相合傘 と 青い春

A面とB面が紡ぐ、青春のセレナーデ。

あの日、雨がザァと弾く旋律。
隠していた。
でも密かにあたためていた、その胸の鼓動。
そして、思い切って一歩だけ踏み出してみた。

がらり……。
回転する世界。

相合傘は黙って、その青い春を包み込んでいた。