第8話 初めての精神科

初めて行った精神科は、三時間待ちです。余計に具合が悪くなります。


そして当たった先生は、精神科医の中でも悪評で有名な人だったようです。


変な先生でした。初診は三十分くらいとりましたが、あとは三時間待ちの三分診療です。とりあえず睡眠薬を処方されました。


薬で眠れるようになると、全てを忘れたい。そして死にたい。


そんな思いが私の中に芽生え始めました。


精神科に行っても先生は話を聞いてくれません。これは心療内科も同じです。そして今も、精神科医というのは何もしません。薬を処方するだけです。


20年、30年くらいやり方がまるで変わっていないのです。


ただ薬を処方されるだけ。根本的解決には何もなりません。


当時の私は、だんだん薬に頼るしかなくなり、薬を求めるようになりました。

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る