其ノ十三 坪庭
「ほんに、重くなりましたねえ。よしよし」
お夏は抱き上げた娘の、
坪庭には、何処からか種が飛んで来て自生している、
鼻を突く、むせ返る様な甘い匂い……。たしか、先ほど息苦しくうなされて目が覚めた時に、夢に出て来た美しい女の全身から、
お夏の
「まあきっと、この坪庭に咲いている
と思い直し、
来週に続く
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録(無料)
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます