新約白雪姫

アチャレッド

新約白雪姫

 ある国に、“白雪姫”と称される程容貌に優れた王女がいた。

しかし彼女の継母である王妃は自分こそが世界で一番美しいと信じていた。

彼女が秘蔵する魔法の鏡は


「世界で一番美しいのは誰か」


との問いにいつも


「それは王妃様です」


と答え、王妃は満足な日々を送っていた。

 白雪姫が七歳になったある日、王妃が魔法の鏡に「世界で一番美しい女は」

と訊ねたところ


「それは白雪姫です」


との答えが返ってくる。

怒りに燃える王妃は猟師を呼び出すと


「白雪姫を殺し、証拠として彼女の肺臓と肝臓を取って帰ってこい」


と命じた。

しかし猟師は白雪姫を不憫がり殺さずに森の中に置き去りにする。

そして王妃へは証拠の品としてイノシシの肝臓を持ち帰った。

王妃はその肝臓を白雪姫のものだと信じ大喜びで塩茹でにして食べた。

 そんな中森に残された白雪姫は七人の小人たちと出会い生活を共にするようになる。

一方白雪姫を始末して上機嫌の王妃が魔法の鏡に


「世界で一番美しいのは?」


と尋ねたところ


「それは白雪姫です」


との答えが返ってきた。

王妃は怒り狂った。

そして怒りの収まらない王妃は物売りに化け、小人の留守を狙い白雪姫に毒リンゴを食べさせた。

白雪姫は倒れ王妃は笑う。

やがて帰ってきた七人の小人は倒れている白雪姫を見て


「白雪姫が死んでしまった」


と悲しみにくれてガラスの棺に入れるのだったーーー……。








 「あぁ…白雪姫……こんなにも若く美しいのになぜ死んでしまったんだ……!」


小人の一人、いつも冷静でみんなの纏め役のドクは悲しみガラスの棺に寄りかかる。


 「いつもいつも我儘ばかり言ってっからだ!クソぉ!我儘な癖になんで素直に毒リンゴなんざ食っちまうんだよ!」


グランビーは当たり散らす様に近くの物を蹴った。


 「嫌だぁ!君には不幸なんて似合わない!幸せじゃなきゃ駄目だぁ!」


いつもは幸せそうに明るく笑うハッピーも顔をぐしゃぐしゃにして涙を流す。


 「ぐすん……ぐすん……」


寝ている時間が起きている時間よりも多いスリーピーは寝ずに啜り泣いた。


 「うぅ……そんなぁ……君ともう話す事も笑う事もできないなんて……」


恥ずかしがり屋のバッシュフルは部屋の隅で涙で床を濡らしながら俯く。


 「うわぁーん!クシュン!目を開けてよぉ!クシュン!」


くしゃみっぽいスニージーの顔はくしゃみと涙でぐちゃぐちゃだ。


 「…………えぇ?………あれぇ?」


普段ぼんやりしてるドーピーはまるで理解が遅れてる様に首を傾げる。


「「うわぁぁぁぁん!」」


七人の小人達は声を揃えて泣いた。

棺で眠る白雪姫を想って。

白雪姫が目覚めるにはもう王子との邂逅待つしかないのだ。

と思っていた。


 「うるせぇ!寝てんだろーが!」


しかしこの白雪姫は違った。

棺を蹴り開け髪を掻き上げながら起き上がる。


「ぐへぇ…!まっず!何あのリンゴ!義理ママさん料理下手かよ!」


ペッペと喉にあるリンゴを吐き出す様に舌を出して叫び散らす。

その様は白い雪と称されるにはあまりにも粗暴で奔放だった。

怒りん坊のグランビーは言った。彼女は我儘だと。

