第389話 そんな役職は無い




「宰相バルトロアが病に臥せった以上は致し方ありません。わたくしも政務に携わりますが、ある程度の権限分散を考えています」


 淡々と語る女王様だが、そこには口惜しさが混じっていた。


 宰相が臥せって政治が滞ることが問題なのか、それともこれまで好き勝手をされていたことが気にくわないのか。絶対に後者なんだけどな。

 受け止め方ひとつでこれだけ印象が変わる事例もあるものだ。


「そもそも宰相の管轄は広く、ましてや複数部署のおさが執務に当たれない以上、やむを得ない措置でしょう」


 この国の体制を調べていた滝沢たきざわ先生や藍城あいしろ委員長に聞いた話だが、宰相の権限はちょっと異常だったという。

 本来ならば王様の意を汲んで、高貴なるお手を煩わせないように中間の手間を省き、必要とされる裁可を上に回す役職であるはずの宰相という地位は、気付けば第二の王となっていた。


 それがこの国における宰相の姿だ。異世界ラノベに登場する悪徳宰相そのまんまだな。

 アヴェステラさんたちから聞かされた情報と組み合わせれば、宰相のやってきたこと、目指すものが浮かび上がってくる。


 宰相は本来行うべき仕事をこなしつつも、自分の利益を増やすために少しずつ権限を拡大していった。小狡いのは王室にもそれなりの利を与え、共犯者にしてしまったことだ。そして自らは金だけでなく帝国に対する保身も考慮した立ち回りで、いくつかの国に居場所を用意する。本命は帝国貴族位。

 そんな企みは第三王女がいなければ、ほぼ間違いなく宰相の望みどおりに達成されていただろう。王家の全てどころか、王国貴族の多くを犠牲にしながら、自らは帝国で発言権を得る立場を獲得する。


 もしかしたらキレたベルサリア様がミルーマさんに命じて宰相を叩き斬って、そこからの内乱で王国が崩壊していたかも。


 たしかに純粋な武力ならば近衛騎士総長はそれ以上ない脅威だった。

 だからといって宰相が無力であったわけではない。先日のクーデターで本人が捕らえられたとしても、人材不足のせいで切るに切れない元宰相派は多いのだ。女王様はこれから理屈と脅迫と懐柔で、そんな連中を味方に変える仕事がある。宰相の垂らし続けた毒に対処する作業は、そう簡単には終わらないだろう。


 ここで【解毒】が有効ならばどれだけ効率的だったか。

 迷宮と違って、地上の面倒くささには呆れかえるばかりだ。



 クーデターを起こさなくても適当に罪をでっち上げれば、近衛騎士総長は勝手に反旗を翻し、そして十人の騎士に囲まれ倒されていたかもしれない。

 だが宰相ならば自ら姿を隠し、元王様や第一王子を適当に説き伏せ、さらには法を使って女王様の正統性を覆す方向に持っていったはずだ。


 故に女王様は全てを覆すために王位を狙った。

 第一目標は王族の確保であり、第二目標は宰相一派の捕縛。近衛騎士総長の打倒など、優先順位の上位にはこない。


 結果としては死闘となったが、その場に宰相と軍務卿を引きずり出してきてくれた総長には、女王視点では感謝すらあったのかもしれないな。



「まずは外務と法務を独立させます。当面は両者をわたくしが監察、特別外務官と法務官を選任します。こちらについては王による直接任命としましょう」


「しかし女王陛下!」


「静まりなさい、法務卿」


 反対の声を上げたのは白髪のおじいちゃん、というか法務卿とされる人物だった。


 まさにこれこそが宰相の残した負の遺産そのものだろう。

 王様からは限定的な権限が移譲されただけのはずなのに、それをわざと拡大解釈して運用していた連中の存在だ。


「本来どおり王権が宰相権を優越するだけのことです。アウローニヤの危機に当たり、粛々とした行動に期待しています」


「ですが、慣習では──」


 日本でいうところの裁判官にあたる人がこのザマだ。


 法律を恣意的に運用し、それが当然だと思い込んでしまっている老人の姿は、あまりに見苦しい。

 なんで女王様はコレを見逃しているのかなあ。見ているだけでイライラするのだけど、罪を問わないだけの価値があるのだろうか。


「法務卿、あなたの権限は失われません。その範囲において法を執行すればいいだけのことです。ただし、混迷を極める現在の王城を鑑みれば、結果に対してわたくしの確認が必要であると判断しました」


「姫様……、いえ、女王陛下のお手を煩わせるなど」


「心遣いには感謝いたしましょう。ですが宰相が不在である以上、わたくし本来の責務ともなるのです。激務は覚悟しておりますし、そのために階位も上げました。何か問題でも?」


