応援コメント

第67話:鬼退治(三)」への応援コメント

  • 昨日の回を拝読してから、これまでのお話のことを思い出していたんです。
    私自身もコメントの中で、異邦人を鬼と呼んだ説とか、死者が鬼になるならあの兄妹と出会うかもとか、茨木童子の銀の髪にドキッとするとか、書いてた覚えがあるんですよね。
    だから可能性として大いにあり得るってちゃんと分かってたはずなのに、心のどこかでそんなはずはない、そんなことあってほしくないと、目を逸らそうとしていたように思います。

    でも、きっとそうなんですね。伏線の張り方が素晴らしいです。
    頼光さんはどこまで分かっていたんでしょうか。松尾がいれば目的の鬼が見つかると確信していたかのように感じます。

    >なにか見つけねば。
     なにも見つからないといい。

    本当にしんどくて苦しくて、涙が出てきました……
    最後に見つけたものは……(><)

    作者からの返信

    すずめさん、こんばんは。コメントありがとうございます。
    異邦人を鬼と〜というコメントを、かなり序盤で言っていただいて私もドキッとしました。他のコメントについても、まあバレててもそれはそれでと白々しくしておりました。

    >そんなことあってほしくない
    読み手にそう感じていただくことは、(文章的に合う合わないもありますが)ミスリードとしてかなり良い評価だと受け止めています。
    松尾の苦悩、あの二人のあれから。強く感じ取っていただいている中、場違いな返信かもしれませんが、ありがとうございます。

    >頼光さんはどこまで分かっていたんでしょうか。
    そうですね。”なにを、いつから、どこまで” 分かっているんでしょう。
    頼光さんも神仏ではないですから、なにもかも見通しているわけではありません。

    >>なにか見つけねば。
      なにも見つからないといい。
    義務、願い、務め、望み──同じ自分が発するものなのに、相反することってありますね。
    それも否応なく結果の出ることなら、耐えるだけでいいですが。そうでない時、人はどうするんでしょう。どうするのが正解なんでしょう。

    今回の最後に見つけたもの。それこそ神や仏に縋るしかないのかもしれません。
    果たして松尾がどうするのか、どうなるのか。粛々と謹んで、引き続きこの先をご案内致します。