魅力的な雰囲気に私も砂糖に引き寄せられる蟻のように近づいてしまう。

珈琲店の内装が素敵だなと思いました。
私はおしゃれなお店ってものおじして入れないので、仕事の名目で堂々と入れる上に一杯サービスされている角砂糖売りがうらやましいです。

そして話の内容自体も面白い。
作中の「悪魔」がなんなのか明かされず、読者に「悪魔の定義」を考えさせるところに妙味があると思います。

不思議に満ちていて魅力のある物語で、別のところで箸にも棒にも掛からぬ状態だったというのが信じられません。

この物語自体が珈琲のようです。
芳しい香りに引き寄せられ、飲むと少しの苦みがクセになる。
少しの「謎」が残るお話が好きな方におススメです。

最後に作者様へ。
魅力的な物語をありがとうございました。
これからも楽しみにしています。

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