あとがき
『源氏物語』を知らなかったら、わけわかんない話で、すみません。
「夕霧の疑惑」って、松本清張っぽいタイトルですよね。つか、「の疑惑」って付けると、松本清張っぽいのかもしれない。「氷上の疑惑」とか。って、今、フィギュアスケートのグランプリファイナル見てます。
大塚ひかり先生の「嫉妬と階級の『源氏物語』」(新潮新書)※塚は、点の付く異体字※を読んで、繰り返される「身代わり」って、おもしろいな~と思って、ずっと光源氏の子について、自分が思っていたことを、書いてみました。同じこと、書いてる人、いるんでしょうか。
箸墓古墳の、箸で突いて死んだってゆーの、ある日、通勤途中に、「堕胎のメタファーでは?!」って、大発見!!って思ったのに、もう発見してる人がいて、がっかりしたことがあんねん。
元々は、源氏物語の設定を現実に移して、文学部の大学生・夕霧くんが、大企業の社長・光源氏の愛人、スナック「ゆかり」のママとの一夜の過ちの寝物語みたいな話だったんです。
明石の上は、光源氏が関西支社に左遷された時の同僚とか、女三の宮は、有力政治家の娘とか、こーゆーの考えてるの、私は、ひたすら楽しいです。
本編で出て来なかった冷泉帝の父は、もちろん桐壺帝です。不義の子と、周りから疑われなかったのは、それなりに藤壺は桐壺帝と関係があったからだと思うんですね。
光源氏の子どもについて、
私は、『若紫』が一番最初に書かれた話だと思っています。
次は、菅原道真の大宰府左遷の真実を書きますです。菅原道真と紀友則=親友説って、誰か書いてます??
大塚ひかり先生がお書きになっている『源氏物語』の少子については、御本をお読みください。『源氏物語』のあらすじや、複雑すぎる人間関係も、よくわかります。
紫の上の初夜の翌朝とか、
ご本人は、1.000年以上、自分が書いたものが写し継がれてゆくことも、まさか自分が「ドラマ」というものの主役になるなんて思いもせずに、当時、鬱々と過ごされていたんだろうなあと、思います。
今、書いてる紀貫之も、紀友則も、当時は、社会的にも、政治的にも、現代で言う負け組じゃないですか。
けど、今、令和時代に、藤原時平、藤原忠平なんて名前、「誰?」だけど、百人一首は、未だに冬休みの宿題になってて、「あ~、その名前、その歌、何か覚えある~」くらいの知名度はあるじゃないですか。
権力は没落したり、腐敗したり、滅亡したりするけど、文化の強度、すっげ~!と、私は思うんですよ。
それでは、紀貫之の初恋話の続きを、さっさと書きます。
夕霧の疑惑~源氏物語異文~ 善根 紅果 @yamaga-ruri
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