第7話 決戦
その後、低速勢の巨人も20人ほどやって来た。
低速と言えども、一歩の幅が違い過ぎるので、人間が全力疾走するよりは歩く方が早く、コンパスの違いで追い抜くことも可能。
走ってないので人間の方が先に疲れて心も折れる。
こいつらも魔法無効で物理ほぼ無効の連中。普通の人類や農民兵でどうにかできたりしない。
傭兵団長や周囲の人間が、馬鹿みたいに大口開けて上を見て泣いていた。
自分達の真上にデッッッカイ天空の城と言うか島がいて、ジェノサイドキャノンの砲口開いたまま、ゴウンゴウン唸っていたから。
さらに投下音が響き渡ると、例の艦載機ロボが落ちて来て翼を展開して飛行開始。神衣着た神闘士の歩兵と言うか飛行兵も上側から降下して来て、地上人の殲滅に掛かった。
天上人だけあって地上人は虫ケラ程度にしか思ってないので、いくらでも惨殺できるし、駆除対象だと思っている。
『ジェノサイドキャノン、発射体制へ』
「にっ、逃げろ~~~~っ!」
金の切れ目が縁の切れ目、傭兵団は国家に特に忠誠を誓っていないので、旗色が悪くなったら即逃走。
この際、一大勢力の遊牧民とかエルフドワーフは員数外。聖堂騎士団も違う意味で死ねる敵。ドラゴンに巨人に天空の城にフェンリル、精霊王に精霊とか地下世界の住人なんか相手強キャラ過ぎるので対応不可。
他の兵団も装甲値ゼロの農民兵も、蜘蛛の子を散らすように逃げ惑い始めて、周囲を包囲しているフェンリルとか大蟻に当たり始めた。
司令部と言うか、将軍様領主様雁首揃えている場所でも、もう降伏以外に道は無かったが、あ~だこ~だこねくり回しているうちに、小田原談判を天空の城が待ちきれずに、ジェノサイドキャノンの発射体制に移行。
質量兵器で神の杖の系統なので、上空に移動した方が重力加速で威力が増すが、この程度の地上のゴミクズは、訓練程度にしか考えていないので動作チェック。
ツァーリボンバを使うと、地上と言うか地球の運航に影響が出てしまうので、低出力で制限を加えて爆発させるのと同じ。艦載機も天上人も訓練的に出動してみて駄目出し。
「ぎゃあああああああっ!」
まず低出力のジェノサイドキャノンが対岸で爆発し、逃げ遅れた奴らが巻き込まれた。
天上人も地上攻撃を開始して、艦載機でレーザー照射。
『精霊達や、人間共の目を潰してきておくれ』
『うん、おばあちゃん』
まず人類には見えない精霊が数万匹展開中、アイスバレットやストーンバレットの目つぶし攻撃。
「目があああっ! 目がああああっ!」
敵兵が多数失明して、どう逃げればいいのかもわからなくなった。
他にも風魔法氷魔法何でもアリで、チルノみたいな妖精も「陽性です」「妖精なんですか?」と言う殺戮に参加。
地下の住人の大蟻が誘拐を開始して、手足を噛み切られた人物が地下に搬入されて行く。
「蟻の巣だけは嫌だあああっ!」
ホモゴブリンゲイオークに三か月ごとに子供を五、六匹産まされたり、孕み袋にされた後は、エイリアンみたいに大蟻の卵の抱卵器にされて、内臓を食われて行って「死ぬことも許されない激痛の五か月」を過ごし、中身を食われる苦痛は分泌物で抑えられるが、脊髄や脳を食われたら腹や口から虫のデッカイ幼虫が出て来てお役御免。
カラスにケツの穴からつつかれて、ハラワタから食われた小鳩、みたいな残骸になる。
「エクスキューショナーマンティス……」
大マンティスに対面した奴は死刑確定、更に茶色いので逃げるのも許して貰えず、視界に入った奴全員脂肪。
「糸がっ、糸がああっ!」
大蜘蛛の麻痺毒入りの糸なので、一時間もすると呼吸も出来なくなって死ぬ。「のんびり農家」に出て来るザブトンさんぐらいなので、地球防衛軍のゲーム、インフェルノステージの蜘蛛ぐらい、空飛んで追い抜かれて後ろから糸ぶっ掛けられる。
その間に地下に連れ去られて人生も終了。
『災いの時は来たれり、ヘルグラビティゾーン』
デカすぎるカブトムシで、蟻の巣の決戦兵器に搭乗したリッチも、十階梯呪文で一般兵を圧殺。
普通の大人しい農民兵と思われた奴らも、散々国境付近の村で「ヒャッハーー!」して、皆殺しにして略奪してレイプしてレイプしてレイプして来たので、仏の慈悲は無用。
過去の有名な傭兵団でも、見せしめのために若い女を広場に集めてレイプすると、大体20人以上に輪姦されると死んでしまうそう。体の中に20人分も異物を入れられるのに、人体は耐えられない模様。
今現在生き残っているのは、乙女戦争みたいに前も後ろも血塗れになるまで犯されて、それでも生き残った頑丈な体を持った者。
まあ世の中には、天国大魔境みたいに、ヒロインは一晩他の男の所でタップリ犯されてナカダシされ、翌日帰って来た所で弟?に告白されて「これから俺が姉ちゃん(血は繋がっていない)を守ってやる」みたいな、女の子宮の中に別の男の精子がタップリ注がれて、満タンになってニンシンしている状態の女がいいのか、女の貞操なんか一切気にしない連中もいる。
乙女戦争のキズモノヒロインに言い寄る男もいて、潜水艦物で行きずり男に孕まされて捨てられたヒロインに告白したがるマニア過ぎる主人公もいて、ハインライン作品でも「妊娠している女の子なんか取り合いになって、すぐ告白されて結婚することになるよ」らしい。
赤いペガサスみたいに結ばれない実の妹の場合、種は同じF1ドライバーだが生意気な若造で、軽い事故で脳にダメージを負って死んで、産まれてくる子供と妹は自分が養う、系のエンディングもある。
少女漫画だとネタギレするとヒロインが誘拐されて誘拐されて、男どもが競うように救出に行っても「ギリィッ!」をやった悪役令嬢の手下やチンピラに輪姦されていて手遅れ、それでも愛を確かめ合うイベントで「君は汚れてなんかいない!」で愛されて大団円まである。
手塚作品でも「強姦された女なんかと結婚できる訳ないやろ!」と言う扱いだったが、結局ユダヤ人のアドルフと結婚していた。
妊婦風俗という実在する場所まであって、「産み月の女性がいます」と言われて対戦すると、開始五分で破水して「うっ、産まれる~~っ!」になってしまい、嬢は救急搬送されて行って、その後放置された気の毒な奴もいる。
まあどうせ「棄民」で、戦争をわざと起こして死んで貰って来て、頭数と食い扶持を減らすために送り込んでいるので計算内。
大陸に送り込んで南方にも送って、死体を土嚢みたいに積み上げて死なせるのが目的で、農家の次男三男以降どうやって食わせるのか? 産業もないので「大陸や南米にこの世の楽園がある」と言って移民に送り出して、与えられる土地と言うのは、一草一木すら生えない荒れ地で高地。
隣国の兵や民兵が略奪に来たら、真っ先に殺されてレイプされる場所で、最初から分かった上で騙して「死んで来てください」と言うのが棄民政策。
アルミンのお爺ちゃんみたいに、口減らしのために巨人に向かわされて死なされる。
今回聖国の仕切りで、この国を分割占領しましょうというパイの切り分けで、途中勝って国土が増えれば御の字と言う浅い計画。
『ギャオオオオオオオオオンッ!』
雷化したフェンリルが巨大なまま数頭駆け込んできて、ジュール熱で人を焼いて轢き殺して撥ね殺して行く。
子ドラゴンも数頭飛んで行って「かりのれんしゅう」生き餌が沢山いるので、猫がネズミや雀を弄んで殺すように、動かなくなるまで遊ぶ。
