到達点・収束点






     14歳の、到達点が

     あの大木の向こう側に

     見え 隠れ するときに



     一人生の、収束点を

     この当惑の赴くままに

     書き 消し したりする




     冷たい水が

     胸の内の あらゆる雑念を

     押し 流す ときに




     木魚の音が

     倒れる僕の 耳元で叫ぶ

     「ユリーカ! ユリーカ!」




    



     

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

水の底 雫石 @ShizukuIshiRIA

★で称える

この小説が面白かったら★をつけてください。おすすめレビューも書けます。

フォローしてこの作品の続きを読もう

この小説のおすすめレビューを見る