ある大雨の後。への応援コメント
あくまで個人的な感想ですが、「起承転結」のお手本のようなお話のように思いました。
何と言いましょうか、作者様の狙い通りに上手に乗せられながら楽しめました。
前話の他の方へのコメント返しで、「心象の描写で勝負していく」と仰っていましたね。
その辺りは私も感じていて、西奈さんの作品の特長でもあると思っていましたが、今話では特に前半の、登場人物の心象と周囲の描写を上手く絡み合わせながら、少しずつクライマックスに近付いていく迫力をとてもリアルに感じさせられました。
思いもしなかったハプニングで主人公の気持ちが一旦リセットされ、結果的にはハッピーエンドに結びついてよかったなあと素直に思います。
最後の「今日は、晴天だ」という言葉に、主人公が晴れ晴れとした顔で青空を見上げる様子が自然と浮かびました。
私までカタルシスを感じられました。
ありがとうございました。
作者からの返信
夏井様
いつもながら、細部まで(むしろ私以上に)丁寧に読み込んでいただき、ありがとうございます。
今回の作品は書いていて本当に難しく、何度も修正をかけ、かけるほどに遠のいていくという久々の体験をした作品です。
当初は展開でみせる予定だったのですが、ご指摘の通り、心の動きが展開を呼び寄せるというのが、どうやら私の性に合った書き方のようです。
「わたしが決めることだから」
この一言のためだけに書いた物語だと言っても、いいと思います。
晴れ間とともに踏み出す主人公が感じたであろう清涼感が、夏井様の胸に届いたのであれば、光栄です。
編集済
ある大雨の日に。への応援コメント
ケーキのアソートを女性との付き合い方にも敷衍させるのには、思わず「なるほど~」と唸ってしまいましたね。
紅葉を蹴散けちらす暴風雨、気持ちのいい秋晴れ、さざめ雨(この雨の表現は初めて知りましたが(汗))など、空模様とシンクロするような主人公の感情。
タイトルとアオリにどのようにつながっていくのか。
次、最終話を楽しみにお待ちしております。
作者からの返信
夏井様
アソートのくだりは、登理の履歴書と同じような皮肉を効かせたつもりです笑
とぼけているのかまじめなのか、判断がつかないタイトルをつけてみました。作品の内容的にも、今までの作風を引き継ぎながら、今までとは少し違うものになったと思います。
最近は短編の引き出しのなさに悩んでいたので、これで少しふっきれればいいなと思っています💦
ある大雨の後。への応援コメント
本当に面白かったです!
楽しませて頂きました♪
序盤の鳥肌がたつような緊縛感からの、爽やかな終盤は素晴らしかったです!
「今日が雨で本当に良かった……」と「一歩進むたびに、彼が近づき、わたしは冷たくなっていく」は特に秀逸だと感じました。
西奈様の表現は何でこんなに確信を付く鋭さと、香りさえも漂うような高貴さ溢れる文章なんだろう……
羨ましいです♪
作者からの返信
京野様
お読みいただいてありがとうございますー!( *´﹀`* )
香りや高貴……
そう評していただいたのは、初めてです!笑
(好きな本の1冊に、「凍りついた香り」という、それこそ高貴な香りを纏った本があるので、言葉を重ねて嬉しがってます笑)
本当はバッドエンドも含めて考えていたのですが、良い落とし所に着地したなと、ホッとしています。
今回はちょっと、挑戦しました(,,> <,,)💦