エピローグ

 ……


 これが、俺の今までの職業経験だ。

 ここまで読んだ読者が、どう感じ取ったかは俺には分からないが、俺は自分勝手で仕事を辞めてきた訳では無い。


 ちゃんとそれなりに理由が有るのだが、転職回数の多い履歴書を見れば誰だって『此奴は、激務に耐える事が出来ない人だな…』や『これは駄目だな!』と、感じ取られてしまう///

 現実。書類選考で落とされる事も非常に多い///


 確かに俺はメンタルが強くない。

 でも、仕事は全部真面目にこなしてきた。

 仕事は確かに遅いが、それだけ見る所をと見ているからだ!


 そして、俺は現在。就職活動中だ。

 ハローワークの職員達も『また、俺さん来たよ…』と、心の中で思われているだろう。


 これを全部『身から出た錆』と言われれば有るが、俺だって望んでこんな人生にした訳では無い。

 Aの嫌がらせが無ければ、俺は新卒企業にずっと居られたかも知れないし、Bだって同じことだ。


 学童保育指導員については本当に、俺が女性で有ったら今でも楽しく、学童保育指導員の仕事に就いているだろう。

 子ども達を見るのだから大変な面も多いが、その分余所よその子どもでも成長を間近で見られるのだから、俺が女性で有ったらに成っただろう。


 だが、そんな事を言っていても俺は男性だし、現に男性だから学童保育指導員の仕事をアルバイトでもクビにされた///

 学童保育指導員の後も、何社かの職業経験が有るが……文字数の関係で割愛させて貰う。


 でも、これ以上。

 人の不幸話なんか読んでも面白くは無いだろう!?


 ☆


 最後に成るが、ハローワークの常連だけには成るなよ。

 理想は新卒企業一社で定年まで勤め上げて、余生よせいはその退職金と年金で、楽しい老後ライフを送るのが真の理想だ。


 俺の場合は楽しいどころか、地獄の老後ライフしか待っていないと思うが、今日も髭を剃って、未来を一応信じてハローワークに行く……

 自殺も考えたが、俺より楽に暮らしている奴を見ると、何が何でも生きてやるに成ったからな!


 ……


 ☆おわり☆

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おっさんは髭を剃り、今日もハローワークに行く。 小春かぜね @koharu_kazene

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