第3話「ミスはしないで」が無理な件について
ADHDって、ミスしちゃうんです。
だって、そういう特性だから。
おっちょこちょいだし、「ついうっかり」なんです。
だって、そういう特性だから。
ケーキ屋さんはミスをしてはいけない職場でした。
ケーキを倒したことは一度だけです(買い取りしたよ)。
わたしがするのは小さな間違い。
例えば、「〇〇ポイントついていますよ」と言い忘れるとか、ポイントの内訳を言い忘れるとか。或いは保冷シートのサイズを間違えるとか。
ポイントカードについては、あまり理解出来ていないせいで間違えます。
ポイントカードの説明マニュアルも、もちろんありません。
「マニュアルは自分で作ってください」と最初に言われて、ほんとうにびっくりしました。分からない状態でどうやってマニュアルを作るのでしょう? しかも、口頭で言われることは、そのたびに少しずつ違います。
とにかく、マニュアルはなくても「見て覚えて」ミスはしてはいけないのです。
ケーキを倒したことは1回だけだし、レジミスはしたことがありません。基本的に「ケーキを箱に入れて渡すこと」は出来ていると思います。
だけど、毎日「いつになったら出来るようになるんですか」「西さんがいるせいで、みんなが迷惑しているんです」と言われます。
ちなみに、何が出来ていないかの説明はありません。
たぶん、小さなミスをするからいけないのだ、と理解しています。
でも、その小さなミスはなくならないのです。
だってわたし、ちょっと忘れていたけどADHDなのですから。
ASD(アスペルガー)の方が強く出ていますけどね。
ADHDでASD(アスペルガー)のわたしはケーキ屋さんでは働いてはいけないことが分かりました。
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます