カクヨムのリアルを詠みました

文鳥亮

歌であらわすカクヨムのリアル

 夢をふくらませカクヨムにやってきた私たち。いったい何が待っているのでしょうか。

 そのリアルを七首の歌であらわしました。


(全て「カクヨム」がお題です) 



【その一】


 青雲:みんなきらきら希望に満ちてます


『カクヨムは 富士の高嶺に 雲かけて ああ楽しげな われもまいらむ』

―――あなたには自信がみなぎり、目も輝いています。書籍化の三文字もちらちら。



【その二】


 挫折:それがあっさり打ち砕かれます‥‥‥PVゼロです


『投稿を はじめて知るは カクヨムに わが作品を 開けるひとなし』

―――そんなはずはない、周りがおかしいんだと、あなたは思います。



【その三】


 奈落:文字通り真っ逆さま


『次こその 思いは虚し 暗やみに 十六しし累々は カクヨムの底』

―――しかしどうにもなりません。陥ったのは無間地獄か漆黒の闇。


 カ〇〇○○ね!    (変ですね‥‥‥「いいね」だと字数が?)



  □ □ □ □ 超えられ壁 □ □ □ □



【その四】


 希望:あれれ@、★が?!


『蜘蛛の糸 ひとすじ垂れて 仰ぎ見る いとまばゆきは カクヨムの星』

―――ところが、チャンスがひょっこりやって来ました。俗に言う営業活動のおかげでしょうか?

(待ちぼうけに注意しましょう)



【その五】


 昇竜:うなぎ上りで勢いに乗ります

『カクヨムの 地獄のがれて ずんずんと 昇るわれらに こわきものなし』

―――回りだすとどんどん回ります。何だか分からない力も作用します。



【その六】


 頂点:・^・


『カクヨムの いただききわめ 見えぬるは 遠きにかすむ 三文字の峯』

―――あなたなりに山頂を極めます。どんな景色が見えたでしょうか?



【その七】


 安寧:その後、落ち着き場所を得ます


『熱冷めて カクヨムみれば 走馬灯 残りしわが子 作品が群れ』

―――それにしても、あの熱い日々はなんだったのでしょう。残されたのは愛おしい作品の数々‥‥‥


(しかし、これで終わらないのが人のさがなのです)




【作者からひとこと】


 この世界はくだって上る正弦サインカーブ。これからもまたいろいろあるでしょう。

 大切なのはあなた自身が楽しめるかどうか‥‥‥。


 あなたの幸運を祈ります。

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カクヨムのリアルを詠みました 文鳥亮 @AyatorKK

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