第24話

「これより、新たにできた迷宮内の調査を行う!班は事前に決めた通り、一定の時間を空けて突入する!」


そう言うのは、隊長らしき人


今、僕は気配を完全に消して、迷宮の木の上から、その様子を眺めている


「迷宮内は、どうなっているかわからない。ゆえに、慎重に進むように!それから...」


「ふぁ~」


眠い


実に眠い


いや、体は眠くないんだけど、精神が眠いって言うか


そう、言うなれば、始業式とか終業式とかの校長の話を聞いてる感じ


そんな長話のような注意事項や激励を言う隊長さんを眺めて、危うく寝そうになった


「...それでは、第1班から突入する!」


...お?


やぁーっと、入ってきてくれた


入ってくるまでの時間暇だったから、適当に、どこの国の人か見てみたけど、甲冑の腕の部分に描かれたマークがあの王国のやつと違ったから、多分別の国なのかな?


まあ、どこの国だろうと、僕のテリトリーに入ってきた奴らは全員、僕の糧になってもらうだけだからね


ちなみに、1つの班が大体30人で構成されていて、8つの班があった


ざっと鑑定してみた感じ、校長のような隊長が、一番強い


それも、率いてきた隊員と全員とやっても多分勝てるくらいには


だとしても、僕には技術面を入れたとしても、多分若干及ばない


その隊長が3人いるとなるとさすがに僕でも厳しい


まあ、逆に言えば、3人いれば、僕に勝てるかもしれないって言うだけで、祖語いと思うよ


って、めっちゃ上から目線の話してるけど、実際その隊長さん、名前は興味ないから見てなかったけど、どこかの帝国の四天王の第3席らしい


四天王がどのくらいの強さでなれるのかは知らないけど、その国の中では、トップ層の力を持っているだけある


まあ、だから今回の迷宮調査に派遣されたのかな?


あ、それと、1つの班の構成は、班長が1人とその補佐に2人


あとは、一般兵


とはいえど、ステータス的に、この間潰した街のギルドで戦った人と同じくらいの力は持ってる


...どんだけ帝国は力持ちなのかな?


いつかは帝国と戦争してみようかな


そしたら、面白うそうだし、何よりさらに僕が強くなれる


強さに貪欲になることは悪いことではないしね

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白銀の簒奪者 みたくししょー @Mitakusisyo-

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