応援コメント

第56話:酒呑童子(十四)」への応援コメント

  • ここでお頭の話と繋がってくるんですね。なんという因果……
    落僧さん、ずっと悔いて生きてきたんでしょうね。
    >「浄穏寺で眠る者達に、腹いっぱいの飯を」
    この言葉、考えれば考えるほど苦しくなってきます。
    回り回って、今も松尾は生きている。世の道理はもちろん、己の人生の意味みたいなことまで、いろいろ考えてしまいそうです。

    作者からの返信

    すずめさん、こんばんは。コメントありがとうございます。
    覚えていただけていたようで良かったです。お頭が語ったのは、あくまで松尾と思いを通じるための内緒話でしたが。
    共に居ただろう落僧さんと、源次さんも多少の縁を持っていたようです。

    >回り回って、今も松尾は生きている
    そうなんです。落僧さんもお頭も騙されただけで、悪いことをしたわけではない。
    でも二人ともずっと引き摺っていて、松尾はそれを知っている。
    この因果がどういう影響をもたらすか、感じ取ってくださっているようで嬉しいです。

    腹いっぱいの飯。いわゆるゲリラ戦をやっていたらしい人々は、なにもなければ食べることに不都合なかったはず。
    この日、言葉も発せなくなった松尾はどんな結論を出すんでしょうね。

    これにて第二幕の終わりです。