異世界婚活

菜月 夕

第1話

「いらっしゃいませ。

勇者様。

ここは世界と世界の狭間私は世界と世界を結ぶ婚活の女神です。

あなたは婚活の候補として異世界から勇者として、呼ばれました。

異世界ではあなたの様な高チート、高学歴、高身長の勇者の血を入れようと婚活に力を入れて召喚をおこないました」

「チートはここで貰えるんだろうけど、俺は高学歴でも高身長でもないぞ」

「異世界では文明が遅れてるのであなたの様な高卒でもかなりの高学歴! そして異世界では栄養もあなたの世界一程では無いので発達が悪くあなた程度でも高身長‼️

あなたのような勇者を異世界のお姫様がまっています!」

俺が気付くと王宮の召喚の間だった。

そして、清楚で美人しかして我儘ボディと言う難度の高いバランスを持ったお姫様が。

「勇者様、お待ちしておりました」

少し頬を染めて俺に言った。

「あなたの力で魔王を倒して下さい。

私はあなたのものです」

俺はそれを信じ幾多の艱難辛苦を乗り越えて魔王を倒した。

姫も騎士達と駆けつけた。

俺は姫の所へ向かおうとすると身体が消え始めた。

「魔王を倒すと召喚が元に戻るのは伝説の通りだったのね。魔王のお宝は私たちのものね」

王女がイケメン騎士の元に行くのを最後に俺は元の世界へ。

「まったく、異世界婚活詐欺は辞められないわ。

私への信仰も増えるし供物も充実するもんね」

女神は次の獲物を物色しだしてた。

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異世界婚活 菜月 夕 @kaicho_oba

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