第22話
お読み頂きありがとうございます!
こちらは本日2話目の更新になります。
1話目がまだの方はそちらからお読みください!
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全裸で抱きしめ合いキスをする二人。
時々息継ぎの為に離れてはまたキスをする。
そしてまた息継ぎをする為に離れた時…。
「くしゅんっ!」
琴葉がくしゃみをした。
いかに屋内、浴室とはいえ裸でそんなことをしていれば冷えて当たり前である。
「ッ!!琴葉ちゃん大丈夫!?」
「大丈夫ですよ///」
「ごめんね?とりあえずお風呂入ろっか!」
「はい!」
まず遥が湯船に浸かり、遥の脚の間に座る琴葉。
琴葉のお腹へ手を回し、後ろから抱き締める。
「はぁ…温かいね!」
「んっ…そうですね///」
「キスってあんなに気持ちいいんだね…クセになっちゃいそう///」
「私もです///」
遥に抱き締められたまま顔だけ振り向いた琴葉は、そのまま遥へ軽くキスをする。
遥が抱き締めていた手の力を抜くと、遥へ寄り掛かるように横座りになり、またキスをする。
「んっ…んむ…んっ…ちゅ…んっ…」
「はむっ…んっ…ちゅ…んっ…んふっ…」
静かな浴室で聞こえてくるのは互いの息遣いのみ。時間を忘れてキスをする二人。
しかし、やはりそう長くは続かない。
先程はくしゃみによって終わりを迎えたが、今度は互いに逆上せてしまって終わりを迎えた。
頭がクラクラしつつもお風呂からあがり、とりあえず下着だけを着てリビングへ移動する。
遥は冷蔵庫からよく冷えたスポーツドリンクを取り出し2つのコップに注ぐ。
ソファで待っていた琴葉に片方を渡し、2人は勢いよく飲み干した。
「はー生き返る〜」
「ふふっホントですね!」
「いやーお風呂でキスは危険だね!」
「そうですね///自制出来れば大丈夫なんでしょうが、ちょっと無理そうです///」
「私も無理かも///これは回数とか決めておかないと色々まずいかも!」
「そう…ですね…。朝起きた時と夜寝る前、あとは外出する時は絶対ですね」
「帰ってきた時は?」
「あっ!それもですね!」
「1日4回か…。あとは頑張ったらご褒美のチューとか?」
「んっ!いいですね!」
このままでは生活に支障をきたすと危機感を覚えた2人はルールを設けた。
「あっ、そうだ!先輩!」
「どうしたの?」
「明日から…どうします?」
「そうだねぇ…。わざわざ吹聴してまわる事でもないし、友達とかに聞かれたらくらいでいいんじゃない?」
「それもそうですね」
自分達の人気をあまり自覚していない2人は軽く考えていた。
「遅くなっちゃったけど夜ご飯食べようか!」
「はい!温め直したりしますね!」
「あ、手伝うよ!」
「ありがとうございます!」
琴葉が準備していたものを協力して仕上げていき、出来たものからテーブルへ運んでいく。
全てが揃った所で、ソファにくっつくように座り夜ご飯を食べる。
琴葉が用意してくれていたのはカレーだった。
「琴葉ちゃん!とっても美味しいよ!」
「ありがとうございます!」
雑談をしながら食べ進め、あっという間に完食してしまうのだった。
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