親ドラゴンや成竜も、爆裂魔法までは不要でも、点火してやって永劫系の呪いで踊り狂わせてやる。
巨人も参戦してデッカイ顔で見ながら徒歩で追いかけて、人間の絶望の表情とか見てニヤニヤする。
進撃の巨人の奴らみたいに、知恵の実を捨てて生命の木の実を選んだのか? こっちの巨人は永遠の命までは持っていないので「知的障碍者を馬鹿にしている」とか言われて絵を差し替え、アッコさんみたいな奴になって、目が怒っているのが出るかもしれない。
「ぱぐしゃあああっ!」
デッカイ棍棒で地面スレスレに掃討されて、何人も吹き飛ばされて脂肪。
『出陣っ!』
既に結構な地獄絵図だったが、遊牧民もドワーフも商店主も略奪のために出動。行きがけの駄賃と言うか、戦争の華は略奪。
でもエルフホビットノームは略奪に参加しない。
この世界にはジュネーヴ条約だとか、捕虜と言った寝ぼけた思考は存在しない。
戦争奴隷になることはあるが、趙の軍勢みたいに、捕まると自分で川沿いの柔らかい所を掘らされて、穴埋(中国語なら「あなうめ」は一文字で表記できる)になって上から土を掛けられて、約30万人が戦死させられたと記録がある。
村で誘拐されて敵の性奴隷として帯同させられていた、ユーゴか敵側の12.3歳のょぅじょみたいなのが「友達がレイプされたの」だとか人格分裂しちゃって、他人が犯されたことになっている気の毒な奴もいたが、今度は敵から遊牧民に所有権が移って、言葉通じない所に連れて行かれたりもする。
オッサンが買い取ってやって、ちゃんこ番とか冒険者に仕立てたりもするが、もう故郷は焼かれていて存在しないし、住民も家族も大抵はぶっ殺されている。
もう脳みそも体も精神も破壊されていて、夜中に悪夢を見て泣き叫んだりするが、復讐の鬼になって竜魔術を覚え、黒フードを被って邪神信仰で、魔獣の血を加工した赤い薬を配ったり、テロで敵の民族を根絶やしにすることはある。
信仰が違ったり「マリア観音」なんぞ祭っていたら全殺し。逆踏み絵が開始されて、仏とかコーランやら、パズズの類の悪魔を踏めない奴は吊るされる。
ロヒンギャとか少数民族は収容所に詰め込まれたり、この時代なら素直に絶滅。ょぅじょ少女の性奴隷だけを連れて行く。
『ヒャッハーーー!』
逆ヒャッハーーしてやるが、危険地帯に入ると吹き飛ばされる。
大蟻は装備不要なので脱ぎ脱ぎさせてキャストオフしてから連れ去る。鎧とか剣とか槍に金属やら財布は残っているので回収可能。
ドラゴンに焼かれている奴に触れると、延焼するので触れられない。
天上人の演習場所に行くと、駆除対象の人間と一緒に焼かれる。
やっぱりドイツポーランド騎士団みたいに、遊牧民に追走されて追走されて、笑われながら狩りの標的にされて全滅。
旧日本軍みたいに空母機動部隊犠牲にしても「栗田ターン」して、自分の戦艦部隊が失われるのが惜しくて、自分の命も惜しくて敵上陸部隊に艦砲射撃せずに逃げだしても。南雲中将みたいに作戦前から問題がある人物と知られていても、海軍的序列で司令官にしなければならず、魚雷や爆弾の積み替え積み替え命令で、その間に米軍の攻撃を受けて空母部隊全滅と言うか自滅させた奴みたいに。言い訳言い逃れだけは百人前の奴もいるので、綺麗に掃討。
巡洋艦や駆逐艦部隊が生き残っても、米軍の分艦隊が追走して追走して、軽空母が追走してるので標的にされて沈められて全滅。
隣国もドラゴンフェンリル巨人大蟻の巣天空の城に遊ばれて、逃げても追走されて全滅。
王国の将軍様や領主が、部下に死の突撃を何度もやらせて、自分だけ生き残ろうとしたので、出来るだけ残虐に処刑。
