この作品は、作者である上月祈さまのセンスが光っています。くすぐったいような、先生と女子生徒とのやりとりが冒頭にあるのですが……後半に差し掛かりますと、たまらない展開が☺️「古典」のせんせ、である事がポイントです。こんなやり取りをしてくれる、先生、男の人って素敵ですね。自分を読み解いてもらう気持ち、客観的に見ていてもたまりません。知的な恋のやり取りを味わってみたい方にオススメです💕
卒業式を迎えるのを女子生徒さんはずっと待ってたんだろうなぁと思いを馳せます。やっと異性としてアピールできる。そんなときにこんなラブレターを贈るなんて、なんて雅な!先生も頭を悩ませながらも誠実に答えていて、ああこんな先生だから惹かれたんだろうなとわかります。キュンとしたい方はぜひ読んでみてください。最後に作者様へ。素敵な物語をありがとうございました。良いお年を!
唐突ですが、古語・古典ってミステリーだなぁって思う時がありました。ずっと、苦手だったんですけどね。この物語を読んだら、ちょっと好きになりそうです。現在、SNSが蔓延しているなかで、女生徒が先生にねだったのは「住所」そこから始まる、手紙というレトロの中に隠されたロジックあぁ、先生。これは、もう完全犯罪ですよ。そのロジックを解いたら。先生、もう後戻りできませんけど?これは名探偵(先生)への挑戦状――。受けて、たちますよね?