12月27日(水)
第39話
今日はいよいよ遥の両親の元へ。
朝早くに家を出た二人は最寄り駅から電車に乗り、その後乗り換えて新幹線に。
途中交代で仮眠を取ったりしつつ、揺られる事約5時間。
「ん〜!着いた〜!」
「ふふっ、楽しそうですね!」
「お母さん達に会うのも夏休みぶりだしね!わかりやすい所で待ってるって言ってたし行こっか!」
「はい!」
改札を抜け母親が待っている場所へ向かう。
駅の構内を抜け、外に出る。
「あっ!お母さんの車!あれ?お父さんも居る!」
「せ、先輩!待ってください!」
母親の車に気付き駆け寄っていく遥と慌てて追いかける琴葉。
遥が来た事に気付いたのか、車から両親が降りてくる。
「おかえりなさい、遥!」
「久しぶりだね!遥!」
「ただいま!お母さん!お父さん!」
遥は挨拶をしながら母親に抱き着いた。
そして、琴葉が少し羨ましそうに見ていた。
「それで、遥紹介してくれるかな?」
「あっ、そうだね!えーっと、恋人の柊 琴葉ちゃんです!」
「あ、え、えぇっと、遥先輩とお付き合いさせて頂いております。柊琴葉です。よろしくお願いします」
「うん、よろしくね?私は小鳥遊 雪よ」
「よろしく!小鳥遊 和人だよ!」
「雪さん、和人さん。今回はお呼びいただきありがとうございます。しばらくの間お世話になります」
「えぇ、こちらこそ来てくれて嬉しいわ。色々お話も聞きたいし、荷物を載せて帰りましょうか」
「そうだね。荷物は全部トランクで大丈夫?」
「大丈夫だよ〜!」
荷物をトランクに載せ全員が乗り込む。
そして、一行は雪と和人の住む家へと向かった。
◇
「ただいま〜!」
「おかえりなさい」
「た…あ、お、お邪魔します…」
「あら、ただいまでいいのよ?」
「た、ただいま…」
「はい、おかえりなさい」
「琴葉ちゃん!おかえり!」
「ほらほら、イチャイチャするのはいいけど後ろが詰まってるから早く上がっちゃって」
「っ!」
雪に
「お母さん!琴葉ちゃん虐めちゃダメ!」
「虐めてないわよ。いいから上がって荷物部屋に置いてきちゃいなさい」
「ぶぅー。いこ!琴葉ちゃん」
「はい!遥先輩!」
用意された部屋へ行き荷物を置く。
軽く荷物を整理した後リビングへ。
「お母さん!これ、成績表!」
「ありがと。……とりあえず大丈夫そうね」
「もちろんだよ!最近は琴葉ちゃんと毎日一緒にやってるしね!」
「ふふっ良かったわね。そうそう琴葉ちゃん、向こうでの事色々教えて?」
「は、はい!」
「そんなに緊張しなくて大丈夫よ?まずは…二人の馴れ初めからかしら?」
「それはとっても気になるね!」
トイレへ行っていた和人も合流し、遥と琴葉は今までの事や琴葉の事情を雪と和人に話した。
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いつもお読み頂きありがとうございます。
遅くなりましたが、あけましておめでとうございます。
本作ですが、毎日2回更新を行っておりましたが、本日より更新頻度を落とさせていただこうと思います。一応毎日更新は継続するつもりです。
これからも『隣の部屋に住む聖女様な後輩に胸を貸したら懐かれたんだけど!?』をよろしくお願いいたします。
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