応援コメント

第55話 清実、乱心す」への応援コメント

  • >声を上げ得る者もなく場は静まり返っている。床には血溜りが二つ、鼻腔を刺激する生々しい臭いを漂わせながら、みるみる広がっていく。

    表現の話になりますが、この一文に、血だまりに沈む清実と若者。それを呆然と眺める周囲のものどもの情景がありありと浮かんできてとてもエモくございました……

    戦記ものでは、敵方の散り際や無名の人間たちの想いや行動の描写に興味が引かれるタチです。今回のお話も大変面白く読ませていただきました。
    次から新章ですかね。続きも楽しみにしております!

    作者からの返信

    ありがとうございます。
    最近ちょっと情景や行動の描写にハマっておりまして、お褒め頂いて嬉しい限りです。
    WEB小説界隈では「そんなのどうでもいいから、早く話を先に進めろ」とか言われそうですけど (^^;)

    仰る通り、次話からは新章の始まりです。
    いよいよ鎮西制覇!
    乞う御期待でございます 😄

  • 拝読致しました。
    「戦場にある者は異常な精神状態に陥り」
    これを冒頭に持ってきてその精神を嘲り、最後は自らこれに陥るという筋運びが良いですね(^^)
    平安貴族の政治における醜怪さが垣間見れたよう。
    清実さんの懸念がどの程度、真実を射ていたのか、それはともかく……

    作者からの返信

    ありがとうございます。
    筋運びを褒めて頂いて、ちょっと舞い上がりそうです (笑)
    実はここは意外とスラスラ書けました。
    普段から、疑心暗鬼に陥りがちな人々を周りに何人も見ているからかも (^^;)
    自分もそうならないよう、注意しなくては。