 それは彼女が七歳の頃の事。

七人の小人達は森に置き去りにされて白雪姫を憐れに思いそれはそれは可愛がった。

可愛がって甘やかした。

気づいた時にはもう遅く、白雪姫は中々の自由奔放、勝手気儘のお転婆娘となっていたのだ。

 死んだと思っていた白雪姫の突然の覚醒に小人達は感情がついていかず混乱ーー………

しなかった。


「やっぱ生きてんのかよ!驚かせんじゃねぇ!」

「ええ……毒リンゴはどうしたのぉ?」


グランビーは怒りぼんやりしてるドーピーは不思議そうに首を傾げる。

しかし白雪姫は水で喉の洗浄をしながら答えた。


「あ?知らんよ。つか何コレ毒リンゴだったの?そら不味いわ」


パワフル過ぎる。

常々小人達も思っていたがこの少女は“白雪姫”などと称すにはあまりにも儚さが足りていない。


 「取り敢えず良かったんじゃないかなぁ!白雪姫おはよー!」


ハッピーはウキウキで白雪姫に抱きつき白雪姫もよしよしと頭を撫でる。

しかしみんなの纏め役のドクは額に手を当てて首を振った。


「いやいや待て待て待ってくれ…!」

「んにゃ?なんだよ先生」


白雪姫はあらゆる事を教えてくれるドクを“先生”と呼ぶ。

先生ことドクは身振り手振りで感情を表した。


「王子の出番!無くなるから!」


実に悲痛な叫び。

しかしそんな事を気にする者が毒リンゴを吐き出してガラスの棺を蹴り飛ばすものか。

 白雪姫はあっけらかんと答えた。


「え、いいよ別に。私いくら美しいからって死体を持ち帰る男とか無理だし」

「それ原典版の方!言い方!」


くわっと表情を際立たしてドクは白雪姫に詰め寄る。

唯一いつも白雪姫の教育に参戦してくれるグランビーも怒り散らす様に叫んだ。


「もっとマイルドな方だよ!“無理”とか言ってやんな!」


しかし当然の如く白雪姫には響かない。


「いやけど私寝てる女にキスする男も無理。それもうあれじゃん?犯罪じゃね?」

「情緒!君にロマンとかないんか!?」


育ち続ける奔放さだけはドクでも養い切れなかったのか。

もっともらしい言葉を並べて白雪姫は王子を嫌がる。


 「王子は優しいぞ!?」


と“先生”ことドク。


「へ。優しいだけの男なんて信用できないね」

「君何者!?」


ドク撃沈。


 「王子は強いらしいよぉ?」


と“幸せ”ことハッピー。


「いずれ戦争は終わる。さすれば強さなど必要なくなるでしょう」

「白雪姫って賢者とかやってた?」


ハッピー撃沈。


 「う、馬とか…乗馬も、ば、馬車も自分で運転できる…らしいよ……」


と“恥ずかしがり屋”ことバッシュフル。


「そんなん家来にやらせりゃいいじゃん。自己肯定感高め?」

「ええ…?考え方が覇王過ぎるよ……」


バッシュフル撃沈。


 「王子は……クシュン!えと…外交も得意で顔が広いとか……クシュン!」


と“くしゃみっぽい”ことスニージー。


「それこそ外交官とかにやらせなさいよ。しゃしゃるな」

「クシュン!良い王子だと思うけどなぁ…」


スニージー撃沈。


 「王子は………いつも………起きてる」


と“眠い”ことスリーピー。


「私も起きてるよ。あ、けど寝てて良いとか言われたらめっちゃ楽かも」

「確かに。それいいね」


スリーピー撃沈? 


