の詳細タブをつぶさに見てみる。すると、食い付きの良い作品には応援コメントが実に多い。
この応援コメント、♡マークを押すだけに比べて何かを書いてまで作者に反応を届けたいと思うにはかなりの心理的抵抗がある。それを押しのけてでも伝えたい想い。そこまで人を突き動かす熱狂。
これこそが作品の価値の一つなのではないのか。
ただ、これを累積値でランキングするなら話数が多い程有利になってしまう。なら、それを閲覧数を分母として割った『レート』ならどうか。つまり、
【応援コメント数 ÷ 総PV数 x 100】%
(ここでは仮に <エ―ル指数> としておく)
読んだエピソードにどれだけ想いのたけをのせて反応したか。閲覧数に対するその割合だ。式とかキライ、という人のために最短の言葉でも表しておきます。
◆エール指数=
💌 読むとコメントしたくなる度合い
という事。これで色んな作品を見て行く。
1%以上あれば優秀だと思う。
~2% 愛好者へのかなりの訴求力
~4% 〃 相当夢中にさせている証拠
~8% 上記を踏まえ、更にやり取りが上手い
逆に、見かけだけの数千の星を冠した作品では0.01%にもならないものが多い。
(もしや仕手筋みたいにしてPV付けて貰ってる?! と思ってしまうほどコメント率が異様に低いものが多いし、レビュコメ内容も恐ろしく幼稚な物が多い)
逆にこのエール指数、超多PV数の人気作の多くが厳しい数値となるのも特徴的で、その理由は別の機会に述べるが、この事が埋もれた良作へと目が行く恩恵となるのは確かだろう。
もちろんこれは一定のPV数が無いと実情を示さないが、少なくとも中編以上の作品では、人の熱狂度合いをかなり忠実に数値化出来ていた。
中には星500にも満たないが、7~9%近いバケモノ作品もある。それ程人気作なのです。
そこで食べ○グなどの表記を勘案して敢えて上限設定として最大5ポイント止まりにするのも良い。
この <エール指数> は応援コメントが多い程、数値の伸びは悪くなる。既に同じ様な事を先に書かれていると書き込むのをためらうからだ。
つまり、『ランカーや既に人気を博したものに厳し目』で、『埋もれた作品に優しい』評価となる。
しかも作品の優劣といった誰にも決めることの出来ない価値では無く、好きな人がどれだけその好きに向き合えているかの度合いにより決められる。
そしてこの数値が評価の対象の一つとなれば、本来作家の求めていたストーリーに載せた想いに対して反応を更に促す効果が出るのです。
次話ではこの <エール指数> についてもう少し掘り下げて行きたいと思います。
〇これの導入でどんな良い事が起こるのか。
○なぜ応援コメント数が最前面に来た新UI ではダメか
そうした事等も今後説明して行きたいと思います。
※ 今、自分で計算して数値が振るわなかった人、まだ諦めなくても大丈夫です。
それについてもこれから述べて行きます。
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