第386話 騎士爵たちと男爵たち
「さて、物事に軽重があるように、功績にも大なるものが存在します。全ての戦士たちが讃えられる中でも、際立った者には報いてしかるべきでしょう」
死者への追悼を終えた女王がつぎに持ち出したのは功績者への報奨だった。
すでに『緑羽勲章』が与えられ、その中でも死者については『緑羽騎士爵』が贈られている。
それぞれに年金が含まれているため、一般の兵士ならば給料がちょっと上がり、死んでしまった者たちの家族には、低水準ではあってもこの国の一般的な生活を送ることができるくらの金額が与えられることになる。
もちろん急に家族が増えたりしないように、事前に綿密な調査が行われるのだとか。
話は戻って、ここからの報奨については金以上に立場がくっ付いてくるのが大きい。
この国において爵位を得るということは、金で買った肩書だけならまだしも、それなりの役割を担うことを意味する場合がほとんどだ。
血統貴族であれば先代の持つ仕事、領地経営であったり行政における役職を引き継ぐことになる。世襲も極まっていると思ってしまうが、それは貴族だけでなく農家だって鍛冶屋だって似たようなものだ。
日本のような職業選択の自由なんていうのは、国そのものに余力があるからこそ実現できるのだと、俺などはこちらに来てから思い知らされた。
ウチのクラスも家業を継ぐ連中は多いが、本人たちが納得の上でだから、結局は自由意志なんだよな。中には自衛官志望の
今日これから行われる叙爵や陞爵は、通常の引継ぎや昇任ではなく、王女様の想い描くこれからのアウローニヤの方針に沿った人材として選ばれたことも意味する。
六つの近衛騎士団は維持されるという話のとおり、女王様としても王国の組織そのものの大きな枠組みを変える気はないようだ。それをするには手間がかかりすぎるのでこれから段階的に、だとか。
七番目の『緑山』が消えるのだけど、それは例外だな。
ただし人は入れ替える。
世襲が当たり前のこの国で、役職に就く人物が別になるということは家そのものが切り替わることに等しかったとしてもだ。
この場に居る貴族たちの一部が受け入れがたいと思っていても、それを止めることはもうできない。
ここまでの動乱が起き、力ずくで王の座を勝ち取ったリーサリット陛下の人事に口を挟める者はいないのだ。俺たち勇者ならできるかもだけどな。
「ハンガート・ベイラ。騎士爵を授けます。王都軍第二大隊にてベイラ隊を編成、これを指揮してください。仔細は大隊長と軍団長に」
「は、ははぁっ!」
ひとりのおじさんが名を呼ばれ、慌てたように観客席から飛び出し、跪いた。呼びかけたのが女王様自らだったせいか、式次第ではここで登場だと事前に聞かされていたはずなのに可哀想な有様だ。
そこらの騎士爵ですら参加できないような式典にあらかじめ呼ばれた数少ない平民ならば、こうなってしまうのも無理もないのか。
式次第にも疎いだろうし、ここまでの展開でてっきり事務的にアヴェステラさんから名を告げられるのだろうとでも思っていたのかもしれない。
なんてことを考えてしまう俺は、この国の偉い人たちとの付き合いのせいで毒されてしまったのだろう。
「まずは正面においで下さい。しっかりお顔を見ておきたいのです」
「ははぁっ!」
そんなドタバタであっても女王様は柔らかく微笑み、目の前までやって来るように要求する。
近衛騎士の就任式典ならまだしも、平民兵士の叙爵に女王様が出張るなんていうのイレギュラーだから、やっぱりあのおじさんは可哀想だ。トップバッターなんて絶対やりたくなかっただろうなあ。
慌てたハンガートさんは、もうバネ仕掛けのぎこちないロボットみたいな動きでひっくり返った声を出しながらひな壇を登り始めた。
「ふふっ、落ち着いてください。ハンガート・ベイラ、あなたはアウローニヤの剣となり、レムトの盾となることを誓えますか?」
「はひぃっ!」
こうして栄えある叙爵第一号は、むしろ悪いお手本として晒されることになったのだ。
◇◇◇
この場で騎士爵に叙される人数は多くなかった。全員が王都軍所属で、六名。
王都軍で女王様側として戦った『平民兵士』をそう簡単に騎士爵には引き上げることはできない。よほど明確な功績があった人は別だが、隊長や分隊長に据えるとなると、そもそものポストが少ないし、勤続年数など周囲の納得も必要なのだ。女王側で戦って得た役職無しの騎士爵などは、日和見に回った兵士たちからのやっかみに晒されるので、そういう難しさが付いて回る。
そのあたりの匙加減はゲイヘン軍団長にお任せということになったらしい。
