4年目第一節 電力不足と入植者問題

コロニーの方針が怪しくなる中でなんだかんだで4年目に突入した。

どうやらエルフ神聖王国を襲撃するかしないかというくらいまで話が進んでいるみたいだ。

発電機の工事は終わりコロニーの電力が安定し始めた。

これでクーラーを使ったらまた電力不足になることは変わらないがクーラーを使う時になれば太陽光発電も使える状態になっているだろう。

午後、過激派モヨからの襲撃だ。

しかし徴兵がかからない。どうやら包囲作戦の様でZoeちゃんが包囲作戦の妨害に行ったみたいだ。

夕方あたりか、ネズミのような耳と尻尾を持つ種族、ラットキンのキャラバン隊が来た。

この惑星に不時着してからは初めて見かける種族だが課長曰くどこの惑星Rimにもいる種族みたいだ。


ラットキンのキャラバン隊が去った頃。もう夜の9時を回る頃だろうか...

古代エルフのPaigeとEudokiaと課長が脱出うんぬんで話していた。

定員を増やすと宇宙船のサイズが大きくなるのが問題みたいだ。

人数が増えすぎた故に脱出するメンバーとここに残るメンバーを決めているみたいだ。

自分とかZoeちゃんとか地球出身の入植者だけが脱出できる最低限の宇宙船を建築すれば労力も材料も集める手間が省けると思うのに何を欲張っているのやら...

記:5503年第一節1日


しとしとと雨が降る朝だ。

遭難者のハーフエルフが挨拶をしてきた。

どうやらこちらに入植したみたいだ。

彼女はStarというみたいだ。奴隷として亜人工業から販売され輸送中に事故で遭難し今に至る。何も悪いことをしていないのに亜人工業の奴隷にされていたある意味かわいそうな子だ。

しかし...彼女は亜人工業について色々知っているしなかなかの秀才だ。

このコロニーには勿体ないような気がする。(奴隷を購入した派閥は敵対派閥だから良くも悪くもないと思うけど...)


最近女性陣の意識がぼんやりしていたり呂律が回っていない子もいる。

何があったのかわからないがなにかあったのだろうと思いあまり話したくはないがエルフのKiaに聞いてみる。

サイコプレッサーの影響だね♡意識が低下するから当然だよ♪

通信機を確認するとサイコプレッサーを用いたクエストを誰かが受託したみたいだ。Anfisaの心情が低い原因もこれが原因かもしれない。

でもホントに恐ろしいほど情報がある彼女は本当に薄気味悪い。

記:5503年第一節2日


夜中に何らかに襲撃されたのか外から連続した爆発音が聞こえてよく眠れなかった。睡眠時間がずれ込んでしまった。


午後、課長からまた追加建築の設計図面が渡される。

今度は冷蔵庫北側の壁に沿ってまた入植者向けの個室の建築だ。

一体何人まで増やすつもりなのやら...

ブロック手積みは重労働だから建物の建築はもうこりごりだ。

記:5503年第一節3日


コロニー東側に建築した新しい自分の部屋は少々狭いもののコロニーの中心からやや離れたところにあるので静かで居心地が良い。

ただ、洗濯機が作動中は壁越しにゴトゴト物音はするが...

朝からKiaがなんだか騒がしい...だれかをぶっ殺してやるとかなんか物騒な騒動が起きた。どうやらまだ身内の死を引きずっているみたいでその精神的にまだ不安定なのだろう...


午後、研究項目を確認すると組立製造の研究となっていた。

今回はかなりの時間を要しそうな難しい研究内容だ。

数日前は補修と修繕用具の研究だったが...研究が一瞬で終わるのも人員が増えたからだろう。

最近は人員が増えた影響か原型種を調教している時間が増えた気がする。

記:5503年第一節4日


真夜中夜食中、何時だろうか...

ホモガキからの襲撃で徴兵が発動した。

集合住宅東側に集まるように指示があったので集合住宅南側を通り徴兵場所に向かう途中だった。

Zoeちゃんが叫ぶ!

ロケット装備がいるからすぐ下がって!危ない!!

