このレビューは小説のネタバレを含みます。全文を読む(211文字)
著者のツイッター投稿、しかも、朝10時の予約投稿。そもそもツイッターXには140字という字数制限がある。そこに加え、著者自らの朝10時に出すという枠組が加わる。そのふたつの「制約」があるからこそ、そこに物語が展開する。単なる挨拶のような文章かもしれない。読めば確かにそうである。だがその枠組こそが、新たな何かを作り出していくのである。ただの挨拶的な分にとどまらない、何かが、そこから生れているのだ。その「化学変化」を、とくと楽しみたい。