<下> 私は線を描くへの応援コメント
生きていることを実感する為に描いていた線。
ようやく
生きる為に線を描ける様になりましたね。
生きることの意味、あるもないも決めるのは自分。あるのだと言うのなら出来たのでしょう。
力強い言葉。とても良かったです。
まだこの子のたちは腐ってなくて良かったです。中には後戻り出来ないくらいに、心が腐り果てて、正常な思考が出来ない人も少なくなく、実際問題、こう言った人たちを救うと言うのは一筋縄ではいかないのが現状です。私の人生で、幾人と無く、その様な人たちに対峙して来ましたが、とてもデリケートで会話を進めるのも困難な場合も多いのです。
とても難しい問題ですが、目を背けること無く、これからも向き合っていきたいと思いました。
作者からの返信
かごのぼっちさん、コメントありがとうございます!
世のサバイバーたちに「生きていれば良いことある」なんて言えません。この物語も当事者からすれば「お前に何が分かる」と怒られるかもしれません。こんなものはただのお伽噺だろうと。かごのぼっちさんが仰るように、会話すらままならないのが現実なのでしょう。
そんな方たちに私が出来ることは少なく、本当に無力です。それでも、こんな未来が待っているかもしれないと、嵐の後には必ず虹がかかるのだと、そう願わずにはいられません。辛い目にあってきた方たちには暗い未来しかないなんて、そんな馬鹿な話はないはずです。
本作は、そんな私の願いを込めたお伽噺。
だから単なる続編ではなく『if』なのです。
地獄の苦しみを抱え続けるサバイバーたちが身近にいるかもしれないことを読者様にひとりでも多く知っていただくこと。そして、世のサバイバーたちが暗闇から脱し、こんな未来に辿り着けることを心から祈っております。
お読みいただきまして、ありがとうございました。
<下> 私は線を描くへの応援コメント
想像し難いほど辛いことがあっても、どんな状況においても、機会が訪れ心が前進できるという尊さを学ばさせていただきました。登場人物たちのきらきらとした輝きが見られて本当に良かったです。シゲルさんも含め、皆んなにはさらなる充実した幸せが訪れることを願っています。
下東さま、温かい線を繋いで描いてくださりありがとうございました。素敵なお話でした。
作者からの返信
円菜さん、こんなすぐにお読みいただき、本当に光栄です!
またこちらにも大変なご評価を賜り、さらに「遠距離家族」と「異世界転生、しますか?」ではレビューまでお寄せいただき、大変恐縮です。重ねて厚く厚く御礼申し上げます。
当事者から見れば、お前に何が分かると怒られるかもしれません。
現実を知らないおとぎ話だと怒られるかもしれません。
それでも、ひとつだけはっきりと言えることは、未来は無数に存在しているということです。
ヒロミたちには、もっと悲惨な未来が待っているかもしれません。
悪夢から逃れるためにドラッグに溺れるかもしれません。
結局自死を選択するかもしれません。
でも、そうであるならば、こんな未来が待っていてもおかしくないはずです。苦しみながら生きているひとには、暗い未来しかないなんて、そんな馬鹿な話はないのです。
ただ、都合が良いだけの話にはしたくなかったので、あえてこの物語は続編ではなく【if】の物語としました。
ヒロミたちのようなサバイバーの方々に、我々が出来ることはあまりにも少ないですが、こんな未来に辿り着いてほしい。苦しみの嵐の後には必ず幸せの虹がかかる。そう願ってやみません。
本作までお読みいただきまして、本当にありがとうございました。
<下> 私は線を描くへの応援コメント
前作コメントのお返事で「線」を捉え違えていたことを知り改めて読むと……本当に悲痛なのと、でもキャンバスと線での表現がそれ以上なくあてはまって更に胸にきました。自分の読解力不足ですが、読み直すとそれ以外には受け取れない表現で、もしかしたらあまりに辛い事象から無意識に目を背けたのかもしれません。
そして、今作でもやはり「線」を描く子たちがいてとても辛くなりましたが、目を背けない、見つけてくれた、人から手を差しのばされてよかったです。終わりじゃなくて、先がある。悲しいことにこの手だってまだまだ足りないのだと思いますが、それでも他でもない彼女達は前を向けた。線を書く、が今度こそ前作と違う意味に変わっている終わり、彼女たちにとっては続きでも始まりでもある未来を見れて良かったです。
作者からの返信
る。さん、コメントありがとうございます!