ヒューンという音の後に爆発音が起き吹き飛ばされた。

爆発力の特段大きい最終ロケット砲を食らったみたいだ。

壁に強く体を打ち付けてしまい動けなくなった。

どうやら右手と左足を負傷してしまったみたいだ。

直撃は自分とZoeちゃんだけみたいで近くにいたNenvolkが崩れた壁の内側に自分を移動させる。


許さん...コロニーの入植者をここまで痛めつけるのは...!


Zoeちゃんが壊れたフェンスからホモガキの敵衆に向けてビームを連射する様子が見えた。

周りのメンバーはZoeちゃんが感情が高ぶり過ぎてやや暴走している状態を止めようとしていたがダメそうだ...


夜...何とか一命は取り留めたがここ最近は療養ベッドでの生活がやたら多い気がする。右手は炎症を起こして動かせないし左足は足をつく度にじんじん痛む。折れてはいなさそうだ。

記:5503年第一節5日


意識がもうろうとする。感染症の菌が全身に回っているみたいだ。


さっきPaige?なのかはっきりわからないが銀髪のエルフが見舞いでおかゆを持ってきてくれた。意識がもうろうとしていて返答もできなかった...

Paigeは暫定的に相部屋をしていたエルフ娘で結構仲が良かったりすr....


夕方ごろ、意識が戻ったみたいだ。

火山灰が薄くなったのか夕焼けがぼんやりと窓から見える。

まだ体にだるさが残る。


放送が入る。

"発電室北側に襲撃ポッドによる襲撃だ!すぐ集まってくれ"


ウーンドワード将軍家による襲撃だ。

今までほとんどの襲撃はコロニーの外れから直接襲ってくるか資材をポッドで資材を調達して迫撃砲を組み立てて迫撃してくる例はあったがコロニー内にドンピシャで落としてくるパターンは初めてだ。

しかしポッドの数に限界があったのかそこまで大人数ではなかったので一瞬で撃破され襲撃は失敗に終わった。

記:5503年第一節6日


どうやら火山灰は去ったようだ。久々の快晴の青空だ。そして蒸し暑い。

そして徴兵が発動。

ホモガキからの襲撃だ。

ホモガキの敵衆はロケットランチャー持ちがいる可能性が非常に高い為あまり近づきすぎないように警告が出された。


Zoeちゃんは前回コロニーをボコボコに破壊された事と大けが人を出されたことによるホモガキへの敵対心があるのかホモガキの敵衆をノリノリで殺害している。


Zoeちゃんがとんでもない勢いで敵衆を倒した影響かすぐに撤退し無事防衛戦は終わった。


島田ハウジングではとある大問題が生じている。

死体と穢れた衣服、使えないゴミ品質の武器があふれている事だ。


死体に関しては焼却したりケモミミートに作り変えてしまえば問題ないが問題は洗濯した穢れた衣類、ゴミ品質の武器だ。

周りの派閥の村に売り込んでしまえば簡単だが資金にも限度がある。

そう、周りの村がすべて資金難になってしまい不用品を買い取ってくれなくなってしまったのである。

売れるだけ売っているがそれ以上に襲撃が発生してしまい売る量に対して入る量が過多になっている状態だ。

コロニーの中、特に集合住宅の廊下はもう既にゴミの武器が山になっている。

洗濯室も洗濯機はフル稼働...フル稼働でも捌ききれず洗濯室の半分以上が穢れた衣類で埋め尽くされている。

こんな状態をお客さん...特にエンテレケイアのアイリーン様とかに見られては非常に悪印象だ。

すでにアイリーン様はこの状態を指摘してきているみたいだ。

記:5503年第一節7日


Paigeとの関係は良好だ...?

昨日の夜はいつもはベッドの下の一枚布で寝ていたが一緒に寝てもいい?って聞かれたので一緒に寝た。というよりベッドに潜り込まれた...!

その時どさくさに紛れてPaigeのあれこれを触りまくったが特に変な反応はされなかった。この前セクハラしたAdeodataとは違う感触。逆にあの感触でよく銃弾を何発食らっても平気な強靭な体だなぁと思った。

"私の体...そんなに気になるの?"と言われ押し倒されそうになり必死にもがいたら低品質なベッドだった為かバラバラになって壊れてしまった...

