第3話 病名
それからしばらくして 先生から病名を聞かされた…
「多発性骨髄腫」です
今までそんなに大きな病気もした事なく 病気には全く疎い私だったが 幼い頃に見た 松本伊代のドラマで彼女の足が骨髄腫を患い歩けなくなってしまうと内容だったのをどこかで覚えていて 「骨髄腫=癌」だと認識していたからか
私「先生 私まだ死ねません 」「子供が居て…」
そう 一言言ったは覚えているが その後何を話し どうやって帰宅はしたかはうる覚えで、 とにかく私は骨髄腫で 明日から即入院しなければならない 頭にあったのはそれだけ
今考えても良く1人で帰宅出来たな〜と思うほどだ。
私は帰宅してから とにかく子供含め 自分の近しい人達に連絡し、状況を説明した。
余談だがある知人から後から言われたのが 私はその知人に遺書みたいな メールを送っていたらしい汗
本人は先程も話した通りその時の記憶は 余りなく
そのようなメールをしたなんていう覚えはないけれど 相手が言うならきっとそうだったのだろう
きっと頭の中で癌=死と受け止めてしまっていたんだと思う
何せ翌日からの入院で 頭がパニックのまま 何とか準備し 駆けつけてくれた 友人と子供たちに見守られながら 病院へ
Dear 愛する君たちへ
あの日の事を君たちは覚えていますか?
母はあの日のあの光景を今でもしっかり覚えています
あの時 不安に怯えていたけど
君たちの顔を見て 生きたいと心から思ったよ
ありがとう 母の子に産まれてくれて
Siren レッド 母から子に捧げるラブレター @hahanikoniko
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