またこちらにもご評価まで賜りまして、重ねて厚く御礼申し上げます。
最近、目を覆い、耳を塞ぎたくなるニュースを見かけることが増えてきました。
第三者の私でさえ怒りが沸き起こります。そんな思いを文章にしたのが『線を描く』でした。
当事者からすれば「お前に何が分かる」と怒られるかもしれません。
こんな After Story も単なるおとぎ話だと怒られるかもしれません。
それでもひとつだけ言えるのは、未来は無数に広がっているということです。
ヒロミの未来はもっと暗いものかもしれません。
悪夢から逃れるためにドラッグに溺れているかもしれません。
結局、自ら命を絶つ決断を下してしまうかもしれません。
でも、そうであるならば、こんな未来があってもおかしくないはずです。
この世の地獄を経験させられたサバイバーたちに、こんな未来が訪れることを願ってやみません。
ヒロミたちに心を寄せていただき、本当にありがとうございました!
<下> 私は線を描くへの応援コメント
目の前の液晶ディスプレイに、輝くデジタルラインが描かれていく。
今度こそ、今度こそ、手首じゃなくて良かったです。
ほっとしました。
作者からの返信
本城さん、コメントありがとうございます!
またこちらの作品にも過分なご評価を賜りましたこと、この場を借りて厚く御礼申し上げます。
ヒロミの右手には刃物ではなくマウスに、キャンバスは自分の手首や左腕からディスプレイへと変わりました。生きる目的を見出すことができた彼女たちに、リストカットはもう不要です。心に深い傷を抱えながらも、前に進むことを選択したヒロミたち、きっと幸せになってくれると思います。
しかし、これは【if】の物語。
ヒロミには、もっと悲惨な未来が待ち受けているかもしれません。
でも、そうであるならば、こんな未来が待っていてもおかしくないはずです。
当事者からすれば、こんな物語はおとぎ話なのかもしれません。
「お前に何が分かる」と怒られるかもしれません。
それでも、ヒロミたちや現実世界のサバイバーたちに待っている無数の未来の中には、こんな未来もあるのだと、こんな未来に辿り着いてほしいと、そう願わずにはいられません。
本城さんの心に何か残せたようであれば幸いです。
本作をお読みいただきまして、本当にありがとうございました。
<中> 転機への応援コメント
みんな、シゲルさんに出会えてよかったです。
前作、線を描く、のラストシーンで、私はいわゆるカンバスで、絵で線を描く趣味になられたのかと勘違いしていました。
あとで下東さまから返信をいただいてから、うわあ、この人自分の手首切って線にしてるのかぁぁぁ、とひびりながら気づき、レビューの文言も少々変更させていただきました。
厳しい環境にいる方々は、そうせざるを得ない心理状態に追い込まれるのだろうなあ、としみじみ感じました。
作者からの返信
本城さん、コメントありがとうございます!
本城さんの仰る通り、ヒロミたちは自らのキャンバス(手首や左腕)に線を描き続けて(自傷行為を繰り返して)いました。彼女たちは、その痛みを感じ、流れる血を見なければ、生きている実感を得ることができなかったのです。
私の表現力不足ですね…… 本編の方を少し加筆したいと思います。
シゲルさんは、無数のリストカットの傷痕に敬意を払い、売春を続けていたヒロミたちを咎めることもしませんでした。そして、その過去さえも受け入れてくれました。それはヒロミたちが必死で生きてきたことを認めてくれた初めての瞬間でした。彼女たちにとって、これほど嬉しいことは無いと思います。
シゲルさんと出会い、無数の傷痕を左腕と心に抱える四人の少女は、新しい道を歩み始めることになりました。その道の先に待っていたのは? そして、ヒロミはその後も線を描き続けているのでしょうか?
<上> 家族への応援コメント
コメント、お邪魔します。
こういう世界、あるでしょうね。
女の子同士のかばい合いが悲しくて美しいです。
作者からの返信
本城さん、コメントありがとうございます!
ヒロミは、あの後も売春と自傷行為を繰り返していました。
そこで出会った三人の少女も、ヒロミと同じように家族に裏切られ、地獄を経験してきた女の子でした。
そんな中、ミカは明らかに自分たちと匂いが違ったのでしょうね。
そして、そんな少女たちが目の当たりにした本当の家族の姿。
血のつながりなんか関係ないふたりの姿に、四人は打ちのめされました。
しかし、人生は出会いと別れ。分岐点と選択肢の連続です。
ここでの出会いが、予想もしていなかったことにつながっていくのです。
四人の少女たちに待っていたこととは――
<下> 私は線を描くへの応援コメント
泣けました。
生きている実感があって良かったですー!
作者からの返信
今晩葉さん、コメントありがとうございます!
また過分なご評価を賜りましたこと、この場を借りて厚く御礼申し上げます。
たったひとりとの出会いが人生を大きく変えることがある。そんな経験をしたヒロミたちは、辛い過去を背負ったまま、自分たちの未来を信じて、前へ進む選択をしました。生きるための目的を見つけることのできた四人の少女。きっとその先には明るい未来が待っていると思います。
当事者からすれば、こんな物語はただのおとぎ話なのかもしれません。
当事者からすれば、「お前に何が分かる」と怒られるかもしれません。
それでも、その先に待つ無数の未来の中には、こんな未来もあるはずなのです。
現実の世界で苦しみ続けながら生きているサバイバー(性的虐待や性暴力の被害者)たちに、こんな未来へ辿り着いてほしいと、願わずにはいられません。
今晩葉さんの心に何か残せたようであれば幸いです。
この度は本作をお読みいただきまして、本当にありがとうございました。
<中> 転機への応援コメント
シゲルさん、素敵すぎます。
作者からの返信
今晩葉さん、コメントありがとうございます!
シゲルさんは、無数のリストカットの傷痕を「頑張って生きてきた証」だと敬意を示してくれました。
売春を続けていたことを咎めることもしませんでした。
地獄のような経験をしてきた彼女たちを蔑むこともしませんでした。
ヒロミたちは、初めてありのままの自分に寄り添い、理解しようとしてくれる人に出会えたのです。家族に裏切られ、その犠牲となってきた彼女たちにとって、これほど嬉しいことは無いと思います。
これまでの生き方に別れを告げ、新しい道を歩み始めた四人の少女たち。
新しい道の先にあったものとは――
<下> 私は線を描くへの応援コメント
「私は線を描く。」のリフレインが本編(ifでないルート)と響き合って、思わず目頭が熱くなりました……。
過去も、傷跡も、消えることはないんですよね。だから上書きしていこうという主人公の強さに感嘆するとともに、それを支えた周囲の人たちにも拍手を贈りたい気持ちです。
素晴らしい作品をありがとうございました。スタンディングオベーションです。
作者からの返信
街田さん、コメントありがとうございます!
またこちらまで過分なご評価を賜りまして、本当にありがとうございました!
ヒロミの未来。
売春や自傷行為を重ね続けているかもしれません。
悪夢から逃れるためにドラッグに溺れているかもしれません。
結局、自ら命を絶つ決断を下しているかもしれません。
でも、そうであるのならば、幸せになる未来もあるはずなのです。
当事者に「生きていればいいことあるよ」なんて軽々しく言えません。
当事者からすれば、こんな物語はおとぎ話なのかもしれません。
「男のお前に何が分かる」と怒られるかもしれません。
それでも、ひとつだけ確かなのは、未来は無数に存在しているということです。
ヒロミたちや、地獄のような辛い経験をしてきたサバイバーたちに、こんな未来に辿り着いてほしい。そう願わずにはいられません。
一点、お詫びです。
第三部の「<下> 私は線を描く」で、なぜかミー子とアヤっち、リクのその後の部分が削除されておりました。おそらく手直しした際に、誤って消してしまったのだと思います。大変失礼いたしました。
先程加筆しましたので、よろしければ、三人の if な未来もご覧いただければと思います。
この度は After Story をお読みいただき、そしてヒロミたちに心を寄せていただきまして、本当にありがとうございました。
<上> 家族への応援コメント
ifルートと頭に刻みつつ拝読しています。
最後の一文が心にひりひりと沁みる切ない章でした……。
作者からの返信
街田さん、After Story までお読みいただきまして、本当にありがとうございます!