「……いえ。出過ぎたことを。申し訳ございません」


 こういうロジックバトルならば女王様が負ける姿は想像できない。


 アウローニヤは王国を名乗っているわけで、本来ならそれくらい王家に権限が集中していたし、官僚貴族たちはお目こぼしをもらっていただけだ。それを正すべく王家の本山に女王様が立った。


 近衛騎士と王都軍が女王様に付いた以上、もはや文官が手回しできるようなこすい戦力を使った対抗は現実的ではない。暗殺どころか女王様に反抗的な態度を取るだけで、公的な暴力が襲い掛かってくる状況なんだよな。

 逆らえるのなんて独自の戦力を持った地方領主くらいじゃないだろうか。


 なんにしろ、ここにいる女王様は、無敵モードに入っている。

 十一階位の【導術師】で【疲労回復】【体力向上】【身体強化】【集中力向上】【睡眠】持ちだぞ。つぎは【思考強化】あたりかな。俺と違って素で頭のいい人だから必要ないかも。


 法務卿に対する態度を見ていれば、これでも優しいくらいだろう。人材不足だとはいえ、女王様ならいくらでも強権を発動できるのだから。

 それでも彼女がこうして丁寧に相手を論破していくのは、目的がざまぁしてスッキリ、ではなくアウローニヤの立て直しにあるからだ。


 この場にいる貴族たちは、本当にそういう危ないライン上に自分たちが立っていることを、もっと自覚した方がいいと思うのだけどなあ。



 ◇◇◇



「アヴェステラ・シ・フォウ・ラルドール」


「はい」


 微妙に変化したアヴェステラさんの名を呼ぶ女王様は、どことなく悔しげだ。

 その呼び方はフライング気味な気もするのだけど、アヴェステラさんが強要したのだろうか。


 女王様の脇に控えていたアヴェステラさんは満足気な声で返事をしてから、優雅に動き、女王様の前で膝を突く。

 なんかこう、二人のあいだの温度差が怖い。それって小さすぎる私怨だろうに。



 法務卿が説き伏せられてからしばらく、女王様による人事の発表は続いていた。

 空白となったポストには、代理という名目で幾人かの子爵や男爵が放り込まれ、その人たちはもちろん女王派だったりするのだが、その度に元宰相派や第一王子派、日和見派の文官たちが顔色を悪くしていく。


 女王様のやろうとしている国の運営方法に賛成できるからこそ、俺たちはのんびり眺めていられるが、これまでのアウローニヤにあった常識に漬かっていた連中からしてみれば、たまったものではないのだろう。


 ぶっちゃけ正義と悪とかじゃなく、お互いが野望と欲望をぶつけ合った結果でしかないということは、一年一組もよく理解して、戒めている。

 俺たちが女王様に乗ったのは、彼女の謀略の駒として取り込まれたのと、目指す方向が似ていたこと、それと納得できる報酬が約束されたからだ。


 繰り返しになるが、この結果は勇者による正義の執行などでは決してない。

 英雄譚としてどうなんだろうかとも思うが、もしも女王様の策が成功してアウローニヤ王国が存続したならば、その時は派手な伝説として書き残されるのだろう。


 もちろんその頃にはもう、俺たちは山士幌にトンズラしているんだけどな。



「あなたを内務卿に任じます。外務と法務以外の行政府を束ねてください」


「はっ!」


 さて、女王様の発表にこれまでなく会場がどよめいた。困惑がかなり混じっているようだけど。


「内務卿なんて役職、ねぇぞ」


 俺の横で解説キャラをしてくれていた田村たむらが、ここにきて観衆たちと同じように驚きの表情になっている。


 そういうことか。ここまで女王様は人を配属し直しはしたし、各部署が好き勝手をできないように脅しこそかけたものの、組織図にまでは踏み込んでいなかった。

 無理やりではあるが、代理にしても補佐にしても、いちおうは王国の法律に存在している制度ではあるし。


 いや、部署の新設だって王様の権限なら可能なのか。新騎士団『緑山』はそうして創られたのだから。とはいえ『内務卿』なんてフレーズ、しかも外務と法務を除く行政府全部って……。


「陛下、それではまるで宰相職では」


 ひな壇の下に降りて整列していた法務卿のおじいちゃんが掠れた声で問いかける。俺もそう思うんだけど。


「宰相は職を辞したわけではありません。宰相代理を立てようかとも考えましたが、バルトロア侯ほどの能力や家格を持つ者など、とてもとても」


「そ、それは……、それはたしかに、そうですな」


 シラっと言ってのける女王様がチラリとラハイド侯爵を見たのを悟った法務卿は、慌てて肯定的な言い方に切り替えた。


 ラハイド侯爵が宰相なんてことになったら、もれなくベルサリア様が付いてくるからな。合法金髪ロリなのに、すごい抑止力的な存在だ。いや、だからこそか。キャラ的には、アリ寄りのアリだな。



