小説をネットに投稿しはじめて気づいたこと(1)

 リアルでのお仕事で、散々わかっていたはずなのに。

 自分のことになると全くダメダメです。


 ビギナーズラック。

 アクセス大爆発。

 フォロワー大量発生。

 お星さまキラキラ。


 ネットを検索したら、これだけのことをやったら上位に表示される……という記事をオイラは素直に信じていました。


 あの頃の脳内お花畑な恥ずかしいオイラを殴り飛ばしてやりたいよ……。


 今回のお話は『小説をネットに投稿しはじめて気づいたこと(1)』だよ。



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 やあ、みなさん。オハンコンバンチハ!

 アクセスありがとうございます。

 元気にカクヨムワールドに浸ってますか?


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「Webサイト(ホームページ)とは、公開してからがはじまり」


「Webサイト(ホームページ)とは、成長させていくもの」


「Webサイト(ホームページ)とは、公開しただけではなにも起こらない」


「Webサイト(ホームページ)とは、公開してからが大変」



 といった会話がオイラの近辺ではよくなされています。

 というか、クライアントに予め念押しします。

 愚痴としてお互い溢れ出てくることもあります。

 つい先日も外注さんとその言葉を交わしたばかりです。


 わかっているのに、わかっているはずなのに、自身のことになると、『自分だけは特別』と思ってしまうマジックにでもかかってしまうのでしょうか。


 切ないです。



 ……今日の「お題」は、



『小説をネットに投稿しはじめて気づいたこと(1)』



 でしたね。



 ネットに投稿したお話が評価されると、書籍化するという仕組み自体は、かなり前から知っていました。

 初めて知ったのは吉野匠さんの『レイン』ですね。

 新聞(だったと思う)の書籍広告で見かけ、文庫版(?)を集めました。


 そのあたりの詳しいことは、また別の機会に、日記(※1)にアップできたらいいですね。


 ずいぶん昔からそういう仕組みは知っていましたし、FC2で小説投稿サービスもあったのでそれを利用した(けどすぐに放置)もありました。



 で、2023年3月から、なにを血迷ったか、なろうのお姉さん版のムーンライトで、小説の投稿を始めたのです。


 いきなり投稿を始めたのではなく、一応、どのサービスがよいのかとか、どういう風に投稿したらよいのか、とか、どういうルールがあるのか、とか、色々と調べてからの投稿でした。


 関連情報はブックマークして、大事なことは書きだしたりして……そこそこ時間をかけて本格的に調べたよ。


 本人はすごく事前調査の上、満を持してはじめた……つもりだったのだよ。


 投稿当初は、ただ、システムに慣れるということと、毎日更新と、ストック確保でいっぱい、いっぱいでした。


 初めての投稿作品は、なんと……。

『生贄奴隷の成り上がり〜堕ちた神に捧げられる運命は職業上書きで回避します〜』のアダルト版です。


 めっちゃ、(オイラの中では)鬼畜です。犯罪です。みんな犯罪行為やりまくります。


 いや……。ムーンで『たまたま』読んだBLがそんなんばっかだったんだよ。だから許されるのかな……と、思って、無理して背伸びをした……浅はかでした。


 現在は、カクヨムとアルファポリスで鬼畜臭はリセッシュして、設定を見直して投稿しているのですが……たまに、リセッシュが効かずにBL臭が残ってしまったシーンがありますが……カクヨムではボチボチお読みいただいております。ありがとうございます。



 まあ、よくもわからぬまま、鬼畜作品を毎日コツコツと真面目に(なかなかにシュールですな)投稿しておりました。

 ですが、ある日、ふと、気づくのです。



「おかしい……。思っていたのと違う」



 今頃ですかね。



 いつまでたっても、トップページに自分の作品が表示されません。

 みなさんが獲得しているくらいの星の数とか、ハートとか、ブックマークとか、そうい『読まれている』という痕跡を示すものがちっとも増えません。


 そのことに気づいたときの衝撃は……あまりにもショックすぎて覚えていません。



 なろうには(カクヨム)にもですが、一応、簡単ではありますが、アクセス状況を知る機能があります。


 このアクセス解析ですが、オイラはあまり信じておりません。

 それに、あえて見ないように、それに振り回されないように、と自戒しております。(自戒していても、見えるものだから見てしまうし、落ち込みもします)