「蟻の巣だけは嫌だあああっ!」
一番嫌な死に方、蟻の巣でホモゴブリンに掘られて抱卵器にされる最期を選ばせてやって地獄行き。自決できなかったので「死ぬことすら許されない激痛の五か月」の開始。
ハンニバルに対抗したローマ軍が縦深陣を敷かれて、中央だけ後退したのに釣られて、後ろを騎兵に蓋をされ、ついに立錐の余地がなくなるほど包囲殲滅されたみたいに、誰も逃れることが出来なかった戦場として戦史に残った。
今回も笑えるオチは無く、ホラー展開に。
対岸
「おい、誰か王都の方も行ってやってくれ、どうも周辺国全員敵でな、包囲されてるらしいんだ」
『俺が行ってきます』
オッサンの家で育てられた息子の竜の一人が立候補して、聖堂騎士の十二使徒が使者として立ってくれて、実力行使要員として竜魔術が使える兄妹も同行。
「前の王様とはダチでなあ、息子を頼むって言われてるんだ」
バカ息子だがオッサンも後見者の一人。親父の王の方も気持ちのいい男(性的な意味ではない)だったので、オッサンの力を使えば天下を取れていたが、オッサンが実力行使を嫌ったのでそうならなかった。
他にも隣国にカツアゲに行くのも決まり、母竜が「王国カツアゲするにはこうするのよ」と、まだ小さい孫竜に見本を見せるために出立。
魔王の息子とか「ドラちゃん」と呼ぶ母親も来ているので、可愛い孫を見せびらかしに行くとも言う。「赤ちゃんを可愛いと褒められたから、何度も見せびらかしに来るカワウソ」みたいな感じで行く。
聖国の方にも、聖堂騎士団が竜に乗って連れて行かれ、カクカクシカジカで、どっちが勝ったのか説明しに行く。
竜と巨人と大蟻の巣と天空の城と、エルフとドワーフホビットノームと遊牧民相手には「破門」は通じないのだと説明してやらないと、法王とか側近は頭が悪すぎて「破門だ、破門」を振りかざせば、竜でも従うと思い込んでいる知的障害者なので「降伏しないとすぐにぶっ殺されます」と説明しなければならない。
周辺国十か国ほども全員敵だったが、古い盟約とか注意事項「オリオン腕の地球には手出しするなと言っておっただろうがっ!」みたいな、デスラーとの約束は反故にされていた。
まあギルドも実績を認めないで、竜の卵を返還した奴は、その王国ごと竜に滅ぼされたので誰も知らないし、エルフ国ドワーフ国天空の城で起こったことは誰も知らない。
魔国内で起こった一連の出来事も「人間の勇者がやって来て、魔族全員ボコられました」とは公表できない。
と言う訳で、攻めてきた周辺十か国全員と、小さな絵図を書いて仕切った聖国も滅んだ。
王都
「停戦っ、ていせ~~んっ!」
巨大なネームドの竜が出現したので、誰もが戦争の終わりを認識したが、上に聖国の聖堂騎士、それも十二使徒が乗って来たので停戦した。
聖国の法王庁の人物に「寝言言ってんじゃねえぞ」と言われたが、テントの外にはネームドの全長数十メートルの竜が鎮座ましましているし、すぐに天空の城も超音速で駆け付けてくれたので、降伏を受け入れた。
天空の城も話通じないし、どれだけ一方的な虐殺だったかを説明すると一応通った。
「どれ、奴らには高額の賠償金など支払わせて、各国で案分しておきましょうか?」
「そうでしょうな、これだけの行動を起こさせて、タダと言う訳にはいかんでしょう」
まだ立場が理解できていないようで、自分達は殺される寸前だとは思わず、キラキラ着飾った金銀の鎧が敵に通じると思い込んでいる。
更に周辺国とはこれから話し合い、その場でもこの意見をぶち上げて、ただでは帰らないと言い張る模様。
