柔らかな文章が綴るのは、新撰組隊士達の日常。血に塗れ、日の本全土に剣客としての恐ろしさを轟かせた彼等にも、こんな一時があったのではなかろうか。こんな柔らかな会話を交していたのではなかろうか。そう思える物語です。
ポピュラーな人物から、あまり取り扱われないマイナーな人物まで出ているので、幕末史好き・新撰組好きさんへの推薦は勿論のこと。史実を絡めた作品は苦手と思う人もスッと読めると思います。是非、読んでみて下さい！

ささやかな日常が柔らかくかつ丁寧に描かれていて、こんな日常があったのかもしれないと思わせてくれる素敵な作品でした。
読んでいて笑みが思わず浮かんでしまうような、幸せなお話をどうもありがとうございました。

丁寧で、どこか切実な語り口調に惹かれてどんどん読み進めています。
鬼の副長も魁先生も、やっぱり人。
新選組の表情が見える、とても誠実な作品だと感銘を受けました。