血の繋がった家族から裏切られ、虐げられてきたヒロミたちは、ミカとシゲルの姿を見て気付きます。「血の繋がり=家族」ではないのだと。そして、ふたりのように信頼という名の絆で結ばれた「本物の家族」は、もうどんなに望んでも手に入らないものなのだと。
自分たちの置かれた現実を目の当たりにし、打ちひしがれるヒロミたち。
しかし、人生は出会いと別れ、そして分岐点と選択肢の連続です。
シゲルとの出会いによって、ヒロミたちには思いもよらないことが待ち受けることになるのです。 その待ち受けているものとは――
<下> 私は線を描くへの応援コメント
人生って、誰と出会うかがすごく大事ですよね。
生きている意味があると思えるようになってよかったです。
作者からの返信
碧絃さん、コメントありがとうございます!
また過分なご評価を賜りましたこと、厚く御礼申し上げます。
碧絃さんの仰る通りだと思います。
ヒロミはシゲルさんと出会ったことで、すべてが大きく変わりました。
人生は出会いと別れ、そして分岐点と選択肢の連続です。
もしも、公園で女の子を放っておいていたら、
もしも、公園が警察の一斉摘発の対象になっていたら、
ヒロミはシゲルさんと出会うことはなかったでしょう。
シゲルさんと出会わなければ、ヒロミにはもっと悲惨な未来が待っていたかもしれせません。
売春と自傷行為を繰り返しているかもしれません。
悪夢から逃げるためにドラッグに溺れているかもしれません。
結局、自ら命を絶つ決断をしていたかもしれません。
この物語は『線を描く』の続編ではありません。
あくまでも【if】の物語であり、ヒロミが迎えるかもしれない無数の未来の中のたったひとつです。
ヒロミには、この未来に辿り着いてほしいと心から願っています。
そして、世のサバイバー(性的虐待・性暴力の被害者)たちに、こんな暖かな未来が待ち受けていることを願ってやみません。
この度は本作をお読みいただきまして、本当にありがとうございました。
<下> 私は線を描くへの応援コメント
私は線を描く。
最初は呪いのような行動が……。
生きている証になった、という最後の描写がぞくりと、胸に突き刺さりました。
心に迫る、強烈な物語で、面白かったです。
作者からの返信
上野さん、コメントありがとうございます!
また過分なご評価を賜りましたこと、この場を借りて厚く御礼申し上げます。
主人公・ヒロミには、もっと悲惨な未来が待ち受けているかもしれません。
でも、そうであるならば、こんな幸せになる未来が待ち受けているのかもしれないのです。辛い思いをしてきた彼女には不幸な未来しかない、なんてことはないはずです。だからといって、都合の良い物語にもしたくありませんでした。だから、この物語は【if】なのです。
シゲルさんと出会い、悪夢から逃げるための売春をやめ、手にするものを刃物から3Dマウスに、そして描くキャンバスを自分の手首や左腕から液晶ディスプレイへと変えたヒロミ。
それはヒロミの前に広がる無数の未来のたったひとつ。
ヒロミには、この未来に辿り着いてほしいと、心からそう願っています。
お読みいただきまして、ありがとうございました!
