第2話 へいへいへいへい
例えば30歳の男がいます。
もう30歳か。これから老けていく一方だ。
体力は衰えていくし、病気になるリスクも増えていく一方だ。
そのようなマイナス思考になる人がいます。
なんだ、30歳か。
30代は、20代の時の経験を生かして、もっと楽しい時間にできるだろう。
これからの人生、ワクワクが止まらない。
そのようなプラス思考になる人がいます。
小説の書き手になる。
あなたが作家として歩んでいくのなら、この両方の視点を持つことが大事だ。
生きていれば、いずれ30歳になる。
誰もが平等に訪れるその瞬間、あなたは何を思うか。
あなたはプラス思考で考えますか?
それともマイナス思考で考えますか?
あるいは両面で考えられますか?
柔軟な思考を持て。
それは人生でも役立つし、創作においても非常に役立つ武器となるでしょう。
第二話のタイトルを「へいへいへいへい」にしました。
なぜ?
適当です。
こうすれば読んでくれると思ったからです。
だって興味あるでしょう?
へいへいへいへいですよ。
何が書いてあるんだよ。
そう思って思わず押してしまったでしょう?
そんな思わず押してしまうタイトルをつけられるような目を引くタイトルを付けられるようになりたいですね。
読まれたいなら目を引くタイトルをつけろ。
それは結構あると思います。
目立ったもの勝ちです。
私は自分の好きなタイトルを付けて自己満足に至るタイプです。
戦略的にPVを獲得できそうなタイトルを狙ってつけたことはありません。
私の作品の中に、非常にくだらない作品があります。
「間違えてステータスをギャグに全振りしてしまいました」という作品です。
異世界転生した坂野健一は、ステータスポイントを自由に振れるが、間違えてギャグというステータスに全部振ってしまい、どこに行っても笑いの出来事が起きるようになるという作品です。
その中に、インスタント食品のマルちゃんの「赤いきつね」と「緑のたぬき」を元ネタにした坂野健一懇親のギャグがあります。
上半身裸になって、乳首を隠しながら「赤いきつねと淫らなたぬき~♪いやん♪」と言うという一発ギャグがあります。
坂野健一よ、お前は淫らな狸なのかと。
そんな略して、間違ギャグという作品なんですが、笑いを取るというのは、実に難易度が高い。
実際に書いてみると分かりますが、計算して人を笑わせるというのは、非常に高い技術が必要になります。
映像で笑わせるならまだやりやすいでしょう。しかし私達、小説の書き手というのは、文字だけでそれを表現しなければならないのです。
しかも厄介なのは、人それぞれに想像する映像が違うということです。
つまり想像する人によって、計算したはずの渾身のギャグは、無情にも大きく滑るのです。
フィギュアスケートの羽生結弦選手もビックリするくらい滑ります。
よく作家は、心の裸を見られている職業だと言われます。
裸を見られるのは、誰でも恥ずかしい事です。
作家は自分の心の内を見せるわけですから、作品を書くというのは、非常に勇気がいる行為なのです。
私も初めて書いた作品を誰かに読んでもらう時、とてもドキドキしました。
ですが、今では露出狂です。
もう好きなだけ見てくれって感じです。
皆、心の露出狂になりましょう。
恐れる事はないのです。
結局何が言いたいのか。
恥ずかしがらずにどんどん書こう。
そんな話をして、この、へいへいへいへいの話は、終わりにしたいと思います。
一応、読みやすいように1500文字以内でまとめてみました。
くだらない話を最後まで読んでくれてありがとうございます。
プロットツリーの作り方 富本アキユ(元Akiyu) @book_Akiyu
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