「バカなこと考えているでしょ、八津やづくん」


「……まさか。これは重要な場面だぞ。さあ、アヴェステラさんを見守ってあげないと」


「口調がおかしくなってるわよ?」


 横から綿原わたはらさんの鋭いツッコミが入るも、俺は冷静に切り返す。

 サメを出現させていないにも関わらず、なぜわかったのか。検証が必要かもしれないな。


「宰相が不在である期間だけの部署間調整役とでも思ってください。宰相が復帰すればそれでよしとし、内務卿の去就についてはわたくしが判断いたしましょう。最長でも二年です」


 俺が綿原さんエスパー説を疑うあいだにも、女王様はポンポンと話を続けている。


 これまで内務卿などという役職は存在しなかった、らしい。強いていえばそれの上位互換こそが宰相だ。

 外務と法務が外れているため範囲こそ狭いが、それでも財務、食料、聖務、総務、建築などなど、内務卿が統括する部署はかなり多いらしい。

 すなわち宰相に準ずる、それくらいに重たい責務をアヴェステラさんは負わされたのだ。


「以後はラルドール伯を名乗りなさい。あなたは王国の人民のため滅私の心を持ち、国に尽くすことを誓えますか?」


「……誓います」


「よろしいでしょう。あなたに魔力を」


 ここに内政の大半を司る、アヴェステラ・シ・フォウ・ラルドール伯爵が誕生した。


 知り合いの中ではキャルシヤさんと並ぶ大出世だけど、アヴェステラさんは落ち着いた様子だ。

 むしろ自らに集中している一年一組の視線に、笑い返す余裕すら見せているくらいで……。



「まるであとは任せろって言ってるみたい」


「ああ。俺もそう思う。もう大丈夫だからって」


「実感……、わくわね」


 そうだな。俺も寂しいよ。

 ちょっとしんみりムードになった綿原さんは、サメが出ていれば一緒になって俯かせていただろう。


 最後の最後で爆弾のように発表された大抜擢に会場がざわめく中で、俺は明日の出立を意識してしまっていた。



 ◇◇◇



「悲しい、残念……、などという言葉を何度も使わざるを得なかった式典ですが、ここからは喜ばしいと断言できる話をさせていただきましょう」


 両脇に護衛としてのミルーマさんたちと、お手伝いのアヴェステラさんを控えさせた女王様は、明るく微笑み声を大きくした。


 すでにグレーカペットから人事を言い渡された人たちは去り、ひな壇を挟んだ向こう側には大きな扉が閉じられているのがよく見える。



「いよいよか」


「あぁ、ガラリエさんの出番だ。緊張してるだろうなぁ」


 俺の呟きに田村が悪い顔をして応える。


 式次第では、とある新部隊がここでお披露目となることになっているが、詳細は知らされていない。

 観衆の多く、とくに武官たちなどは迷宮への対応だと気付いているだろうけれど、一部には女王様の専属部隊を疑う者もいるかもしれない。

 なんだっけ、ミリオタの馬那まなが教えてくれた秘密警察とかなんとか、そういう危ない感じの響きがある部隊だ。


「王城にて声を交わす時間は終わりにしましょう。わたくしたちの諍いと無関係に、迷宮では魔獣がうごめき続けているのですから」


 ゆらりと右手を前に上げた女王様が、言葉に熱を込めた。


「二層こそ落ち着きを取り戻しつつありますが、三層は道半ば。四層に至っては手つかずの状況です。その光景はわたくし自身がこの目で確認しているのですから。繰り返しましょう、わたくしは十一階位の【導術師】です」


 女王様はここ最近で、迷宮に二度入っている。九日前と二日前の二回だけ。

 勇者拉致とクーデター以来、迷宮への出入りは厳重に管理されていて、これは記録にも残されているはずだ。


 そんな女王様、当時の第三王女は五階位の【導術師】と公式に発表されていた。

 たった二回の迷宮行で五階位の後衛職が十一階位を達成するなど、前代未聞で眉唾モノの異常事態だ。しかし、女王様は式の冒頭で剣を一振りすることで、それが嘘ではないことを証明している。