 「王子はなぁ!?テメェみてぇな我儘女も暖かく受け入れるだろうぜぇ!?なんせ相当出来た男らしいからよぉ!」


と“怒りん坊”ことグランビー。


「無理でーす。私優男きらーい」

「捻くれてんなよ!」


グランビーですら撃沈。


 「えーっと……王子イケメンらしいよ?」


と“ぼんやり”ことドーピー。


「俄然興味湧いてきたわ」

「「アホ!」」


七人の小人達は声を揃えて叫んだ。

 しかし白雪姫には一つ疑問があった。


「なんでそんなに王子オススメすんの?王子の腹心?」


当然の疑問だ。

彼ら小人はこの森で密かに暮らしていた。

そこに森に捨てられた白雪姫が来てからも一度だって森から出ていない。

何よりあれだけ可愛がって育ててくれたのに何故か頑なに王子の良さを教えようとしてくる。

流石に疑問を持つのが普通というものだ。

 するとドクは全員と順番に目を合わせて大きく息を吐いた。

まるで何かを覚悟したかの様に。


「……なに?」


不思議そうな白雪姫にドクはゆっくりと口を開く。


「実はな……我々七人の小人は、縁結びの妖精なんだ…!」

「え?ええええ!?」


わざとらしく見える程に白雪姫は驚き、じっとグランビーを見つめた。


「誰が妖精っぽくないってぇ!?」

「言ってないもーん」


本当に驚いていたのか怪しい程に白雪姫はケタケタと笑いながらグランビーから逃げ回る。

というよりそもそも話を聞いているのかこの小娘は。

 ドクは大きく息を吐いて白雪姫の足を止めた。


「いいか白雪姫。我々は世界で最も美しい君が王妃の嫉妬なんかで不幸になるのを見兼ねてこの森にきた。」

「ほーん」


席に座らされた白雪姫は乱雑な態度で返事を返す。

しかしドクは続けた。


「そこで我々縁結びの妖精七人の力粋を集めて調べた結果、君がこの先最も幸せになる未来はこの国の王子と結婚する事なんだ!」


ドン!と文字が浮かぶ程に七人は綺麗に並び白雪姫と向かい合った。

 雰囲気からして言っている事は本当なんだろう。

しかしそうは言っても白雪姫にだって意見はある。


「けど私一度も話した事ない男とか絶対無理よ?リームーよ?」


 ドクは大きくため息をつく。

しかし諦めた訳ではない。

 ここで「ハイわかりました」という奴ならそもそもこんな話をしてすらいないのだ。

それに白雪姫の言ってる事もちゃんと理解できる。

さすれば七人の小人達の出来る事など一つだ。


「よしじゃあ僕らの娘とも言える君の幸せの為に………僕らが王子を君にプレゼンしようじゃないか!」


 面倒くさい。と言いそうになったがそれ以上になんかちょっとワクワクしてきた白雪姫は小人達の想いなど聞く由もなく。


「おお。楽しみ」


と言った。









 ある国のある王妃。彼女は世界で一番美しい女性になりたかった。

その為に毎日の様に鏡に聞いた。


「世界で一番美しいのはだあれ?」

「世界一の美女って当然?」


毎日。ほんとに毎日聞いた。

そして世界一である為に義娘すら殺した。

筈だった。


 「いやだから世界で一番美しいの白雪姫ですって。通算何度目の確認すか」


鏡は気怠そうにそう答えた。


「そ…そんな筈ないわよ!だって私は毒リンゴを食べるのを見たわ!」


あり得ない筈の事に王妃は汗をかいて否定する。

しかし鏡はあっけらかんとして答えた。


「いや、あの子前にあのニート猟師使った時も生きてたでしょ。基本的に超タフ何すよ。現代っ子とは思えないレベルで」


対王妃とは思えない詰め方で鏡は捲し立てる。


「そもそもアンタ料理も薬の調合も出来ないでしょ。どうせ白雪姫に食べさせたのもただの鬼不味いリンゴっすよ。どうせそう」


この国で誰よりも人間臭く賢いのではと思える程の鏡だ。

魔法の鏡もあれ程しつこく聞かれなければここまで感情を丸出しにする事もなかったかも知れない。

 失礼な鏡は続けた。


「まずね、性格よ。結構マイナスポイントよ?若い人に嫉妬してちゃあアカンわうん」


つらつらと話し続ける鏡。

ふと気づくと王妃の拳は震えていた。


「こ…のクソ鏡がぁ!言わせておけば鏡の分際でぇ!」


流石にキレた。


「なっ!鏡の分際って何すか!鏡差別だ!」


王妃に反射する様に鏡も言い返す。


「叩き割られたくなきゃ私が世界一と言いなさい!」

「ナメんなこちとら誇りを持って魔法の鏡やっとんねんぞ!」

「何が“誇りを持って”よ!お前なんざ精々埃被るのが関の山だろうが!」

「テメェこの年増王妃が言いやがったな!くらえ太陽光反射!」

「ぐああああ!何しやがるぅ!」


 子供の様に喧嘩をし合う王妃と魔法の鏡の攻防は朝まで続いたと言う。

 因みに余談だが、魔法の鏡が感情マックスで話す様になってから王妃は接しやすくなったと評判らしい。

 二人のくだらない言い合いは城中に響き、夜は更けていった。







 やる気なく嫌嫌ながら歩く白雪姫の視線をグランビーは固定させる。


「ほら見ろ白雪姫!あれが王子だ!どうだぁ!」


小声で叫ぶ器用な話し方でグランビーは視線の先にいる王子を指す。

それでも気怠げな白雪姫はのんびりと視線を向けた。

ふと視線を向けた白雪姫の瞳はすぐに力強く見開かれる。


「うお。めっちゃどタイプ。超イケメンじゃん」


発言に若さが足りない白雪姫にグランビーは眉間に皺を寄せた。

しかし当の白雪姫は意外にも王子に釘付けでグランビーはフフンとしたり顔で笑う。

