第59話 事後への応援コメント
最終話まで読み終えて、こちらに始めてコメントします。荒川馳夫といいます。
すらすらと読める文章でありながら、引き込まれる内容にドキドキしながら読むことができました!
とても面白かったです!
ここからは、私個人の勝手な考察になるのですが……。
作品のタイトルが『トロイの木馬』ということで、私はギリシア神話にある「トロイア戦争」における「敵を欺くための罠」としてのそちらを当初は連想しつつ、少しづつ読み進めていきました。
途中から、インターネット世界で活用されるウィルスとしてのそれだと分かったところで「へえ、なるほど」ってなりました。
ただ、タイトルに『トロイの木馬』を冠するわけですから、やはりそちら(神話)にちなんだ役回りが登場人物に割り当てられているのかな? なんて愚行した次第です。
それでいくと……。
宍戸駿さんはオデュッセウス(木馬を考案してトロイア市内に潜入、内部からトロイアを破壊した人物)に当てはまるかなあ、なんて勝手に考えてみました。
この場合、トロイアに相当するのは鹿ヶ峰村ということになるのでしょうか?
また、山中百合子さんは多分カッサンドラ(トロイア側の女性)に該当するかもしれません。
カッサンドラは愛した男に捨てられた挙句に辱められて、最後は気が狂ってしまった末に死んでしまう、といった末路を迎える女性だったかと記憶しています。
最終話とその前のエピソード(まだ警察の捜査が入っていないPCの電源を入れる話)の2話から勘案するに、おそらく百合子さんは……宍戸駿さんとの「行為」に関する映像を世界中に流されたのではないか、と解釈してみました。
だとすると、最終話で百合子さんが蜂を執拗に踏み潰す仕草にも納得がいくような気がするのです。
カッサンドラのように「狂わされてしまった」後に当てはまるかなって。
おのれ、宍戸駿。許すまじ!! って気持ちで村に戻ってきて、もしその場に宍戸駿がいたらこの手で……。
うーん、考えすぎですね。忘れてください(笑)
ですが、こういった考察をしたくなるぐらいには色々と考えながら、私が読み進めたことだけはどうかご理解ください。
最後になりますが、素晴らしい作品を読ませて頂きありがとうございました!
深夜に長文失礼しました。
作者からの返信
コメントありがとうございます!
読了ありがとうございました!
読者様の独自の考察は、筆者としても非常に参考になります。
伝えたい意図が伝わっているのか、あるいは、このように伝わるのか……、などなど次につながる要素がいくつもありますね!
コンピュータウイルスの「トロイの木馬」自体が、神話を元に、対象に招き入れさせ、時限式に中から破壊するもの、の形容として名付けられています。
ゆえ、ウイルスの意味合いと、本作主人公がそのウイルスと同じように、村を中から破壊する者、としてタイトルに使っています。
第59話 事後への応援コメント
うまいなぁ。。。
はっきり書かずに余韻を持たせて想像の余地を残す終わり方、好きです。
宍戸さんが俯瞰して書かれてる場面があった(ように見えた)ので、彼を見張る第三者か、曰くのありそうな神社と祭りから人あらざるナニかの存在も疑いましたが、
いやぁ、げに恐ろしきは人の業なりってやつでしたか。
百合子ちゃん、
以前、宍戸さんのしたことは許せないとは答えたけど、村への憎悪に比べたら大した風じゃなさそう。いい感じに彼女の闇も膨らんでますね。
宍戸さんは何らかの形できっと!!
作者からの返信
コメントありがとうございます!
人の怖さを宍戸、百合子、村人と多くのかたちで描いた作品となりました。
読了とレビューまでありがとうございました!
第45話 終わりと解放への応援コメント
最後の一文に「!?」でした。いよいよクライマックス…心して読み進めます。
第11話 希望への応援コメント
あの亀井さんに涼しい態度を貫き通す宍戸さん。すごいですね。なんか彼の方が怪しく思えてきました……汗
一点だけ誤字報告させてください。
>「SSDに換装するんだって? よく、あの亀井さんが\30,000ものお金を払ってくれたもんだねえ?」
円マーク¥がバックスラッシュ\になっていました。
もし、何かの意図がありましたら読み飛ばしていただいて構いません。
引き続き、楽しませていただきます。
作者からの返信
コメントありがとうございます!
宍戸は単にメンタルが強いのか、嫌われてもいいと開き直ったのか、店主も手を焼くお客のこの態度はすごいですよね……。
――――
ご報告ありがとうございます。
ご指摘箇所が原文ではきちんと表示されていたのですが、表示の問題もあるかもしれないので、半角から全角に変更いたしました。
編集済
第59話 事後への応援コメント
ふぁ( ゚Д゚)!?時が流れたですって!?
宍戸PCどうだったのか気になる~。
まだ生きていたのか、それとも単なる死後の痙攣なのか、百合子は――、またも力強くそれを踏みつける。ですもの@@;
私も、開けてはいけないPCで百合子さんも、何かが?なんて想像しながら、事後を妄想で楽しませて頂きます(^^♪
謎多きお話で面白かったです。完結おめでとうございます。お疲れさまでした(*´▽`*)
作者からの返信
コメントありがとうございます!
あえて「ミステリー」の形式をとっていないので、謎を謎のまま想像に任せてるところが多くあります。
ただ、話の中間くらいであったように宍戸は百合子の前にも村にも2度と現れていないようですね……。
第59話 事後への応援コメント
え? えぇ~ッ??
なんですか、この最後は??
百合子ちゃん都会に行って前にも増して神経が図太くなった?
キライで仕方ないはずの村にわざわざ戻ってくるって、まるで
「もうお前たちなんて、わたしの敵じゃない!」とか言ってるようにも
見えちゃうんですけど・・・女子って怖いかも・・・(汗)
武尾先生、執筆お疲れさまでした、また次作、待ってま~す!!
作者からの返信
コメントありがとうございます!
百合子が踏みつけた蜂の死体を確認するように、宍戸も事件を引き起こした村の「その後」を確認しにくると思って彼女は村に戻って来てるようです。
他人に紛れて村にやって来れるとしたら、お祭りの日以外にないと百合子は知っているんでしょうね……。
第56話 過去を知る者への応援コメント
宍戸さんの行動の根底に、昔の恨みがあるのはほぼ確実なのでしょうけど、
そういったことが起こるのってやっぱり田舎の村が似合っちゃうんですね・・
田舎の村とかって得体のしれない怖さってありますね・・・
それにしても武尾先生のストーリーって背なかをゾワゾワさせるし、
読んでいて、前のめりにはなっちゃうし、もはやプロですね!
いや、もしかしてすでに別のお名前で作品を出版されてたりするんでしょうか?
宍戸さんのことより、武尾先生ご自身のほうが謎が多くって興味津々です(笑)
作者からの返信
コメントありがとうございます!
ただの素人です(笑)。
第56話 過去を知る者への応援コメント
13歳といえば……充分にそういう想いを抱く年齢ですね……(´・ω・`)
これは、やはり復讐……なのか……(-ω-)
作者からの返信
コメントありがとうございます!
中学生にもなれば自我はしっかり確立されますからね。
あくまで周りの想像の範疇を出ませんが、復讐の可能性が高そうです。
第45話 終わりと解放への応援コメント
やっと宍戸さんからのメールがきたのに、
最後の一文が怖いです・・・
作者からの返信
コメントありがとうございます!
文字通り、彼が姿を現すことはなかったのです。
果たして、その真意は……?
第54話 生殺しへの応援コメント
コメント失礼します。
宍戸さんの過去からだんだんと、これまでの彼の行動の理由が繋がってきていますね。実際にありそうで怖いです。
この村の余所者をいつまでも受け入れない閉塞感は、私自身も実経験からよくわかります。祭りの文化が残る田舎にはよくあるものです。お祭りって地域の人間の結びつきを強くするものですから。
だからこそ、この物語が非常に現実とリンクして感じるのでしょうね。
素晴らしい構成になっていると思います。
PS. 私の作品を読んでいただきありがとうございます!とても嬉しいです。
作者からの返信
コメントありがとうございます!
村の閉塞感は、宍戸がパソコンを通じて村人と接していたにもかかわらず……、といったところがありますね。
ただ、彼も村人を信用していなかったようです。
ここからどういった結末を迎えるのか、最後まで見届けてください!
