はじめまして。
なかなかに骨太なスタートですね。
父王と兄王子たちが反省して、アルバート王子を邪険に扱ったとは……。
ちょっと切ないですが、悔いても改めることができなかった、結末は重いということですかね。
作者からの返信
感想ありがとうございます。
戦記物のつもりですから、ちょっと意識して重めにはしています。
父王と兄たちは、これまでアルバートを邪険に扱っていたことを最後になって後悔していますが、アルバートの諫言を受け入れて降伏するには彼らのプライドは高すぎました。
そして彼らは今更アルバートに謝っても許されるはずもないだろうと理解出来ており、そして許されようと思うほど厚かましくもなれませんでした。
人の生きざまとは単純に善悪で割り切れるものではないのかもしれません。
それぞれにそれぞれの思いがあり、見え方が変わるということをとてもよく表しているプロローグで素晴らしいです。
性善説と性悪説の対比から人間の複雑な心境の描写まで、心打たれました。
作者からの返信
感想ありがとうございます。
人間にはいい心もあれば悪い心もあるものですよね。
そして自分が間違っていると思っても、改められないことはよくあります。
王と上の王子たちも、そんな普通の人間でした。
楽しんでいただけるとうれしいです。