Paigeは残念そうにしていた。向こうはその気で行為まであと一歩だったがまだ肉体的な関係にはできなかった...


朝起きると課長から声をかけられた。

にしやま君、君が探していた武器が入庫したから装備してくれ。

集合住宅の武器の山に埋もれていたのはラーヴァランチャー...

亜人工業がテレビコマーシャルをやっていてスタジオが全焼する放送事故みたいなコマーシャルになっていた。

そんな危険な代物なのかな?

元々亜人工業に所属していたオリアンやStarに聞くと

"かなり危険な武器だから使うとしたらコロニーから大分離れたところで使ってね..."と言われた。

早速試射に向かう。

東側、遺跡の南側あたりに珍しくラクダがうろついていた。

ラクダを目標にボン...と撃った。

ラクダから外れたものの周囲3mくらいに火柱が上がる。

まさにアツい武器だ。あのコマーシャルは嘘ではなかった。やや恐怖を感じた。


夜、古代エルフの前哨基地を攻撃するクーリン共和国の応援として出兵する入植者のリストが大広間に書き出されていた。

当然ラーヴァランチャー装備に原型種に指示を出せる自分は出兵だろうなと思ったが予想通りだった。


翌日の朝出発予定だ。

はっきり言ってこれ以上古代エルフ増えてもらいたくない内心だ。

なぜか好意を寄せてきているPaigeと人間全般に好意があるLeach姉貴を除いて古代エルフ達は人間を見下すような発言や言動が多い。

プライドが高い高飛車な性格が多いので課長や島田部長の言う事を聞かなかったり揉め事の原因にもなる。

今は圧倒的な力を持つクオリーラケテルがいる事で抑止力となっているがこれがエルフだけとなったら僕ら人間は奴隷とさせられてもおかしくないだろう。

記:5503年第一節8日


昼前、例の前哨基地に到着した。

島田部長は到着前から以前発生したエルフの襲撃の規模からして敵の数が多いのではないかと危惧していた。

島田部長の予感は的中した。

狭い前哨基地には少なくとも50人以上の古代エルフがいた。

なんでこんな狭い基地にこんな人数配備しているのかは謎だが...


クーリン共和国の連中らはフルアーマー装備、たいしてこちらは簡易的な装備だ。

手を抜くと死人が出るかもしれない。

何でこういう時にZoeちゃんはついてこないのだろうか...


戦闘が開始するとまず言われた事は"ラーヴァランチャーは使うな!"


まぁそうでしょうね...火の海にしたら援護するはずのクーリンも焼く事になる。

適当にエルフに攻撃するように原型種に指示を飛ばしあとは待機だ。


やっぱり古代エルフはあの華奢な体の割に屈強だ。

クーリン部隊が弾幕を作ってもなかなか倒れない。


昨日Paigeに押し倒されたの話を陸田にするとやや引き気味で"こんな事を彼女らの前で話したらぶっとばされるよ"と言われてしまった...(お前もZoeちゃんとエッッしてじゃねぇか...)


気絶した敵衆のエルフを担いでるタクダがインカムで連絡をする。

特に屈強な守護騎士がいるとのことだ。

それを聞いた陸田は守護騎士がいるであろう方向に向かう。


気づいた事にはかなりクーリン共和国のメンバーがやられている事に気づく。

これはマズい...課長が冷や汗をかき始める。


インカムが入る。

我々の勝利だ。ありがとう。

君たちは帰っていい。後処理は我々がやる。


古代エルフ達は全滅したみたいだ。

血縁のメンバーもいたみたいだがこの状態を島田ハウジングにいる古代エルフ達にどう説明しようか...と島田部長は青ざめていた...


夜になってしまったので戦場で夜を明かすことになった。

こりゃ眠れないだろう...