「お待ちくださいっ、あちらでの惨状はお話したはずっ、天空の城は話し合いの時間など待ってはくれませんっ」
「ええいっ、五月蠅いっ、お主の意見など聞いておらんっ」
今までも暗愚すぎる連中だとは思っていたが、今回もこの馬鹿共のせいで大勢死ぬ。
「御考え直しをっ」
「奴らでも聖堂騎士団には手出しできんっ、何しろ破門だからなあ、はっはっは」
愚かだ愚かだと思って来たが、ここまで無知蒙昧だとは思わなかった。
「奴らは神など信仰しておりませんっ、自分こそが神だと吹聴する連中ですっ」
「先程から何を馬鹿な事ばかり言っておるのだっ? 神は絶対なのだぞっ、竜や天空の城がどうしたというのだっ」
正直、もう駄目だと思った、神罰は下る。
『じゅーにしと、こい』
テントの外から竜が顔を出して、十二使徒だけが呼ばれた。
『このあと、ありがくる、おまえだけでもにがす』
竜は十二使徒を握って拘束、そのまま外に出て行こうとした。
「この後、王都の地下から大蟻が出てきます、人間では太刀打ちできない大きさと数です」
「まだ言うか、この下に蟻などおらん、研究者の教本も呼んでおらんのか」
「はははっ」
間違っているのは教本の方で、蟻は大都市の地下で下水道を栄養にしている。大ゴキブリや大フンコロガシがいて、キノコや薬草の栽培までしている。
人間の死体や家畜の死骸も、墓場や屠殺場からアブダクトしたりキャトルミューティレーションしている。
大マンティスや大蜘蛛が行動を共にしているのは、偶然だと書かれているが、オッサンが言う通り奴らは「蟻語」で育てられて会話している。
オッサンは地下最下層まで到達して、ゾーンと呼ばれる場所の「部屋」にまで入り、リッチと出会って語り合い、あらゆる願いが叶う場所で何かを願ったので、蟻の生態も全部知っている。
数の暴力で自分も始末されないよう、竜は聖国陣営のテントを離れた。
包囲網内側
『シュッ、シュッ、シュッ』
「ベーコンのフライだっ!((C)宇宙の戦士)」
オッサン→大蟻の巣→王都地下の蟻の巣の連携で話が通じて、王都周辺で包囲していた周辺国に、地下世界の住人大出場。
オコボレと言うか、これから抱卵器搬入し放題だそうなので、喜んで地下から出て来た。
包囲している周辺国の兵士と同じく、王都を思うさま略奪してやろうと思って来ているので、タダでは帰ってくれない。
『略奪を許可するっ!』
実力行使要員の竜魔術使いが、蟻語で略奪の許可を出した。
間に入ってくれている十二使徒の顔が潰れるが、こっちもあ~だこ~だホザいて、良い条件で降伏して王国から賠償金まで出させようとしたので即却下された。
「蟻の巣だけは嫌だああああっ!」
交渉決裂、大蟻の軍団が出陣、人類が適う相手ではないので、数の暴力と巨大さの暴力で蹂躙。
「ぎゃああああああっ!」
こちらでも巣で飼われている大マンティスや大蜘蛛も出動。放送できない大ゴキブリで、人類の偏桃体に「捕食者」と書かれていて、戦うことすら諦めて逃走する敵も来ているので全面崩壊。
『シュッ、シュッ、シュッ』
もちろん包囲網の外側でも待ち構えている、合計数万匹の戦闘蟻と働き蟻。その数に匹敵する大マンティスと大蜘蛛も出場。
「回り込まれたっ、もう駄目だああっ!」
先程のクソ偉そうな聖国関係者も、全員地下に搬入された。
「蟻の巣だけは嫌だああああっ!」
新人育てて二十年、とある教え魔のオッサン王になる「君たちはもう何にだってなれるっ!」「せ、先生っ!」 @piyopopo2022
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