カフェへの道を聞くまでに
粗製フィーチャー
カフェへの道を聞くまでに
久しぶりに男はカフェに向かう
「いや、日本ではキッサ-テンと言ったか まぁたいした変わりはないか」
と言いつつ街をつなぐ橋の上下にある料金所で通行料を払う。
「今日は上にするか」
少し、と言っても下より値段が高い橋の上を通るのはもっぱら年寄りか華族だけで落ち着いているのだ
料金所の女性は昼間から「男を狙っている」と言わんばかりの香水を匂わせているが
男からすればいくら良いものでも「昼間からこれか」と顔をシカめそうになるものだと感じられた。
やはりそういったものはタイミングか?
とも思いつつ橋を渡りきり向かいの料金所の前でヒョイっと頭を下げて見せて通りすぎる。
もちろん向こうは気に留めていないが
それでも、である。
「どっちだったか?」と男は頭につけたイヤホンのような情報端末に手を伸ばそうとして止める
横を政府の車が通りそれが電気自動車だったので街並みにあわないなと思いSHCS(頭につけるスマホのような物)の電源を切る。
途端に街の見た目がガラリと変わるが気にするものではない。
たまには人に聞きながら辿り着こうか?と思い手頃な通行人に駆け寄っていく
そうだ
あのキッサ-テンのCoffeeとパンはウマイのだ。
カフェへの道を聞くまでに 粗製フィーチャー @morinosu
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