第45話 悩んでもどうにもならないことで、悩まない。

 先日、姉の子供が失業しました。

 姉の子供は、姉が勤める保育園に就職が決まり、姉が転勤する形で、採用が決まりました。


 就職して1年くらい経ったでしょうか?

 姉の子供が突然、声優になりたいという言葉を残し、会社を辞めてしまいました。せっかく決まった保育士の仕事なのに、どうしたものかと気をもみました。


 姉の子供は、結婚したばかりで、0才児の子供がいます。

 なんかね、姉の子供のことを想うと胸が痛み、離婚にならなければいいなあという思いを強くしました。


 なんかずっとそんなことを考えていたら、こちらまで体調が悪くなってきて、これはいかんな、時を置き、考えないようにすることにしました。


 悩んで良い結果になるなら、たくさん悩むべきです。

 ただ、悩んでもどうにもならないこと、心配事というのは、極力減らすべきだと思います。


 私が悩んだところで、どうにもなるわけでなく、なるようにしかなりません。悩んでもどうにもならないことは、悩まないようにするべきだと改めて思いました。


 最後になりますが、ここまで、私のエッセイをお読みいただきましてありがとうございました。


 感謝の気持ちで一杯です。

 つたない文章ですが、精一杯、書きました。


 振り返ると、ここに至るまで、色々な回り道を繰り返し、幾多の思い出が、いやなこととして、嬉しかったこととして、海馬に再生されました。


 後悔、懺悔。

 人を裏切ったこと。

 人を傷つけたこと。

 様々な思惑が交錯します。


 こうして文章に残すことにより、忘れていた記憶が蘇るようです。

 自分の人生は、言葉では言い尽くせないほど、幸せだったんだなと改めて実感しました。


 いやなこともたくさんありました。

 今も悩みはつきません。

 けれど、多くの人達の優しさに触れ、今は幸せだった過去への憧憬しかありません。


 最後に1つだけ、言葉を残させてください。

 親、兄弟、妻、旦那様、あなた様の子供…。

 自分の身内を悲しませるような真似は絶対にしないでいただきたい。


 人を裏切ったり、家族を悲しませれば、必ず別れが訪れますし、人にした行いは、回り回って自分に返ってきます。


 私は若い頃、邪魔なモノを手で払いのけるが如く、すべて思い通りに、感情の赴くまま、生きてきました。欲しいものはすべて手に入れ、人と争うこともしょっちゅうでした。幼い頃は、兄弟ゲンカを含め、他人との言い争い、学生時代は喧嘩も無数、経験しました。


 男同士、殴り合うこともよくありましたし、会社では、上司の批判ばかり繰り返していました。ある人に、腐ったミカンの話をされ、それが自分のことを言っていることに気付くまで、改心するのに間がありました。


 でも大人になり、自分の思い通りにならないことを多々、学び、世の中は自分中心に物事が進まないということを身をもって知り、それからは行いを悔い改めるようになりました。それに気付かせてくれたのは、ゼロ才児の我が息子でした。


 喧嘩も多くしましたし、喧嘩別れした、たもとを分けた仲間も大勢います。

 私をぶん殴ってやりたいと恨んでいる人もなかには、いるでしょうし、この歳になって、人と争いごとを繰り返してきたことを悔いるようになりました。


 相手をコテンパンにやり込め、相手を傷つけ、それが自分の人生に何の役に立ったというのでしょう? 多くは自分のプライドのため、自我を満足させるが為の、利己的な思いだったと気付きました。


 人と争う人生が、いかに自分を天狗にしてきたか、そしてそれがいかに間違っていたか、そのことに改めて気付き、懺悔の思いを深くしました。


 人を恨んだり、羨んだり、他人に対して攻撃的に振る舞うことで、一体、それが自分に何の利をもたらすというのでしょう? 


 どうかみなさん、争いごとは極力慎み、負けるが勝ちを心得、いくら売られた喧嘩だとはいえ、けして仕返ししようなんて思わないように心掛けてください。人から恨みを買うと、いつかそれが怨嗟となり、やがて回り回って自分の首を絞めることで完結します。


 あなた様に幸せが訪れますように。

 そして心が愛で満たされますように。

 心に勇気が湧くことを願って~ALWAYS❤


 それでは感想をお待ちしております。

 お読み頂きまして、どうもありがとうございました。

                  婆雨まう

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

歩き続けて疲れ切ったあなたに贈る、ピアニシモのメロディー 婆雨まう(バウまう) @baw-mau

★で称える

この小説が面白かったら★をつけてください。おすすめレビューも書けます。

カクヨムを、もっと楽しもう

この小説のおすすめレビューを見る

この小説のタグ