記:5503年第一節9日


朝になり戦線から共和国の連中らが脱出後、陸田と島田部長はだいぶご立腹だ。

お礼は言ってきたが前哨基地の戦利品をすべてこっちが持っていくと言ってきたのだ。

図々しい奴らだった。

挙げ句には敵衆の気絶した古代エルフは我々が治療しわからせると言い気絶した古代エルフを根こそぎ連れて帰っていった。

結局攫ってきた古代エルフはこちらに先制攻撃をしてきたメンバーと守護騎士、要するはこちらの護身の為に衝撃の槍を使って気絶させたメンバーだ。

このメンバーは意識が戻る前に束縛しておかないと攻撃してきたりして大変な事になるので先に戦線から脱出しているメンバーだ。

要するは戦線から先に引き抜いたメンバー以外と戦利品はすべてクーリン共和国に横取りされた訳だ。

その割にはけが人が多く必要以上に出費してしまったことになる。


けが人と戦利品(ほとんどがベッドとエルフボウ)の影響で重量オーバーしてしまい島田ハウジングから何人か援護を要請した。


どうやら興味本位でSanfordが来るみたいだ。

昼前後か...SanfordとEudokiaが合流した。


彼女らはこの悲惨な状態を見て途方に暮れていた...

Sanfordはビール樽を発見した。中身をすべて持ち帰るとルンルンであった。

記:5503年第一節10日


大量の古代エルフの死体のケモミミート化がまだ終わらずこの血生臭い戦場からはまだ出発できなさそうだ。

能率の悪い屋外コンロでゆっくりと作るしかないのだがあまりの遅さにEudokiaがしびれを切らしている。

Sanfordには島田ハウジングに帰ってから飲むように言ったが既に朝の時点で酔っ払っていたのでビールを飲んだのだろう。

空き瓶が何本か地面に突き刺さっていた。

Sanfordは酔っ払うと制御不能になってダル絡みしてくるので面倒だ。


結局死体の数が多すぎる上にEudokiaが我慢の限界となってしまったのでケモミミート化は途中で中断して島田ハウジングに戻る事となった。


島田ハウジング到着間際、Sanfordの酔いがやっと覚めた頃、彼女のインコムにAdeodataから通信が入る。

今は島田ハウジング付近に近づかないでくれ...!

どうやら島田ハウジング内かその周辺でトラブルが起きているみたいだ。


というより...島田ハウジングに近づくにつれて女性陣の機嫌が悪くなっている気がする。なんとなくの予想だが女性向けのサイコドローンが発動中か...?


数時間もしないうちに島田ハウジング帰還した。

記:5503年第一節11日


日を跨いだあたりだろうか...

寝床につく直前に徴兵。

モヨの過激派派閥「ドィスパ」からの襲撃だ。

(本来の派閥名は"男子制支配戦線「ドィスパ」"だが面倒だから略で書く)

徴兵指示は一応、赤ちゃんのKristyやすぐ死亡する可能性があるサクリーン・リトルーナとかを大広間に避難させる意味合いもあるが...ほとんど遠目からZoeちゃんの戦闘を見るだけである。


あの戦場の事が脳裏に焼き付いてよく眠れない。

火山灰の冬も過ぎ去り暑くて寝苦しい日々が戻ってきた。


まだ朝早いが暑くなる前に作業を済ませようと早朝から作業をしていた。

いつも通りのエンテレケイアのお客さん。

もちろん常連客のアイリーン様もいる。

彼女ももう島田ハウジングに滞在している時間はかなり長いだろう。

ただ、ここにいる変わり者ケテルの2人はアイリーン様に苦手意識があるみたいだ。

仮に彼女がここに入植したら意見が食い違うに違いないだろう。


自分らが戦場から大量のエルブンボウを持ち帰った影響で少しはマシになってきた集合住宅の廊下に山積みにされている使い物にならない弱小武器の山はエルブンボウの山に様変わりしてしまった。


戦場から引き上げてきた古代エルフはやはり戦場内に血縁がいたのか精神崩壊を起こしまくっているみたいでクーリンたちが悲鳴を上げている。

記:5503年第一節12日


夜中に停電だ。

最近停電が増えた。部屋が増えた影響か電力の使用量が限界に近いのだろう。

エアコンが頻繁に止まって寝苦しい。


寝苦しく何度も夜間に起きては寝てを繰り返し夜が明けた。

あまりよく眠れていない。


朝、キャラバン隊に行くメンバーの貼り出しが大広間にされている。

今回は行先はモヨの派閥の村の尾根自治体、キャラバン隊のとして同行する事となった。

というより...昨日尾根自治体にキャラバン隊行かせたばかりじゃないかか?

