第2話
クラスに戻ると
「おーいどこ行ってたん?また図書室かー?」
と聞いてきた、俺は
「隼人がコンビニ行ってる間に図書館行ってたんだよ、面白いぞ?本」
と言うと
「俺、文読むの苦手なんやわー」
と笑いながら答えた
(こいつ、ほんとに本読まないな、そんなに嫌いになるもんなのか?)
と思いつつも口には出さず笑い返した。
テストの点数ではいつもいい勝負をすることもありよく賭けをしたりしている、
たまに点数対決で勝ったら願い事を叶えるというものをやっている、これは高校生あるあるであろう。
よく「勝ったら飲み物奢りな!」とか「アイツに嘘告してこいよ!」とかをしてる奴を見掛けることは無いだろうか、俺は公園に水道がある割合と同じくらいの確率で見る。
そしてよく隼人に言われることは、
「叶の手料理食いたい!」
と言うのだ、料理を作ることは好きだし、親に教えてもらったりしているから問題はない、むしろ料理の練習として利用させていただいてるので全く問題がない、なのでこっちはあんまり損がないのでよく勝負を受けてます。
ちなみに俺の願い事は、
「飲み物の奢りな!」です。
面白いお願いごとをしても良いのだが、喧嘩はなるべくしたくない、なぜなら負けるから。
こいつ俺より身長も高くて体付きがそこそこ良いのである。
(こんなやつと喧嘩しようとするやつはたぁ、そうそうおらんやろ)
と思っていると突然隼人が
「おっ、わにかわさん!」
と言ったのである、俺はそっちの方を向くと
前河が立っていたのである。
こいつは前河駿斗(まえかわしゅんと)
元サッカー部のやつだ、サボりすぎて強制退部になったやつだ、こいつはかなり力が強い、腕相撲で勝ったことが無い。
(ちなみに隼人には勝てることがある。)
ここは大事なことなので伝えるとしておこう
その会話を聞いていた前河が隼人に対して
「誰がわにかわじゃ」
と突っ込みをいれて叩いてきた
パーンといい音が鳴った、どれくらいいい音かって?フライパンでカリカリに鶏皮を焼いている時のような音くらい良い音だ。
隼人は暫く痛そうにしながら
「ごめんて前河さん」
と苦しそうに言った、
「これは奢りやな隼人」
といつもの流れが始まった
「前河さん奢ってもらってばっかやねー」
と話すと
「別にいいやん!」
と開き直ってる、ダメだこいつ。いつもの事だから気にはならないがいつも通りついついツッコミを入れてしまう
「そういえば、今日の7時間目英語から体育になったらしいよ」
と言うと
「まじ?6.7連続体育は神すぎんか?」
と隼人が言った
(お前体育だけは好きやもんなー)
こいつは彼女の次に体育が好きと話していた
体育は自分も好きだ、なぜなら仲いい友達とだけ遊ぶことができるからだ、
その時俺は思い出した重要なことに
(あっ、俺今女の体ですやん)
やばい、どうしよと悩んでいると
「早く着替えないん?」
と隼人に言われてしまった、
(やべ、ほんとにどうしよう、マジでどうしよう、)
この焦りを例えるのであればスマホを崖の下に落としそうになった時くらい焦っている
そうするとクラスのやつが最後のやつ鍵閉めてけよーと言った
俺は
「ごめん、俺トイレしてから行くで鍵閉めやるで先いってて欲しい」
と隼人と駿斗に伝えた
2人は
「分かったわ、先に行っとくと」駿斗が言った隼人は
「まぁ、別に待ってても良くね?遅れることもないやろうし」
と言って待ってやがったのだ、
(ヤバいって、なんでこんな時に限って待つんやって、いつもさっさと行くくせに。)
と文句を言ってても仕方ないので2人が見ていない隙に着替えを終わらせて、教室を後に体育館へと向かった。
俺たちは体育の先生に
「お前たち全員トイレか、まぁいい入りなさい」と言われた
この先生は見た目はイカついがめちゃくちゃ優しい、仲良くなってからの先生の見方は360度変わった。
体育が楽しい理由、それはバトミントンだ、昼休みの時間本を読まない時はバトミントンをするくらいには好きだ、
隼人と2人で一緒にやっていると、前河が
「お前ら俺もやりたい!」
と言って入ってきた、いつも思う、
(こいう強引なんやってなぁ)
まぁ、別に人が増えて嫌になることもないので、気にせずいれて3人でやることにした、めちゃくちゃたのしく遊ぶことが出来たのであった。
そして6時間目を終えるチャイムがなったのである
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朝起きて気づいたら女の子だった!? @Umasuke
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