 いい年したクライアントさんたちが、自社サイトへのアクセスが増えた、減ったで一喜一憂し、なにかのトラブルでアクセス者数が減ったときなど、激怒するわの大騒ぎの平謝りの……というのをはたで見てたり、巻き込まれたりしたことがあるので、とても嫌だったのです。


 実際に、アクセスにとらわれて本来の目的を忘れてしまわれる方がいらしたのでね……。

 目的と目標のことについては『投稿したWeb小説に手を入れる前にしておくこと(その1)』(※1)で述べております。


 そうなったらお終いだ……と、思っていたのですが、それ以前の問題でした。


 これ以上減りようがないくらい、アクセスがない。増えてもちびっと。

 ネット上で公開されているアクセスの棒グラフと全く様相がちがいます。


 そもそも、オイラの『目的』は、オイラが生み出したキャラクターたちの活躍をひとりでも多くの人に見て(読んで)もらうことです。


 なのに、PVが伸びなかったら、全く、意味ないじゃん……。


 事前調査では新連載ブーストがあるとかあったけど、それすらなかった。

 最初で『こけた』ので、その後に続く(らしい)ナントカブーストなど、発生しない。


 いや、発生したのかもしれないけど、元々の数字がちっこすぎて、違いが微妙すぎてわからなかったのかもしれない。



 最初の1ページ目をみてブラウザーバックとか?

 そもそも最初の1ページ目にすらアクセスしてくれる人がほぼ皆無なのに、なぜ、ブラバが起こるのか! 起こるわけないよね……。


 なんと、



 オイラの冒険は始まってもいなかった!



 という状態に気づいたのはいつ頃だろうか。

 たぶん、5月くらいだったと思う。


 さらに調べ込んだよ。



 Web小説では、『タイトル』だの『あらすじ』だの(カクヨムでは)『キャッチコピー』といった、ぱっと見勝負があります。


 実際の書籍でいうところの、表紙イラストやらタイトル、帯のコピーやら文章でしょうね。



 なめてたよ。

 『それさえ』しっかりしてたらアクセスされる。

 なんと……『それさえ』の『それ』がオイラにはできていないのか。


 もう、その時点でオイラは惨敗してしまったのか。

 何回かタイトルを変えたり、あらすじやタグも変更したりしたけど、効果なし。


 その間も色々と調べた結果、浮上するには、(今はどうなのかわからないが)とにかく、星を入れてもらわないことには、順位が上がらない。

 順位が上がらないと、表示もされないだろうし、色々と検索したとしても、検索結果でも上にでてこない。


 こ、これは……底辺作家のテンプレ状態に陥っている!


 こんなテンプレいやだ!


***************


『小説をネットに投稿しはじめて気づいたこと(1)』

 この辛い現実から目をそらし続けたら、オイラみたいなことになっちゃうぜ! 闘え! 闘うんだ!


※この記事は個人の感想です。効果には個人差があり、絶対的な効果を保証するものではありません。


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(※1)『前を向いて、振り返って、転んで起き上がる』

https://kakuyomu.jp/works/16817330669227221601

(※2)『投稿したWeb小説に手を入れる前にしておくこと(その1)』

https://kakuyomu.jp/works/16817330667956260606/episodes/16818023213598949055





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落ち込んだりする日もあったりするけれど、コツコツ書いています。こんな哀れなオイラを思わず応援したくなったでしょ?

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カクヨムに投稿した。初心者が一桁の星から二桁の星になるためにやったこと。できること。 のりのりの @morikurenorikure

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