このお頭、意外にもなかなか気の良さそうな人物に思えました。自分たちの立場を弁えている感じ。海賊をやっているのにも事情があるわけですね。
もちろんお父さんの言うとおり完全に信用しきることはできませんが、上手く折り合っていける相手のような。
そして少なくとも、お父さんを守るため鍋を持ち出してきた松尾の勇敢さを気に入ってくれるタイプの人ですね。
ゆきはさん、こういうポジションの登場人物のキャラ造形も毎度めちゃ上手いですよね。ちょっとしたやりとりで、為人などが伝わってきます。
作者からの返信
すずめさん、こんばんは。コメントありがとうございます。
細々となにもかも聞いたわけではないですが、お頭の話には一貫性がありますね。
松尾の言うように他人に危害を加える存在なのは間違いなく、しかし休息場所は欲しいと。本当に村へは敵対しないのなら、すずめさんの仰るとおり、折り合うこともできるのかもしれません。
>鍋を持ち出してきた松尾の勇敢さ
松尾のことは、ある程度もう気に入ってるように見えますね。その理由がお鍋なのは間違いないでしょう。他にもあるのかもしれませんが。
キャラ造形、褒めていただけて感動の嵐です! 物語の主役級が大事なのはもちろんですが、それも味のある脇役が居ないと目立たないと思っていますので、お頭を褒めてもらえたのはすごく嬉しいです。
ストーリーにうまく活かせるかは、また別の問題ですが(苦笑)
実際こういう人と対峙すると、どこまで信用していいか(どこまで本気でどこまで冗談か)分かりにくくはありますね。
それがたぶんお頭なりの世渡りであり交渉術の一環なのでしょう。
とりあえず争いは避けられた様子ですが、これから海賊と村人たちはどう関わっていくんでしょうね。
やりとりの様子が分かります。知らない土地の名に触れましたが、どうなるのかな。
全く関係のないところで、ストレス雪だるまになってますよおおお。仕方がない。
作者からの返信
こゆきさん、こんばんは。コメントありがとうございます。
時代的に、しかも庶民で子供でとなると、現代人の感覚からするとなにも知らないですね。
北のほうと言われて流してますが、北が寒いとかも分かっていないでしょう。まだ松尾にとっての世界地図は、住む村と先だっての町しかありません。
>ストレス雪だるま
リアルこゆきさんが、ってことでしょうか。うーん、嫌なこと、面倒なこと、悲しいこと、そういうのが立て続けなのは定番ではありますね。
簡単に解決することでないなら、他に楽しい(というか気を紛らわす)ことをやるのが処方として正しいのかなと思います。
まあ落ち込んだり苛々したりという時に、なかなか気持ちを切り替えるのも難しいですが。
いっそそのことを物語にして書くのも手かもしれません。現代劇ではなく異世界のお話とか、動物などが演者の絵本的なお話とかにして。