皆さんは「おばけキャッチ」というゲームをしたことがあるでしょうか。私はあります。『カードに書かれた絵柄を見て、条件に当てはまる物品を取る』というゲームで、ルールはシンプルです。
ただシンプルゆえに難しい条件はプレイヤーの脳をバグらせてきて、ついハマってしまう魅力があります。
この小説は「おばけキャッチ」というボードゲームを得意な娘さんが大会に参加する、という実体験をもとに面白可笑しく語ってくれています。
それまで敵なしだった娘さんに勝るとも劣らないライバルの存在。自宅とは違う大会特有の緊張感。そして娘に蔑まれ続ける父。
わくわくどきどき笑かしてくれるとてもよい小説に仕上げられています。
ボードゲームが好きな人、興味がある人、楽しげな小説をお求めの人におすすめです。