<下> 私は線を描くへの応援コメント
下東さん。
心の奥底まで響き渡るほどの素敵なお話でした。
人生はきれい事ばかりじゃなくて、理不尽なこと、悲しい事、辛い事などいっぱいあるけれど、そんな中でも手を引っ張ってくれる人がいる。
気づいてくれる人がいる。
>『生きてる意味、あるのかな?』
>「あるに決まってるだろ!」
心が震えました!
線を描きながら頑張っている人たちがいる。
辛い過去を乗り越えて前を向いている人たちがいる。
勇気を与えてくれるそんな素晴らしいお話でした。
感動しました。
下東さん、ありがとうございます✨✨
作者からの返信
この美さん、こちらにもコメントをありがとうございます!
辛い経験をしてきた彼女たちの未来。
何も変わらず、売春を続けていたかもしれません。
過去の記憶から逃げるために、麻薬に溺れていたかもしれません。
現状に絶望して、自死を選んでいたかもしれません。
でも、そんな未来があるかもしれないのであれば、この物語のような未来もあるかもしれないのです。
当事者の方に「生きていればいいことあるよ」なんて言えません。こんな物語は、当事者の方にとって単なるおとぎ話なのかもしれません。でも、人生は分岐点と選択肢の連続です。その先には無数の未来が広がっていることは間違いないのです。もっと悲惨な未来が待っているかもしれない。でも、この物語のような未来も待っているかもしれない。だから、この物語は【if】としたのです。
It's just a bad day, Not a bad life.
近況ノートにも書きましたが、こうあってほしいと願ってやみません。
この美さん、本作をお読みいただきまして、本当にありがとうございました。
<中> 転機への応援コメント
下東さん、こんにちは😊
みんな辛い過去を背負って必死に生きていたんですね。
線を描きながら……。
そうか、そうやってがむしゃらに生きていたのかと。
線を描く……その意味も気づいてなかった私です。
シゲルさん、本当に約束通り会いに来てくれたんですね
シゲルさんはそんなヒロミちゃん達にとって救世主ですね。
泣けました。
作者からの返信
この美さん、こんにちは。
コメントありがとうございます!
またこちらの作品にも大変なご評価を賜りましたこと、この場を借りて厚く御礼申し上げます。
ヒロミは、あの悪夢から逃げ続けるために売春を続け、生きるために自分のキャンバス(左腕)に線を描き続けて(自傷行為を繰り返して)いました。もうそうしなければ、自分を保つことができなかったのです。
シゲルさんは、そんな彼女たちに苦言を呈することは一切しませんでした。
醜い無数のリストカットの跡を「頑張って生きてきた証」だと口づけしたシゲルさん。心と身体に負った傷さえも、彼は「頑張ってきたんだね」と受け入れてくれました。それは、ヒロミがヒロミであることを初めて第三者に認めてもらった瞬間でした。他人には言えない地獄のような辛い経験をしてきた彼女たちにとって、それがどれだけ嬉しいことか。。
彼女たちはシゲルさんの力を借り、別の道へと進むことになりました。
その後、ヒロミたちはどうなったのでしょうか……?
編集済
<下> 私は線を描くへの応援コメント
下東様特有の誠実で優しい視点で書かれた外伝でした。
前作に感じたやるせ無い気持ちを、少しでも良い方向へ向かう為に書いた事が分かりました。
今回の話しに「ウソくさい」「偽善的」「意味が無い」等の批判が有るかも知れませんが、「皆んなが幸せになる」「手を取り助け合って生きる」「他の人に優しくする」これらを忘れてはいけない事を感じました。
これからも下東様の書く誠実で優しいお話しを、わたくしは楽しみに待っています。(太クンのグルメ紀行も)
某所で自傷跡を持った人と相対しました。
わたくしは「見て見ぬふり」しかできませんでした……(反省)
作者からの返信
わたくしさん、コメントありがとうございます!
