第42話

本日、キャラ紹介を少しだけ更新してます。

本編とは関係ないですが、もし良ければそちらもご覧ください。



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「んぅ……あれ…寝ちゃってました?」

「おはよ!琴葉ちゃん」

「おはようございます、遥先輩。っ!な、なんで手を繋いでるんですか?」


 しばらくして起きた琴葉は一度起きた時の事を覚えていなかった。


「ん?これ琴葉ちゃんから繋いでくれたんだよ?」

「えっ!?ホントですか?」

「うん。あれ、覚えてない?」

「は、はい…。すみません…。うぅ…」

「私は嬉しかったよ?」


 恥ずかしくなってしまった琴葉は身体の向きを変え遥のお腹に顔を埋めた。


「あ、琴葉ちゃん起きたのね。もうすぐでご飯出来るからね?」

「あ、ありがとうございます、ゆ…お、お母さん…」

「ふふっゆっくり慣れてくれたらいいわ」

「は、はい!」


 雪に声をかけられ飛び起きた琴葉は顔が真っ赤だった。

 起き上がった琴葉は遥に誘導されるまま、遥の脚の間に座った。遥は琴葉の耳元で囁くように話しかけた。


「琴葉ちゃん、膝枕どうだった?」

「えっ!?そ、そうですね…と、とても良かった…です」

「そっか…またしてあげる…ね?」


 顔を更に赤くして首を縦に振る琴葉。


「琴葉ちゃんは可愛いなぁ…。ふっ…」

「ッ!!!」


 遥が琴葉の耳に息を吹きかける。

 驚いた琴葉の肩が跳ねる。

 琴葉の反応を見て楽しくなったのか遥は更にイタズラをする。


「はむ…。ちゅっ…」

「ッ!!!…せん…ぱい///」

「れろ…ちゅぱっ…はむはむ…」

「だめ…しぇんぱい…」

「んふふふっ…ちゅっ…れろ…んっ…ちゅっ…」

「んっ……///」


「遥その辺にしておきな。琴葉ちゃんが倒れちゃうわよ?」

「え?あ、琴葉ちゃんごめんね!大丈夫!?」

「だ、だいじょぶ…です…。でも、出来れば二人だけの時にしてもらえると…」

「えっ?」

「えっ…あっ!?な、なんでもないです!わ、忘れてください!」

「それはちょっと…無理なお願いかな?二人の時にまたしてあげるね?」

「うぅ……」


 恥ずかしさが限界になったのか琴葉は姿勢を変えて遥に抱き着き、遥の胸に顔を埋めた。


「あら、可愛い赤ちゃんね」

「でしょ〜?よしよ〜し」

「ッ!!!」

「ご飯出来たから二人ともこっちおいで」

「は〜い!行こ?琴葉ちゃん」

「はい…」

「今日はハンバーグだよ!お母さんのハンバーグとっても美味しいんだ!」

「それは楽しみですね!」

「いただきま〜す!」

「いただきます」


「美味しいね!琴葉ちゃん!」

「そうですね!とっても美味しいです!」

「お口に合って良かったわ」

「お、今日はハンバーグか!」


少し遅れて和人もやってきて、雑談をしながら食事を楽しんだ。


「片付けは私たちがやるね!」

「任せてください!」

「あら、いいの?じゃあ任せちゃおうかしら」


片付けを申し出た遥と琴葉は時折イチャイチャしながら片付けをした。

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