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目まぐるしい展開で、読み応えがありました!
ジルたちの決死の作戦、知らされていなかったマリエル、どうにも承服できずに現場へ飛ぼうとするマリエルについていこうと決意するアウラ。
メイが立てたのでしょうか、作戦としては『他がうまくいかなかったら、最終的にこうする』のを持ってきたなと感じましたが、それだけこの作戦が一番、成功率が高いと踏んだのでしょう。メイは国自体に対する(擁する国民に対する)想いが強いのだなと思いました。
知らされていなかったマリエルが可哀そうで…。その覚悟もさせてもらえないまま、母も兄も婚約者も良き友も失うなんて、混乱して当然ですよね。王族として理解はできるけれども、承服できない。事前の相談なしですから、こうなっても(マリエルが暴走しても)納得です。あれ、これ頭の回るメイが予想していた…ってことは……? 結果的に現場に飛び込むことになり、アウラが共に来て、魔封じの銀環をラヴェンディアに嵌めることができた。王妃も正気に戻ったっぽくて、すぐに状況を理解した様子で声を飛ばしている…。もっとも、アウラがラヴェンディアに銀環を嵌められたのは偶然といえば偶然ですが、想定外の駒がメイの元に来ていたのは確かですしね…。
まだ全員が無事で良かったです。王妃がマリエルに受けた傷、致命傷かどうかはアウラには分からないでしょうが、それほど深く刺していた、ということですね。本当に致命傷になっていなければいいのですが…。王妃にこれまでの記憶があるなら(彼女の様子からおそらくあるのではないかなと予想しています)皆に説明をしてもらわねばなりません。最後の希望といってよいですね。
フェリシテに対するラヴェンディアの言動に、心が揺れました。こういうの、ぐっときます。この二人の間に何があったのか、途端に気になってきました!
続きも楽しく読ませていただきます!
作者からの返信
作戦の立案は基本的にメイの役目です。民への被害が最も少なくて済み、最短で終えることのできる策を採用しています。
ジルがそれを望んだからです。ジルのため。
既に民に被害が出ているこの状況なので、感情は度外視。アウラを巻き込んだのが、マリエルに対するせめてもの良心、と言えなくもない感じです。
メイはマリエルの行動については予期していました。
マリエルが持ってる転移の魔術具の行き先なども把握していたので、「ちょっと行って殺ってこい的な思考」です。
わりとひどい。
そうでなかったら、とりあえずマリエルから魔術具を没収してたと思います。
妃殿下をマリエルにやらせる、については何をどう説得しても、絶対にジルが(ついでにセラとレオンも)承服しないことがわかっていたので、メイの独断です。
メイとしては、とにかくジルたちがラヴェンディアを殺すための不安要素を排除しておきたかったので、それをマリエルにやらせた、という形です。
そしてマリエルの仕業であることは公にはせず隠蔽する気満々。
彼の計算外は、そこにアウラがついて行ったことです。
はあ!? なんでだよ!? ってなったと思います。ブチギレた。
ただ、アウラが予想外の働きをしたことで、誰にとっても予想外に最上の結末になった、という感じですね。
メイも別にアウラに死んで欲しい、とかは思ってないんですよ。基本的には善性の人です。非情になれるだけ。あとでこっそりちょっとだけ反省したと思います。
王妃は結構ぐっさりいってます。
殺意もりもりでマリエルやりました。
ラヴェンディアとフェリシテは、優れた魔法士同士、学び舎で意気投合した仲です。それ以上ではなかったけど、互いの本音はどうだろね!
ジルをその後生かすなら、王妃の説明が最後の希望ですが、どうかな!
続きもぜひ、おたのしみください。あとちょっとです!
特に、ラヴェンディア様が妃殿下の名を叫んだところから、もう堪らなかった。いやマリエル様の覚悟を見たときからですね。
❤︎❤︎❤︎❤︎❤︎……😭
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このエピソードには特に、水を差したくはないのですが……エピソード後半「本当に、すっかり見違えた。こんな再会 “で” でなければ、どんなに良かっただろう」
“で” が衍字かと存じます。
作者からの返信
ありがとうございます。
ラヴェンディアも柄にもなくマジ焦りしたようです。
みんな覚悟が悲壮過ぎて……
応援❤︎いっぱいありがたい……
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くうううう! ありがとうございます!
ここのミスは痛いので、とてもありがとうです。
ミスが、なくならない……! あんなに見直してるのに……!