第54話 生殺しへの応援コメント
自業自得……なんて言葉で済ませられない出来事になってしまいましたね……(´・ω・`)
またしても、この村は「同じ失敗」を繰り返してしまった……(-ω-)
熊谷が単独でやった?
いや、無視していた周りも同罪ですよね……。
まるで自分のせいじゃない……熊谷のせいでこうなったと言わんばかりの村八分……(・ω・)
そりゃぁ、こうして次の問題が発生するのも致し方なし。
宍戸さんは、ここまで計算していたのかな?
作者からの返信
コメントありがとうございます!
宍戸の起こした事件がきっかけではありますが、次の事件は村人が自ら招いたともいえるかもしれませんね。
この事態を宍戸は知っているのでしょうか……。
第45話 終わりと解放への応援コメント
いろいろ感想を抱きながら読み進めていたのですが、最後の一文で全部飛びました……(・д・)
え?
宍戸さんが、失踪!?Σ(・д・)
作者からの返信
コメントありがとうございます!
宍戸は姿を消しました。
彼の身になにかあったのでしょうか……?
第38話 いつも通りへの応援コメント
熊谷さん、いつも村を廻っているようですけど、もしかしたら
そのあいだも宍戸さんの動向を探ってたりするんでしょうか?
地方の村の駐在さんって、村の人と必要以上にくっついちゃうような
気もしますし・・怪しいです・・・(笑い)
作者からの返信
コメントありがとうございます!
村の人と密接に関わり過ぎて本来中立の立場にあるはずの「警察官」からかけ離れてしまうこともあるかもしれませんね……。
第38話 いつも通りへの応援コメント
そうですよね……この狭い村の中で、
だいたいの出来事が伝わってしまう状況の中で、
あんな規模の嫌がらせに、熊谷さんが気づいていないわけがないですよね……(・ω・)
作者からの返信
コメントありがとうございます!
宍戸が駐在の熊谷に一切相談しない理由がわかりそうですね。
第35話 メッセージへの応援コメント
夜8時を過ぎてからの百合子ちゃんからのメッセージ、
う~ん、昼間ならなんでもないことでも、この時間ですし、
なんとなく気になるし、怖くもありますね。
今後が楽しみ?
作者からの返信
コメントありがとうございます!
メッセージの時間帯も中身があまり書かれていないところもいろいろと不思議な感じがしますよね……。
第2話 動かないパソコンへの応援コメント
はじめまして!
ホラーと書いていたけど最初は優しい雰囲気から始まっていたので驚きましたが、もしかしてこの話から不穏な展開の入口に?
そういう先が見えないところもドキドキします。
作者からの返信
コメントありがとうございます!
序盤の話は全然ホラー要素なさそうなのですが、どんな話だったかだけでも頭の片隅に置いておくと後からおもしろくなってくると思います!
第35話 メッセージへの応援コメント
自転車を盗ったやつは、自転車が欲しかったんじゃなくて、
宍戸さんの移動力を奪いたかったのかな?(・ω・)
それにしても百合子ちゃん……
これは返事に困るやつですね……(´・ω・`)
作者からの返信
コメントありがとうございます!
メインの移動手段を奪われると宍戸は困ってしまうでしょうね……。
ただ、それ以上に百合子からのメッセージには困っていそうです;
第26話 本物と偽物への応援コメント
パソコンって便利な部分がほとんどですけど、一部に詐欺とか
怖い部分があるから気を付けないといけませんね。
わたしはパソコン詳しくないから、トラブルとかはもっぱら弟まかせです(汗)
作者からの返信
コメントありがとうございます!
便利過ぎる分、簡単に犯罪の手も忍び寄って来るので注意しないといけませんね……。
第59話 事後への応援コメント
最終話まで読ませて頂きました。
後半は夢中になり夜中まで一気に読んでしまいました。
タイトルが大伏線でしたので、宍戸さんがどこまで村に入り込むのか、良い顔を続けるのかとハラハラしていました。
フィクションとはわかりつつも現実にありそうなリアリティがゾクっとくる話でした。
作者からの返信
コメントありがとうございます!
読了ありがとうございました。
現実には難しくとも、「現実味」を意識して書きましたのでとてもうれしい感想です!