また過分なご評価を賜りましたこと、この場を借りて厚く御礼申し上げます。
>「ウソくさい」「偽善的」「意味が無い」等の批判
はい、本作を書いている時に、私も同じことを考えていました。
こんな都合の良い話があるのかと批判されるのでは、と。
ヒロミには、売春を続ける未来が待っているのかもしれない。
ヒロミには、ドラッグに溺れる未来が待っているのかもしれない。
ヒロミには、結局自死する未来が待っているのかもしれない。
そうであるのならば、ヒロミにこんな未来が待っていてもおかしくないはずです。
辛い思いをさせられて、苦しみを抱えながら必死で生きているひとが幸せになったらおかしいなんて、そんな馬鹿な話があるものか!……そんな思いを込めて書きました。
当事者の方に「生きていればいいことあるよ」なんて言えません。当事者の方からすれば、この物語はおとぎ話なのかもしれません。でも、ひとつだけはっきり言えることは、未来は無数に広がっているということ。もっと悲惨な未来が待っているかもしれない、でもこんな未来が待っているかもしれない。だから、この物語は【if】なのです。
私が執筆当時に悩んでいたことへ触れていただき、ありがとうございました!
それは「見て見ぬふり」ではないと思います。
触れない優しさ、見守る愛ではないでしょうか。
<下> 私は線を描くへの応援コメント
どこかの誰かは、理解あるおとなたちに出会い、過去の傷は傷として、それを卑下することなく生きているのかもしれない。
いたみを抱えた誰かが、何かをきっかけにして、いたみとともに前向きに生きていけたなら、良いですよね。
出会いの分岐点、さまざまな選択肢、
そこからの生き方で、かわってしまう。
生きるために線を描くひとたちがいること。忘れないでいたいと思いました。
作者からの返信
香坂さん、コメントありがとうございます!
またこちらの作品にも大変なご評価を賜りまして、重ねて御礼申し上げます。
この物語は、あくまでも「if」の未来ですので、ヒロミにはまた別の未来が待っているのかもしれません。
ずっと苦しみ続ける未来が待っているかもしれません。
結局自死を選択する未来が待っているかもしれません。
でも、そうであるのならば、こんな未来が待っていてもおかしくないはずです。
女の子を放置していたら、警察が公園に摘発に来ていたら、シゲルさんの誘いを断っていたら、ヒロミにこの未来は訪れません。
香坂さんの仰る通り、人生は分岐点・選択肢の連続です。その先には無数の未来が待っており、その中にはこんな未来があってもおかしくないのです。
当事者の方に「生きていれば必ずいいことがある」だなんて言えません。でも、こんな未来があるかもしれません。だから、この作品は【if】なのです。
ヒロミの手にあるのは刃物からマウスに。
ヒロミのキャンバスは左腕からディスプレイに。
そして、ヒロミの描く線は傷からデジタルラインへと変わり、傷ついた彼女の心を自ら描いた花々が埋めていきます。
生きるために線を描き続ける方たちに心を寄せていただき、本当にありがとうございました。
編集済
<下> 私は線を描くへの応援コメント
このストーリーはifですけど、ヒロミと彼女の仲間達にそういう幸せな未来が来てほしいと思います。それに彼女達に手を差し伸べたシゲルさんはすごく素敵です。彼みたいな大人が他にもヒロミのような子達に手を差し伸べてほしいと思いました。
作者からの返信
田鶴さん、コメントありがとうございます!
また大変なご評価を賜りましたこと、この場を借りて重ねて厚く御礼申し上げます。
この物語は「if」の物語です。
ヒロミたちに待っているのは、もっと暗いモノかもしれません。
売春と自傷行為を繰り返しているかもしれません。
辛い事実から逃れるために違法な薬物に溺れているかもしれません。
結局自死を選択してしまうかもしれません。
そうであるならば、明るい未来が待っていてもおかしくないはずです。
辛い思いをしたヒトには暗い未来しかないなんて、そんな馬鹿な話はないのです。誰にとっても、未来は無数に存在しています。
地獄を抱えながら生きるサバイバー(性犯罪・性暴力の被害者)たちに、私たちができることはあまりにも少ないです。当事者からすれば、こんなお話は単なる御伽話でしかないでしょう。しかし、嵐の後には必ず美しい虹がかかるのだと、そう願わずにはいられません。
After Story までお読みいただきまして、本当にありがとうございました!