応援コメント

第39話 博多大追捕」への応援コメント

  • 拝読致しました。
    為朝さんの成長が目を見張るほどですΣ(O_O;)
    この年にして冷静に戦況を把握し、腕白に慢心しそうな年頃にして頭脳戦の重要性を弁えている。
    そう考えると、この強すぎる才能の持ち主の価値観を錬磨するのに、おじいさんの存在は大きかったですね(^^)
    自由闊達にして、戦争の良し悪しの価値観を持ち、力あるものを畏れない心と力なきものを護る共感力を共に具えている。
    これが、小役人とか卑しい武将とかだったら、違う方向にグレてしまいそうで...(^^;)

    作者からの返信

    ありがとうございます。
    登場人物の成長を描けるのは長編執筆の醍醐味ですね。
    とはいっても八郎はまだ13歳(!)、これからもどんどん成長します。
    重季の愛情と薫陶、法然との出会い、それから義親の影響が大きかったかなあ。
    最初はただ豪放な人物として描こうとしていた八郎の性格がどんどん予定とは違う方向に向いちゃって……
    やっぱり「人」の影響って大きいですね。
    それがたとえ小説やドラマ、映画の作中でも。
    私にも「恩人」と呼べる人が数人おられまして、その人たちと出会ってなかったら、今頃それこそグレちゃって、とんでもない人間になってたかも (笑)

  • 「後世の記述によれば、大宰府によって動員された武士の数は五百騎、押し込みにあった商家や蔵の数は一千六百に上ったという。」
    うわー……、ひどい……。もう言葉がでない……。

    奥方を慰める八郎の、堂々とした若武者ぶりよ。
    冒頭の荒くれお子さまだった頃から、よく成長したな、と感慨深くなりました。

    作者からの返信

    ひどいでしょう!
    博多の筥崎宮に残る文書に載っています。
    全国的にはあまり有名ではない事件ですが、九州大学の研究結果などを見ると、やはり事実と認められているようです。
    犠牲者の数に関しては明記されていませんが、相応の数だったでしょうね。

    ところで八郎、成長しましたでしょうか?
    そう感じて頂けたら嬉しいです。
    長編を書く醍醐味のひとつは、登場人物の成長を描けることですね。
    ぼんやりとは分っていたんですが、本作を書いてみて強く感じました。

    編集済
  • 八郎が成長していて、冷静かつ豪快な姿がとても良きです!

    作者からの返信

    ありがとうございます 😄
    人物の成長を書けるのは長編の醍醐味ですね。

    追記)返信が遅れて申し訳ありません。
    その辺の事情は最新の近況ノートに書きましたので、よろしければ御覧のほどを <m(__)m> 

    編集済
  • 大追捕は実際に怒った事件とのこと。官庁であるはずの大宰府がそんな蛮行を行うとはと、為朝と共に義憤に駆られちゃいますね。

    京に訴えても無駄。調査に数年、その間に賄賂を贈れば済んでしまうという所に、通信機械が無い時代のリアルを感じました。

    九州はジッサイ遠く、物理的な距離が中央集権化を阻害しますね。

    為朝の活躍を期待します!

    作者からの返信

    そうなんです。記録にも残っている事実なんです。
    信じられない暴挙ですよね。
    ご期待通り、これから八郎の大活躍です。

    追記)返信が遅れて申し訳ありません。
    その辺の事情は最新の近況ノートに書きましたので、よろしければ御覧のほどを <m(__)m>


  • 編集済

    おはようございます!
    いつも楽しく拝読させていただいています。
    勇猛さと智慧、優しさを合わせ持って成長した八郎が大好きです。でも、最推しは重季だったりします。
    歴史に疎く、玉藻の前の名前をかろうじて知っているぐらいの私ですが、Evelyn様の冴えわたる筆致のおかげで置いていかれることなく、更新の度に大きなワクワクを味わっています。
    今ではもう大ファンです!
    どうしたらこんな無知な読み手にも、難しすぎないのに雰囲気を壊すことなく、その時代の一端を平易にイメージさせながら読ませることができるのでしょうか?
    どうすればこんなにも流れるように美しい文章が書けるようになるのでしょうか?
    作品を書くうえで参考にしたこと、様々な物語を手掛ける際に大切にしているテーマや心掛けていることを教えていただけますと、すごく嬉しいですし、参考になります!

    ・お礼コメント

    偉そうだなんて絶対にそんなことありません!
    親切にありがとうございました!
    とても参考になりましたし、勉強になりました。
    教えていただいたことを自分も心掛けて、文章を書いていきたいと思います。
    本当にありがとうございました!
    失礼しますね

    作者からの返信

    ありがとうございます。
    重季は最近は少し世話やき爺的になってしまっていて、もっと活躍させてあげねばと反省しきりです (^^;)

    「大ファン」とは、なんと嬉しい御言葉!
    有難い限りです。

    心がけていることは、そうですねえ……
    実は私、多くの学生に英語を教えることを職業にしているんですが、その分野では著名な(もうお亡くなりになった)先生が残された言葉がありまして、それは

     ① 不必要な専門用語で自分の講義を権威付けること
     ② 授業に政治的なメッセージを持ち込むこと
     ③ 分かり易さを目指すため生徒に媚びた過度の単純化

