第4話 鬼ごっこ2
反蒲「あ?お前なんかが俺に勝てるとでも思ってんのか?」
乾「勝てる勝てないじゃない勝つんだよ」
反蒲「へっ、出来るわけが無いだ…」
その瞬間、反蒲の腕が消し飛んだ。
青年「これで…同じか…?」
先程の青年が苦しそうな表情をして反蒲の後ろに立っていた。私はこれを待っていた青年が立ち上がり反蒲の後ろにたとうとしているのに気がついていた。私は青年の奇襲が成功するように反蒲の注意を引いていた。
反蒲「て…めぇ!何しやがる!」
そう言いながら反蒲は腕を青年にふるった、青年はしゃがんで避けたら後ろにあった岩が真っ二つに割れた
青年「じゃあな、」
そう言うと青年は長い刀を振るい反蒲の首をはねた。
青年「よし、これでまたお前と戦うことが出来るな」
彼は気づいていなかった。後ろにあいつが立っていることに
乾「危ない!」
僕はすぐに動いた。彼の前に着いた時、僕は彼を押し飛ばしていた。
月命視点
月命「あぁ、もう何でだよ!二体一とか卑怯だろ!」
俺は現在2人の選手から逃げている。明確な殺意を持って襲われている。
月命「何でよりによって俺の方に来るんだよ!2人居るんだから1、1で別れろよ!」
俺は最初あるやつと行動していた。だがアイツラに追いかけられ俺等は二手に別れた。二人共一対一だと強い能力だったからだ。でもそれが…
月命「二人共来ちゃってんだよなぁ!どうしろってんだよ!」
それになんか着いてきてるのに何もしてこないやつも居るし!あの仮面被ってるやつなんなんだよ!確かリーダーの狛犬とか呼ばれてたっけ!?もう、何もできないよ!
そんな事を考えていたら、大人びていて凛とした声が真横から聞こえてきた。
狛犬「ここから5メートル先に曲がり角がある。そこからがむしゃらに曲がりまくれ、そうすればアイツラを撒ける。」
話しかけて来たのはさっきまで後ろにいたはずの狛犬だった。
月命「はぁ!?お前なんでそこに…いや、そこに行けば助かるんだな?」
狛犬「ああ、その後は私の仲間が迎えに行く」
月命「…わかった」
俺はそんな事を言うと狛犬はどこかに消えた。だが俺はそれに気づかず狛犬に言われた曲がり角を曲がった。そこは薄暗くて数メートル先も見えない路地裏だった。俺はそのままがむしゃらに曲がりまくった。
気が付くと路地裏の何処かの街灯の下にいた。そこで肩で息をしながら休憩をしていた。
月命「はぁはぁ、くっそ何で俺はアイツラに追いかけられたんだよ。まあいい、こんなことは早く終わらせて実験の続きをしよう…」
俺は忘れていた。狛犬の仲間が迎えに来ることを、それを忘れて俺は路地裏の奥へと歩いていった。
数分後
女の子「あれ?狛犬さんに呼ばれた人がいない?どこに行っちゃったんだろ?」
短髪で可愛い猫の髪飾りをつけ、高校の学生服のような物を着た女の子が現れた。
女の子「う〜ん、追いかけようにもここ薄暗いしどこ行ったか分からないんだよな〜」
女の子は街灯に寄りかかりながら考え始めた。
その数十秒後
女の子「よし、私だけじゃどうすればいいかわからないし狛犬さんに相談しよう。」
数時間
狛犬視点
私はある日、映画を見にショッピングモールに出かけていた。アチラコチラにおもちゃ売り場や洋服屋、たまに指輪などを扱っている高級そうなアクセサリー店なども見える。そんなショッピングモールには色々なやつがいる。
周囲に見せつけるかのようにイチャイチャしているカップル。
それを羨ましそうに見る人々。泣いている赤子を慰めている母親。
それを手伝おうとしている人。
もしくはそれをうんざりしたように見る人々。
いつもどうりの光景だ。ただ一つを除いて
狛犬「あ…れ?何か…眠…い?」
そう言った瞬間床に倒れた。
ああ…まだ映画見てないんだけどな…
そんな事を考えながら私は瞼を閉じていった。
【私を思い出せ】
何を…言って…いるんだ私の…記憶にはお前のような奴は居な…い
私は意識を手放した
現在
そんなこんなで私はこのゲームに参加する事になった。私は開始早々に一人仲間にすることが出来た。その為その仲間…
今私は空を飛びながら逃げているのだが相手には羽が有るらしく羽を使って追いかけてくる。
女1「折角あいつに復讐できると思ったのに…なんてことをしやがるんだ!」
と、女は特有の金切り声で叫びながら追いかけてくる。これある意味ホラーじゃないか
そんな事を考えていたからか目の前に迫る壁に気づかず激突してしまった。
狛犬「がっ!?」
私は壁にぶつかり後ろから地上に落ちていった。
マズイ、これ死んだ…
残り選手 30/30
残り時間 ゲーム時間は発表はされていません。
残り?? 7/7
名無しのデスゲーム とがらし @tokurumi
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