応援コメント

第46話:酒呑童子(四)」への応援コメント

  • どうしても反りの合わない相手っていますよね。松尾は真面目だから、荒二郎さんの放言を軽く流せないんでしょうね。

    羅城門は、芥川の『羅生門』にも描かれる通り、悪いものが溜まっているイメージがあります。
    それを掃除したいという申し出を、きちんと受け止めて筋道を立ててくれる頼光さん、良い上司ですね。この人が主で良かったと思います。

    作者からの返信

    すずめさん、こんばんは。コメントありがとうございます。
    不特定の人間関係に於いて、性格とか価値観とか諸々を踏まえて、合うという人と出会うのは奇跡に近いような気がします。互いにある程度の我慢や妥協をしたとしても。
    松尾と荒二郎さんは、ある程度の我慢や妥協ができない関係と言えるでしょうね(片やそもそもする気がないですし)。
    放言とひと言で表していただいたのが、正にです。

    はい、芥川の羅生門はこの平安京の羅城門のことですね。松尾と金太郎がやってきた時に見たとおり、首都の玄関とは言えない荒れようをしています。
    そんな有り様ですから、先回のコメントでも言っていただいたように悪い気も溜まっているでしょう。
    この町を清浄にしたいなら、まずどうにかすべき場所ですね。

    新参の独りよがり、我儘、と言われれば間違いありません。でもそういうものこそ、頭ごなしに潰してもいいことはない気がします。
    ただ頼光の手勢だけでは難しい仕事で、松尾の考えたように武家の中で強い立場というわけでもありません。
    実際、どう進めるつもりなんでしょうか。