平民と貴族の溝が深いこの国では、こういうところに気を使う必要があるのだ。
騎士爵と男爵のあいだも深い堀があるのだけど、本当にいろいろと面倒くさい境界線が多すぎる。結局シャルフォさんも正式に男爵を断ったらしいし。
「落ち着いて、姿勢を乱さず聞いてください。パーラッタ・ビレアス、あなたの奥様とお子様はすでに保護されています」
「陛下っ、それは……っ」
「わたくしはパラスタ隊で懲りたのです。二度はありません」
小さくひそめられたそんなやり取りがなされたのは、騎士爵となる最後の六人目が女王様と対峙した時だった。
もはや空中分解を起こしているはずの宰相派の中でも、後に引けなくなった残りかすがコトを起こすとすれば、この場が一番になる。なにせ女王様が【神授認識】で相手と触れるシーンがあるので、刺客と女王様の距離はゼロに近づく。
それでも九割九分九厘、ミルーマさんが防ぎきるのは目に見えているのだが、女王様にだって面子がある。事件が起きる前、賊を賊にする前に抑え込む手法を取るのは当然だろう。
涙を流しながら動くことができないでいるパーラッタというおじさんは、家族を人質に取られていたのだが、そちらはすでに解決済みだ。問題なのは未だに背後関係が見えていないこと。
今日の朝、そういう経緯を聞かされた時はなるほどそういう刺客の送り込み方もあるのかと思いもしたが、実際に目にすれば面白くないものだ。
もちろん怒りの矛先は青い顔をしているパーラッタさんではなく、その背後にいる奴らに向いている。
「ヤヅ様」
「右奥、うしろから二列目、片方が禿げ頭で、もうひとりが茶色で変な髪型」
こちらに背を向けたまま小さく女王様が俺の名を呼び、こちらも直ぐに返事をする。
事前に【観察】と【視野拡大】を使っていた俺は、パーラッタさんがこの場に登場した段階から観客席を見ていたのだ。
動き出さないパーラッタさんを見て、あからさまに挙動不審になった文官が二人いる。
俺の声に反応したヘルベット隊のひとりが謎のハンドサインを送り、文官が集まっていたあたりの一角で人が動いた。
五秒もしないうちに、まさに俺が指定したおっさん二人が近衛騎士数名に口を押えられ、声も出せないままにどこかに連れていかれる。手際がいいなあ。
真犯人の直ぐ近くにいた人たちは何かに気付いたかもしれないが、会場のほとんどは事件とすら感じなかったはずだ。
様子を窺っていたらしい文官の数名が崩れ落ちるように膝を突くが、アレは犯人の関係者などではなく、変なことを考えないでおいて良かったという旧宰相派の連中なんだろう。完全に放置されているし。
密告くらいしておけば上がり目もあったかもしれないのに、面倒なしがらみでもあったのかもしれない。
「では続けましょう。パーラッタ・ビレアスはそのままで。あなたの献身は疑っていませんし、功績は本物なのですから」
「はっ、はひっ!」
さてこの場合、女王様のいう功績とはクーデター当日のものなのか、それとも目の前のあぶり出しへの貢献なのか。両方かな。
こうしてめでたくパーラッタさんはビレアス隊の隊長さんに就任することになった。
◇◇◇
「此度の騒乱にて、多くの立場ある者が職務を全うできなくなったこと、大変残念に思います」
新たな騎士爵が六名誕生し終えたタイミングで、女王様は語りを挟んだ。
語り口こそ殊勝だが、もちろん残念などとは微塵も思っていないだろう。
このシチュエーションこそ女王様の望み通りなのだから。
もちろんほとんどの人間はそういう事情を知っているので、さっき話題に上がった宰相の病気の件と同じように、誰もツッコミを入れたりはしない。
というか女王様、念押しをするみたいに二度も言うことないのに。
「とはいえ我がアウローニヤが歩みを止めるはずもありません。あとを継ぐ者が必要です」
騎士爵までは王都軍内部での部隊再編程度の話だった。それでも王都軍内における宰相派の色は薄められたという意味で、それなりに派閥が絡んでいたようだけど。
だが男爵から上となると、ここからはもう完全に政治となる。
女王様が今の段階でどこまで改革を進めるのか、俺たちはあまり聞かされていない。
隠し事を楽しむアヴェステラさんの出し惜しみだが、さてどうなるのやら。
「ジェブリー・カリハ。前へ」
「はっ!」
初手は俺たちもよく知る強面のおじさん、第五近衛騎士団『黄石』カリハ隊隊長のジェブリーさんだった。
片方の足を悪くしているジェブリーさんは、本来ならば片足ジャンプ一発で女王様の目の前まで跳べるのだろうけれど、ぎこちなくだがゆっくりとひな壇を登ってくる。