とふと思ったがどうやら追加で買いつける物があるみたいで資金不足で買いに行けなかったみたいだ。

尾根自治体は近いもののこの高い気温に戻ったのでなるべく外を出歩きたくない内心ではあるが指名されているから仕方ない。


昼前、Sanford達とすれ違った。

必要のない武器類はすべて売れたみたいだ。

それはそれでSanford達に資金を持たせて尾根自治体に出戻りさせればいいんじゃないかと思うが...


午後イチには尾根自治体に到着した。

尾根自治体の人たちはもう買う品物を準備してくれていたが...

なんだこの巨大なプレハブ小屋セットは...


明らかに3人で持てるようなモノではなかった。

しかし3人しかいないので無理やり持って帰ることになった...


夕方、何とか島田ハウジングに帰還した。

生きた心地がしなかった...辛い。


亜人工業のロゴが入っていたので物騒なものには違いなさそうだ。

記:5503年第一節13日


雨が降っているが蒸し暑い朝だ。

倉庫脇に昨日買ってきた物騒な小屋が建築されていた。

亜人工業の販売店みたいだが何やら様子がおかしい。

搬出口と書かれたドア、販売場所には小さいながらにハイテクそうな画面がある。

画面を見た感じだとどうやら奴隷の販売、売却を行える小屋のようだ。

確か茶髪ハーフエルフのStarは亜人工業の通信販売の奴隷だったもののポッドの事故によりこちらに入植した経緯がある。

亜人工業は奴隷の通信販売もしているのか...


課長と島田が画面を見ながらぶつぶつ言っている。

どうやら試しに奴隷を購入するみたいだ。


島田と課長が買った奴隷は亜人工業直属の奴隷のシルキーラだ。

名前はオリアン。

きれいな茶髪の猫耳娘だ。


シルキーラは高度な文明を持つ亜人工業という派閥を持つ頭脳派なのか武闘派なのかよくわからない種族。何よりも頭の切れが良いのか...?

作業性能はヒトより少し上で少々人より体が貧弱らしい。

人工種族では希少な部類らしい。


オリアンが加入した事は吉報だが部屋が足りない。

どうにかして建設したいところだが粘板岩の採掘不足でブロックの生産が追い付いていないみたいだ。

記:5503年第一節14日


朝から停電だ。

ソーラーを追加で設置したので数日の間は大丈夫そうだったが今回は太陽フレアによるもので防ぐことができない。

あんまり長い間電気が止まると冷凍庫の中の物が腐敗してしまう。

雨が降っているとはいえ不幸中の幸いあまり気温が高くない。何週間も続かない事を祈るしかなさそうだ。


午後、太陽フレアによる停電が終わった矢先にホモガキから襲撃だ。

どうやら包囲するのか一気に攻撃するのかわからないが端っこにまとまってざわざわしている。

島田部長が散歩に行ったきり帰ってきていない気がするが...

ホモガキが攻撃をしてこない隙にZoeちゃんが先制攻撃を仕掛ける。

Zoeちゃんは卑怯な攻撃戦を仕掛けてくるホモガキが大嫌いでこの派閥に対しては容赦しない。

あっけなくZoeちゃんが片づけて防衛戦は終わった。

いちいち戦闘できない入植者を安全地帯まで誘導している手間は何とかならないものなのだろうか...?


4年目に入って入植ラッシュは終わったが部屋がない問題が未だ問題だ。

しかも古代エルフの捕虜が既に4人もいる状態。この状態でまたクーリンシャトル事故が起きたらたまったもんじゃないだろう。

ボーリングマシンが建築できるまで粘板岩に代わる建築資材も模索しないといけない。

相変わらず問題が山積みだ。

しかし部屋不足は思わぬ方向で良い結果を出した例もある。

部屋不足で古代エルフ、ハーフエルフ達が男性陣と相部屋になった結果何人かイイ感じになった。

自分もPaigeと恋人関係とは言えないものの仲良くなったのでその例に過ぎない。

個別部屋もいいのかもしれないけど相部屋でも何かしらの効果があるのではと思った。


これから気温が上がる第二節に突入するだろう。

記:5503年第一節15日

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にしやまのRim生活記 にしやま @Nishiyama5610

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