 そして十一という階位は、四層を見たという女王様の言葉を証明するのだ。

 そもそも適正階層を超えた挑戦でもしない限り、二日で六つも階位を上げることなど、たとえ接待であっても成立しない。芋煮会? 牛虐待? 知らないなあ。



「アラウド迷宮には早急な対応が必要です。ゲイヘン軍務卿代理、イトル総長代理」


「はっ!」


「ははっ!」


 早速とばかりに女王様は王都の二大戦力を統括する二人に呼びかけた。

 観客席に戻っていた二人がカーペットの手前まで進み出て大声で返事をする。そこに敷かれたグレーカーペットに今は立つべき立場ではないというのをわかっている行動だ。


「基本はこれまで通りで構いません。ですがさらに話し合い、知恵を絞ってください。これまで培った経験と情報の全てを統合し、まずは三層です。近衛は『全ての騎士』を戦力として作戦を。アラウド迷宮に安定をもたらす主役はあなたたちです」


「畏まりました!」


 あえて『全部の近衛騎士』を使えと女王様は言ってのけた。そう捉えることもできるとか、言外にとかではない。露骨にストレートにだ。


 今まで暗黙の了解として迷宮を避けてきた『紫心』と『白水』、ちょっと意味は異なるが『紅天』が、対魔獣戦力として扱われることになる。


 堂々と答えたキャルシヤさんは、どこか嬉しそうだ。

 ご当人は迷宮を厭わないし、むしろ平民騎士団に馴染んでいたくらいなキャルシヤさんが、代理とはいえオフィシャルに全近衛騎士を動かせるのだ。

 すでに反発する騎士団長はひとりもいない。なにしろあのケスリャー団長までがやる気を見せているくらいなのだから。


 俺、そろそろあの人を見習ってもいいんじゃないだろうか。



「喜ばしい話はここからです。式次第をご覧になった者には想像ができているでしょう。勇者様方からもたらされた知恵を実際に運用しつつ、常に先頭で迷宮に挑み、ひたすら深層を目指す。そんな部隊を創設します」


 前振りなのはわかるのだけど、とことんまで『緑山』というフレーズを避ける女王様は、この期に及んでも勇者に頼るとは言わなかった。


 自分たちでやってみせる、と。


「その名は『緑風ヴルム=イィラ』」


 女王様のコールと共に、大広間の巨大な扉が開け放たれる。


 高らかに呼ばれた新部隊の名は俺たちが授けたものではない。

 とはいえ、糸は引いている自覚はあるのだけど──。



 昨晩の名付け大会の最後にアヴェステラさんから懇願されたのは……、コレではなかった。


 ただまあ、俺たちが『緑山』という名前を決定した時に話し合った内容を、書記担当な文系女子の白石しらいしさんが資料として残してしまい、アヴェステラさんがそれを所望したのだ。あんなアホな内容を。昨日の話ではなく、『緑山』命名会議の翌日あたりだから二十日以上前になるな。

 その時は知識チートが混じっているわけでもなし、べつに構わんだろうということで素直に渡したのだけど、まさかここで返ってくるとは。


 ああ、選ばれたのが『緑風』で本当に良かった。


 だってあの時に出た候補って『緑拳』とか『緑海』『緑草』、あとは『湯』とか『髪』とか『星』だったか。暴走した剣術女子な中宮なかみやさんが『緑肘』とかも提案していたっけ。

 勇者担当者のみなさんは、当時アレを読んでなにを思ったんだろうな。


 今となってはクラスメイトでワイワイできたという、楽しくて懐かしい思い出だ。

 なんかすっかり染まったな、俺も。



 というわけで、勇者原案による名称候補から目出度く選ばれたのは『緑風』。ぶっちゃけ多数決で二番手だった名前だな。

 中二っぽく解釈すれば、緑色な勇者の風を纏いし者たちってところでどうだろう。


「勇者たる緑を受け継ぐにふさわしい者たちであらんとする心。それこそが『緑風』の持つ意味です」


 微妙に似たような考え方をしてくれている女王様だけど、受け継ぐって表現を入れてきたか。

 これはいよいよって感じになってきた。もしかしたら事情を知らない観客であっても、そろそろ気付く人が出てくる頃合いかもしれない。


「さあ、お入りください」


 とことん丁寧な口調でありながら、それでも凛とした女王様の声が扉に向けられた。


 その声に応えるように人影が大扉をくぐる。先頭を歩くのは四人。

 すぐうしろにたくさんの人影が並んでいるが、おおよそは四列縦隊って感じだ。


 問題なのは先頭にいる四人なんだよな。

 知っている顔ばかりなんだけど、その中にはさっきまで観客席にいた人も混じっている。



「昨晩は大慌てでしたが、黙っていた甲斐がありましたね」


 女王様の横にいるアヴェステラさんが観客には聞こえないような声で、ボソっと呟く。

 向けた先が俺たちなのは明白だった。


 ここまで俺たちは日本の常識と高校生のノリで、アウローニヤの人たちを驚かせてきたと自覚している。

 それが最後になって、こんなサプライズをされる側になるとはな。


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