俺たちの設計した松葉づえは武器携帯に引っかかるのか、それとも儀礼的に失礼となるのかはわからないが、使っていない。
勇者たちの列では二層転落事故以来シンパと化した野球小僧の
俺も負けてはいられないな。頑張れ、ジェブリーさん。
「ジェブリー・カリハ。あなたを男爵に叙すると共に、カリハ隊隊長の任を解き、第六近衛騎士団『灰羽』へと移動。副長に任じます」
「ははっ」
玉座を前に跪いたジェブリーさんを立ち上がって見下ろした女王様は、俺たちも知っている事情を式場全体に伝わるように説明した。
付け加えてカリハ隊を率い、『白水』での激闘で、足に大怪我を負いながらも任務を全うしたことも褒め称える。
当面のジェブリーさんは部隊を持たずに地上専門の訓練教官になる予定だ。
カリハ隊の後釜は分隊長のヴェッツさんが隊長となりミレドハ隊と名前を変えるが、そこに叙爵は関係しないので、この場でわざわざ発表するようなことはない。
そういう細かい部隊再編は王都軍と近衛騎士団のあちこちでやっているので、式典で発表していてはキリがないのだ。
「では、ジェブリー・セン・カリハ。アウローニヤの剣として、レムトの盾として、そして騎士たちの手本となる者として、相応しき男爵となることを誓えますか?」
「……誓います」
「あなたに魔力を」
定番のフレーズを使い、女王様がジェブリーさんの肩に手を乗せる。
ジェブリーさんが男爵。初回の迷宮で俺が班長になった一年一組二班を引き連れ、ネズミを狩ってから、まだふた月も経っていない。
何度でも逸話として思い出すことになる二層転落事故でも、ジェブリーさんたちカリハ隊は同行をせがむ一年一組の仲間たちを守りながら、俺たちを助けに来てくれた。
今回のクーデターで足を切断するなんていう大怪我を負いながらも、こうして功績を認められているのが、どうしたって胸に来る。
本人は【聖導術】を使ってくれた聖女な
『悪いんだが、名前を考えてくれないか。訂正はまだ間に合うそうなんだ』
そんなジェブリーさんは式の直前、控えの間で待機していた俺たちを訪ね、そう願ってきた。
事前に古語辞典から適当なのを見繕って申請はしていたそうなのだけど、ヒルロッドさんからネタバレをカマされて、羨ましくなったのだそうだ。
俺たちに頭を下げたジェブリーさんの神授職は【閃騎士】。強面に似合わず速さ特化タイプの騎士だったりする。
よって『セン』。請われてからわずか五秒の名付けであった。
当然予想していたのか、同行していたヒルロッドさんとアヴェステラさんはなんともいい笑顔をしていたものだ。
だって昨晩、チラっと話題に上がって、もしもそうなったらってことになっていたからな。
昨日のヒルロッドさんたちもそうだったけど、勇者の母国語である日本語へのあこがれというよりも、俺たちへの個人的な親愛がそこにあるような気がして、どうにも嬉しくなってしまう一年一組なのだ。なので出し惜しみはしない。
「ヒルロッド・ミームス。前へ」
「はっ」
濃灰色のレッドカーペットに並ぶ新たな騎士爵たちの列の前にジェブリー男爵が加わったのを確認した女王様は、つぎにヒルロッドさんの名を呼んだ。
緊張を振り払ったのか、それとも諦めているのか、ヒルロッドさんの声は落ち着いたものだ。
普段のお疲れ顔も姿を消して、そこにはキリっとした表情がある。
そんなヒルロッドさんは堂々とひな壇を登り、流れるような動作で女王様の前で跪いた。高階位騎士の身体能力が無駄に活用されているような。
「ヒルロッド・ミームス。あなたは前王陛下と王兄バールラッドを監禁し、反抗を試みた元『紫心』団長、パルハートを打倒し、王家の面目を施しました。その功績は見事というほかありません」
女王様の言っていることは嘘ばっかりだけど、体面上ではそういうことになっているのだ。
前の王様と第一王子はちっとも監禁などされていないし、第一近衛騎士団長のパルハートという人は、むしろ護衛をしていた側になる。ただしヒルロッドさんたちが突入した段階で一切抵抗しなかったのいうのがなあ。
ヒルロッドさんたちミームス隊に立ち向かったのは第一王子本人とハウーズたちだったというのと比較すれば、なんとも情けない話だと思う。
そんな『紫心』団長は子爵様だったのだけど、当然拘束されているし、団長職はとっくに剥奪されている。ここから女王様に降るかどうかはわからないが、はたして貴族のままでいられるのかすら怪しいところだな。
「よってあなたを男爵としましょう。ミームス隊隊長は留任。以後は『灰羽』の筆頭副長を務めてください」
「ははっ」
あ、女王様の使った筆頭副長って単語を聞いて、ヒルロッドさんが本来の表情に戻ってしまった。お疲れ様モードである。