 第一の王子プレゼンはグランビーの“王子の顔を取り敢えず見ろ”。

どうやら上手くいった様だ。







 スニージーとスリーピーは部屋の壁に広げたプレゼン資料の前に胸を張って立つ。

プレゼンを見る為に座っている白雪姫と残りの小人達は手元に縮小された資料を持っていた。

実に準備の良い王道のプレゼンと言えるだろう。

 スニージーは資料を順々に指差しながら話していく。


「まず王子は非常に優しいという研究が出てます……クシュン!」


白雪姫は資料に目を通した。


 『王子は迷い猫を日が暮れるまで一緒に探してくれたんだ!』

 『手を振ったら全員分必ず目を合わせて振り返してくれるのよ』

 『わしの荷物を持ってくれてのぉ……良いお人じゃよ……』


 スリーピーはスニージーの指示に従いページを捲る。


「ほぼ全ての国民が王子に助けてもらった事があるの。余程の成人君主だと思うわ………クシュン!」


最早引く程に評価の高い王子。

捻くれている白雪姫は粗を探す。


「けどさぁ。王子っても人間でしょ?ほら隣国のシンデレラだっけ?あの子のとこの王子も要は足フェチでしょ?」

「足フェチでしょ?じゃない。何を適当言ってるんだ」


頭を使わない発言で白雪姫はドクにコツン、と叱られた。

 配られた資料に訂正する様にバッシュフルは白雪姫の横に並んで話す。


「え、えと…王子は……が、ガラスの様に…美しい人が好きなんだって……」


恥ずかしそうにプレゼンするバッシュフルを愛でる様に撫でて白雪姫は満面の笑みで満足気だ。

しかし発言は気を遣わない。


「顔だけしか見てない系?そういう男は絶対長続きしないよ」


 よもやこの我儘女は話を聞き入れる気があるのか。

 その後も白雪姫はやれ


「乗馬は金持ちの趣味だ」


だとか。


「強くてもうちの国平和だし意味ないじゃん?」


だのとあれこれとプレゼンを否定しまくった。

 その様子には段々と怒りん坊と称されるグランビー以外の小人達にも怒りを募らせた。

そしてとうとう、優しい先生のドクが代表して怒りを表す。


「もうお前は直接王子と話してこい!」


その言葉と共に七人の小人の手は光り輝き、白雪姫は光に包まれた。


「うわぁあああああ!」









 気づくと白雪姫はティータイムを嗜む王子の向かいの席に座っていた。


 「……………」

 「……………」


 え?こんな事できんの?

 白雪姫は驚きを表情で全面的に表した。

 確かに原典版でも首を絞めるのに使った腰紐をもう一回使って蘇生したり頭に毒の櫛刺された状態をどうにか蘇生したりと特殊な力はある気もする。

不味いリンゴで意識を失った白雪姫は自力だったというのに色々と謎の深い小人達だ。

というよりそもそも小人だ。常識は通じないのか。

 ふと白雪姫は辺りを見渡す。

 白雪姫が勝手に頭で独白を繰り返している間に突然現れた曲者を捕らえる為衛兵達は集まって来ていた。

万事休すか。

 森のプリンセスとは思えない感想で白雪姫は覚悟を決める。

しかし王子の表情が変わった。


「まさか君は………白雪姫……かい?」


自己紹介前の白雪姫を知っている風な王子に白雪姫は怪訝な顔で見つめる。

 ストーカーか?まぁ白い雪の如き美しさだしな。

 王子は白雪姫の表情を見て慌てて膝をついた。


「すまない。いきなり無粋だったね。実は僕はこの国の王妃の行いを側近から聞いていてね。君の事も聞いていたんだ」


 王子はどこか申し訳無さそうに俯く。


「王妃も昔は心の底から美しい人だったと聞いている。だが君への嫉妬心が大きくなってあんな事をしてしまったんだ。許される事ではない。だがどうか僕の方から謝罪をさせてくれないだろうか」


 爽やかなイケメン王子は白雪姫と目を合わせた。


「本当に申し訳無い。だがどうか安心して欲しいんだ。ここ数年の王妃はまるで人が変わったかの様に接しやすくなったんだ。だからもし良ければ君もこの国で………」


 ずっと黙ったまま話を聞く白雪姫は傍から見ると怒っている様に見えただろうか。

なにせ小人達以外は白雪姫の性格を知らないのだから今目前にいるのは継母から不遇にも殺人未遂を行われた憐れな少女だ。

 王子は申し訳無さそうに下を向く。

しかしこの白雪姫。常に人の予想の斜め上を行く事で定評がある。

 白雪姫は王子の手を掴んで視線を上げさせた。

 そして言い放つ。


「めちゃめちゃイイ男じゃん。取り敢えず友達から始めませんか?」


何とも“姫”の似合わないナンパだ。

 王子は驚いた顔で視線を交差させる。


「彼女を……王妃を許すのかい…?何て優しいんだ……」


こちらもこちらで何とも聖人君主な事か。


 「ダイジョブダイジョブ。最悪ムカついたら熱々の鉄の靴でも履かせて踊らせるから」


ほらこんな事言ってるぞと小人達は魔法で一部始終を見ながら思う。

しかしこの王子なら多分聞いていないだろう。

 継母に殺人未遂をされ森で育った自分に正直な少女と太陽から産まれたのかという程に聖人君主な王子。

ある種の変人カップルだが逆にお似合いなのかも知れない。

小人達は物理的にも遠い目で二人の行く末を見守るのだった。






 

童話とは不思議なもので実に突然のハッピーエンドを迎える。という事にする。

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