    この3つは決してやってはいけないと仰るんですね。
    私が文章を書く際にも共通してるかなあ。

    ・難しい語彙や専門用語を使わないで、どうしても必要な場合は、前後の文脈から推測できるように書くこと
    ・「為朝伝」の場合、テーマは「自由を愛する若者の成長譚」ですので、それ以外は下手に自分の主張や政治信条を持ち込まないこと
    ・読者に媚びた安易なエロや転生、「ざまぁ」を避けること (笑)

    ですかね。
    それから、授業にしろ物語にしろ「言葉」で行うことですから、リズムは大切ですよね。
    最後にはやはり「読者の立場になって、作者の意図が明確に伝わるようにシンプルに書くこと」でしょうか。
    難しい構文や言い回しばっかり使って、文法は破綻、論旨は不明瞭な文章って最悪ですから。

    偉そうに長文書いちゃいましたけど、少しでも参考になれば幸いです (^^;)

    編集済

  • 編集済

    とんでもない仕業ですね。これ実際は元通りに取り戻すのものがすごく大変だったんじゃないかな、と時代とは言え恐ろしい話です。
    一方で八郎は今や豪胆にして緻密な冷静さを持ち合わせる人物になってて感慨深いです。

    作者からの返信

    博多大追捕は記録に残っている実話なので、被害にあった人々は本当に大変だったでしょうね。
    しかもそれを、当時の九州の政治と軍事の中心であった大宰府がやらかすんですから、とんでもない話です。
    時代とはいえ、こんなこと絶対に許しちゃいけないですよね。
    ということで、史実とは異なり、私の物語中では八郎が大宰府に鉄槌を下します 😄

    「感慨深い」とは嬉しい御言葉。
    これまで八郎の成長譚にお付き合い頂きましたからねえ。本当にありがとうございます。
    これからはある意味、ストレス発散です (笑)

    編集済
  • こう、幼い頃の八郎は、ただ、闇雲に暴れていたという印象だったのですが、こうして、冷静に戦の作戦をたてて、先の先まで考えることができるようになっていることに「成長したな~」と、オカンのようなしみじみとした気持ちになりました。

    作者からの返信

    まあ、今まで長々と八郎の成長を描いてきましたから。
    自分で思うにも、地味な場面が多くって辛かったあ (^^;)
    ここまでお付き合い下さった皆様には感謝感激雨あられです。
    そのうえ、オカンのようなしみじみとした気持ち、とは、まあなんと嬉しい御言葉!

    さあ、ここから八郎は今までの経験や学びの蓄積を発揮しますよ 😄
    父親には疎まれ、母親には殺されかけ、いろんな人に出会い、普通ではない経験をしましたからね。
    やっと大人になった八郎の物語の始まりです。
    でも、実はまだ13歳 (笑)

    編集済
  • 酷すぎる、なんて残酷な!

    八郎様は賢く強く、カッコ良すぎる♡

    必ず!仇を!

    作者からの返信

    驚かれるかもしれませんが、この博多大追捕というのは実際にあった事件なんです。
    被害にあった家屋の数、場所、出動した武士の数なども、筥崎宮が襲われ宝物等が奪われたことも含めて、残された記録通りです。
    人的被害については記載がないのですが、やはり相当なものだったでしょうね。
    大宰府だけではなく、当時の政庁のやり方って…… オソロシイ。

    これに為朝がどう関わったかについては史書には書かれていませんが、当時は既に勘当されて鎮西に渡っていた筈。
    まだ豊前にいた頃かなあ。
    これ程の理不尽な所業がすぐ近所で行われているのに、黙って見ているなんて「心優しき乱暴者」であるはずの為朝には似つかわしくない。

    ということで、本作では八郎がこの一件に直接関わり、大活躍してもらうことにしました。
    お楽しみに (^_^)

    編集済
  • 正に筆舌に尽くし難い所業ですね…

    ここは何としても目に物を言わせ仇を取って欲しい気がします。

    作者からの返信

    これは実際にあった事件なんです。
    500騎を動員、1600軒の被害という数字は、なにしろ昔の記録ですから多少の誇張はあるでしょうが、当時の博多の繁栄が偲ばれます。
    同時に当時の大宰府がどんな役所(?)であったかも。
    大宰府に限らず、多くの政庁が似たようなものだったでしょうね。
    人々はどれほど塗炭の苦しみを味わっていたことか。
    一方で京では政争に明け暮れ、贅沢三昧ですから。
    なんともはや……

    編集済
  • 妻女か、妻と娘双方というのもあるんですね。勉強になります

    作者からの返信

    妻女という言葉には二義性がありまして

    ① 妻と娘 ② 妻である女性

    なんですが、ここでは ② の意味で使っております。
    紛らわしい表現ですね (^^;)

  • ここまでやらかすとは、敵も滅茶苦茶ですね……。
    一方で、八郎の勇武と……そして才知が、輝き出してきていますね^^;

    面白かったです。

    ではではノシ

    作者からの返信

    実はこの博多大追捕というのは実際にあった事件でして、人的被害については記録が残っていませんが、当然に相当なものだったと思われます。
    500騎を動員、1600軒の被害という数字は、なにしろ昔の記録ですから多少の誇張はあるでしょうが、当時の博多の繁栄が偲ばれ、同時に官のやり方の無茶苦茶さに驚いてしまいます。