俺たちなどはもしかしたら『灰羽』の団長まであるんじゃないかと想像の翼を羽ばたかせていたが、そこまではムリがあったか。
クーデターで完全な日和見を決め込んだケスリャー団長に、明確な落ち度があるわけでもないからなあ。
それでも『筆頭副長』だ。
各近衛騎士団には複数の副長、俺たち風には副団長がいて、団長不在の時に判断が必要となれば、彼らによって決定がなされる。合議することもあるが、基本は格という順位に従って。筆頭副長はそれのトップだ。
ただし『灰羽』の筆頭副長って、あのハシュテルがやっていたという因縁があるわけで……。もちろんハシュテルはとっくに解任されていて、今はもう一人の男爵隊長が暫定でやっている筆頭副長が、今回明確なものとしてヒルロッドさんに引き継がれたことになる。なにせ女王様のお墨付きだ。
ケスリャー団長はもちろんだけど、その筆頭副長さんもこの式典に出席していて……、ああ、肩を落としているなあ。だけど功績を考えたらこうなるのも仕方がないので、そこは諦めてもらい、ヒルロッドさんを支えてあげてほしいと思うのだ。
近い将来、ヒルロッドさんが団長になった時に、いい感じに取り立ててもらえるかもしれないのだから。
「ヒルロッド・キョウ・ミームス。アウローニヤの剣として、レムトの盾として、そして騎士たちを導く者として、相応しき男爵となることを誓えますか?」
「……誓います」
「あなたに魔力を」
ヒルロッドさんの肩に手を置いた女王様は、ジェブリーさんの時とは微妙に文言を変えて誓いを求めた。こういう細かいところが大事なんだろうな。
ただ、なんだかヒルロッドさんがちょっとビクついたように俺には見えたのは、もはや気のせいではない。タイミング的には名前を呼ばれたあたりで。
何が起きているのか思い当たる節はありまくりなのだけど、事情を察知しているはずのアヴェステラさんが不動の構えで女王様の脇に侍っている以上、俺たちの出る幕はない。
それはさておき、今は俺たちの指導教官、ヒルロッドさんが偉くなったことをみんなで喜ぶことにしよう。
立場上黙って見守るだけで、拍手をしたりできないのが残念でならないよ。
◇◇◇
そこからも男爵の叙爵が続いたが、ガラリエさんやシシルノさんの出番はまだやってこない。
どうやら新部隊の発表については後回しになるようだから、ガラリエさんは最後の方。もしかしたら子爵や伯爵なんかのあとかもだな。
シシルノさんにしても、やたら特殊な役職だし、発表のタイミングはよくわからない。
男爵になった人たちは、基本的に最初から女王様側で戦った近衛騎士が多い。それぞれが再編された部隊長になるか、副長になるというパターンで落ち着いた。
王都軍からは元々騎士爵だった人たちから男爵が二名。こちらは大隊副長という肩書を貰っている。
文官からも数名男爵が誕生していて、こちらはもう完全に派閥人事だ。女王様がなんか適当な功績を述べていたが、要約したら避難誘導とか密告とかそういう方向性なんだよな。
で、その人たちはなんとか補佐、たとえば外務卿補佐とか軍務卿補佐、みたいな肩書をもらっていた。外務卿や軍務卿本人がこの場にいないのだけど、一体何を補佐するのやらって感じだ。
「近衛の騎士団長ってどうなるのかしら。『黄石』って団長は男爵だし、本来なら『蒼雷』だってそうだったのよね?」
「誰かが昇格するのかな。ジェブリーさんが『黄石』の団長ってパターンもあるかなって思ってたけど、平民からの団長は難しいんだろうなあ」
知り合いもいない行政側の人事を聞くのに飽きたのか、隣の
近衛騎士団で団長が不在となったのは三つ。第一の『紫心』、第二の『白水』、そして第五の『黄石』だ。六騎士団のうち半分の団長が離脱した形になる。
女王様の派閥が貴族側で劣勢だったことを考えれば、これでもマシな方なのかもしれない。そう考えるとケスリャー団長の立ち回りが実に輝くように感じるな。
「続けて……、シシルノ・ジェサル」
「は」
小声で綿原さんとダベっていたら、いよいよ我らが教授の出番となった。
「おっと」
「やっぱりガラリエさんは最後みたいね」
チラリと綿原さんと視線を交わし、笑い合う。
さあシシルノさんの晴れ舞台だ。ここからは雑談などもってのほか。しっかりと見届けなければいけないだろう。
……何かやらかさなければいいのだけれど。
普段のシシルノさんの自由さを思うと、どうしても一年一組は保護者感覚になってしまうのだ。
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