若い間にしか書けない文章だね。

ぼくの周りには名古屋財界の関係者や医者などの子弟が多かったから、将来に関する不安はなく、すでにできたレールの上に乗っていれば成功や幸せになることができる、そんなのんきな友達(親ガチャ成功)が多かった。一方、平民のぼくは、将来に対する不安もあっただろうけど、目の前にあるものをこなすので必死だったかな。

世の中は平等だけど均等には作られてはいない。だから、少しハンディーのある子は勉強して成り上がらなくてはいけない。その途中でぼくはコースアウトしまった。成功している同級生を見ると、うらやましくないかと言えばうそになる。でも、現状は、挫折した気持ちもあるけど毎日楽しく生活できている。つまりのところ、とにかく生き続けてみないと未来はわからないね。

ものにあふれて生活するより、シンプルに生きるのが快適、そう実感している(後、家族の存在もかけがえないね)。ぼくの思春期には「うみお」みたいな存在は表れてこなかったけど、世の中を斜に構えながらもまっすぐと全力疾走していたら、そういう答えにたどり着いたよ。