1月3日(水)
第46話
いつもお読み頂きありがとうございます。
この物語はフィクションです。
その為、実際に起きた事故・事件については反映しない形で話を進めさせていただきます。
能登の地震につきましては、1日も早い復興を願っております。
それでは本編をどうぞ…。
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
元日はお昼近くに起き、新年の挨拶をしてお年玉を貰った二人。荷物を纏め帰る準備をしてその後はまったり過ごした。
2日はいよいよ戻る日。朝早くから4人で新幹線に乗り込み、行き同様約5時間。
家に着き荷物を片付け、部屋を軽く掃除し気付けば夜になっており、夜ご飯を食べて寝てしまった。
「んっ……はぁ〜」
いつもの時間に起きた遥。伸びを一つして横を見ればあどけない寝顔の琴葉。
「んふふっ…琴葉ちゃんは可愛いなぁ…」
琴葉の頬に唇でそっと触れる。
「ちゅっ…。よし!朝ご飯の用意しよ!」
遥は朝ご飯の用意をする為寝室をあとにした。琴葉の頬がほんのり赤く染っている事に気付かず。
「あら、おはよう。早いのね」
「おはようお母さん!」
「朝ご飯勝手に作ってるわよ?」
「手伝うよ!あ、お父さんもおはよ!」
「おはよう遥。琴葉ちゃんは?」
「琴葉ちゃん?まだ寝てたよ?昨日一昨日少しバタバタしちゃったし疲れてるんじゃないかな?」
「そっか」
「じゃ、お手伝いしてくるね〜。お母さん何手伝えばいい?」
「そうね。お鍋の火を止めて味噌溶いておいて貰える?」
「はーい!」
遥と雪は協力して朝ご飯の用意を進める。
そろそろ用意も終わる為、琴葉を起こしに行こうとすると丁度寝室のドアが開く。
「琴葉ちゃん!おはよ!ちゅっ!」
「遥先輩、おはようございます。ちゅっ!」
両親の前でもお構い無しにキスをする二人。
「ふふっ、朝からラブラブね。琴葉ちゃんおはよう」
「お、おはようございます、お母さん!」
「琴葉ちゃんおはよう」
「か、和人さんも、おはようございます」
雪と和人に挨拶をされ顔を赤くする琴葉。
遥が躊躇いなくキスをしてきたので、二人がまだ寝ていると思っていたのだ。
「さ、朝ご飯食べちゃいましょ!今日はこれから初詣に行くんだから!」
「はーい!いただきま〜す!」
「い、いただきます」
朝ご飯を食べ終わった後は準備を手伝えなかったからと琴葉が片付けを申し出た。
遥も手伝いつつイチャイチャしながら片付けを終わらせる。
「それじゃ着替えて、みーちゃん達にそろそろ家出るって伝えて行こっか!」
「そうですね」
着替えをして防寒対策をしっかりした四人。
「防寒対策は…大丈夫そうね」
「うん!ちょっとくらい寒くてもくっついてれば大丈夫だよ!」
「揃ったことだし行こうか」
「は〜い!みーちゃんにもそろそろ行くって伝えといたよ!」
「ありがと」
戸締りをして、玄関へ。
靴を履き二人揃って「いってきます!」と口にして玄関のドアを開けた。
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます