応援コメント

第36話:源頼光(三)」への応援コメント

  • すごく見応えのあるシーンでした。
    文字で読んでいるので『読み応え』のはずなんですが、目の前でこの2対1の手合わせを見ているように感じました。すごい。
    源次さんには、二人にはまだ見えていない領域のものが見えるんでしょうね。若者二人、修行を積めばその領域に手が届くのでしょうか。
    松尾には腑に落ちないこともあるでしょうけど、世の中の道理に対して自分の立ち位置を定める時が来たのかもしれませんね。
    いやー面白い。わくわくします。

    作者からの返信

    すずめさん、こんばんは。コメントありがとうございます。
    見応えと読み応え、そう感じていただけたことに感激しています。カクヨムで最初に公開した物語を”絵のない絵巻物”と自称しているのですが、こんな風に受け取ってもらえる文章を目指していたからです。
    どんなストーリーにも争いの場面があるものですが、実際にチャンバラをやるシーンはいつも悩みます。どれだけ見せるのがいいか、そもそも見たいものなのか。
    もちろんケースバイケースとしか言えないのでしょうけれど、今回ちょっとだけ自信を持てた気がします。

    何事にも目のつけどころやコツというものはありますね。達人の言う「ちょっとしたこと」は、得てしてそれが神業だったりしますけれども。
    松尾も金太郎もこれまで自主トレだけで強くなりました。これから世間で良しとされている技術を学べば、きっと向上すること間違いありません。
    どこまで伸びるか、一つずつ先の領域へ触れていけば、それもきっと分かるでしょう。

    >腑に落ちないこともあるでしょうけど、世の中の道理に対して自分の立ち位置を定める時が来た
    うわーー、綺麗に纏めて言っていただきました。
    松尾の人生は不条理に押し流されています。が、その原因にいったん目を瞑ると、世間の道理にきちんと触れないまま生きてきた人間ということになります。
    武士や見廻仕に憎しと言えど、その前に自分自身はどうなんだ、と。顧みることができれば、精神的に大きな成長ができるはずですね。
    まあ、そういう環境が得られるかは別問題ですが。