小説を書いてきた経緯
カクヨムに登録してからの経緯は書きましたが、そもそも小説いつから書いてたのか、というのもついでに書いてみることに。
いわゆる『創作小説』というものに最初に触れたのは、確か小学校四年生の時。
今でも覚えているのですが、確か夏期休暇の自由課題で、同級生(女子)が小説を書いてきたのです。
当時私はそんなこと当然思いもせず、というかクラスでその子(今でも姓は覚えてるのですが、より覚えてるのが驚異的に絵が上手な子だった)だけでした。
で、先生が本人承諾の元、読んでくれたのが最初。
ただ。
それなりの分量があって、途中までだったのですが、金曜日(当時は土曜も学校があったでしょうが私のいたリオ日学は土日休みでした)だったので、月曜日に持ち越しになって。
私は続きをすごく楽しみにしてたのですが、先生がすっぱり忘れてしまっていて、それっきりだったんですが。ちなみに内容はほぼ覚えてませんが(笑)
別にその子と特に仲良くもなかったですし見せてもらうほどではなくてそのままフェードアウトしました。
もし同窓会とかで会うことがあったら聞いてみるかな……そもそも同窓会に来るのかとかもあるけど。
その後は当分空きまして……高校に入って、当時としてはやや高価な趣味でもあったパソコンを扱う部活に入ったのですが、そこで二年生から、TRPGを教えてもらったんです。で、やがて
ちなみに一番最初に作ったシナリオは今でもぼんやり覚えてますが、ま、最悪でしたね(笑)
そのあたりで話を作る楽しみを少しずつ覚えていって、浪人生の頃かな。
私は予備校に通ってたのですが、正直に言うと現代文の講義はド暇で(現代文は無駄に成績がよかったし講義の内容は聞かなくても別に問題解けた)、その時間にノートに小説書いてましたね(ぉぃ
ただ、この時どういう話を書いてたのかは全く覚えていません。当時のノートも確実に紛失してますし。多分ルーズリーフに書いてたと思うんですが。
で、大学入学後、持ってたパソコンに一太郎Ver.3が入ってたので、これにも創作小説を書いてました。こっちは題材はおぼえてますが……もしかしたら『竜殺し』完結後にカクヨムに書くかもなので詳細は伏せます。
ぶっちゃけると、設定資料だけなら大量にあるんです。というのは、大学時代にこの同じ世界観使ってTRPGのかなり長い(13話×2)キャンペーンシナリオやったので、その際に大量に色々作りました。
それの前日譚的なモノでしたが。
で、大きな転機は大学生の時。きっかけは明確で、『ファイアーエムブレム 聖戦の系譜』のゲームです。
ご存じの方もこの雑記の読者だといるとは思いますが、このゲーム、親世代、子世代の二代にわたる物語で、親世代で恋人同士になったユニットがいる場合(大抵は恋人になります)、その子供が親の能力を受け継いで登場するというゲームでした。
そしてそのカップリングパターンは、事実上ほぼ制限なし(ただし兄妹とかはダメ)
で、なぜか私はそのうちの一つのパターンであるフィンとラケシスがとても気に入ったのですが……。
ゲーム中、特定パターンだけは会話イベントがあるのですが、フィンとラケシスのパターンは存在しませんで、それで『無いなら自分で書いてしまえ』となったんです。何を考えて書いたのはかは不明。
まあ、一つあるとすると、当時あったとある攻略本(通称青本)で、ちょっと物語風味になってるのがあって、それだとフィンラケだったんですよね。それが可愛かったというのもあるし、後半、ラケシスの娘ナンナが、フィンを父親と位置付けてるので、それを実際にしたかったというのがあります。
というわけで書いたのですが……確か当時は、二万文字くらいだったかな。前後編で一応完結してた……と思います。
で・す・が。
時代的には96年かそのあたりのはずですが、当時私は大学生。
自分のWEBサイトも作ってませんし、作るつもりも基本ありませんでした。
ゼミの課題で作りましたが、それはゲームとは無関係だったし。
つまり正真正銘、自己満足だけのために書きました。
さらにその後、同じ聖戦の系譜のシャナンを主役にした小説を続けて書いて……こっちは全然長くなる話で、多分三万文字程書いたところでまた止まり。
で、それらが日の目を見ることになったのは、就職後。
就職して、新人の課題としてホームページを作る(HTMLを理解するのが目的)というのがあって、それで、そのデータを一部流用してホームページを作成しました。
今でも覚えてますが、開設日は97年の七月十二日だったかと。
この時に前述したフィンとラケシスの話、そしてシャナンの話を公開。
当時まだFE界隈は狭かったので、私もあちこちお邪魔して交流(当時は掲示板での交流が主体)して、自分のサイトに相互リンク張ってもらったりしましたね。ぶっちゃけ、サイトの管理者の半数以上は直接お会いしたことある人だったしなぁ。
当時のFE界隈はどちらかというとイラストが主体でしたので、小説主体の私のサイトは珍しくて、結構たくさんの人が来てくれました。
当時はカウンターのキリのいい数字を踏んだ場合とかは、任意のキャラのリクエスト権を差し上げる企画とかよくやってましたねぇ。時々無茶振りで苦しんだ記憶が(笑)
まあその後、当該のサイトは一度閉鎖(本雑記の『過去最も落ち込んだ時のお話』参照)して、その後二十一世紀最初の日に復活。
そのサイトは今も一応維持されてます。一度URLは変わりましたが。
日記だけ延々更新されてて、なんと四半世紀近く毎日あります。あとからまとめ書きしてることも多いですが(ぉ
その後、当該サイトの更新は子供が生まれた頃からほとんど更新しなくなりましたが。FE界隈随一の長編であるシャナン主役の長編完結させた後から結構気が抜けたというか。
その後はしばらく小説は書いていませんでした。
再び興味を持ったのは、2015年過ぎた頃、アニメで『異世界はスマートフォンとともに』を見て、その時初めて『小説家になろう』の存在を知りました。
この頃になると、子供にかかる手が少しだけ減ってましたから、久しぶりに小説を書いてみたくなって、『小説家になろう』にユーザ登録したのはこの頃だったかと。
なのですが……あれのインタフェースがあまりに使いづらくて、当時運営していたゲーム用ブログの方に下書き同然で書き溜めたのはどっかで話したかと思います。
ただそれも熱量が覚めて停止して。
それが再燃したのは、『お隣の天使様にいつの間にか駄目人間にされていた件』がきっかけでした。これがホントに面白いと思って、なろう版原作全部読んで、さらに文庫本全部買って、それで止まらずに二次創作に手を出してPixivにアップ。
実のところ、私の書いた小説としては、実にほぼ二十年弱振りくらいの新作の公開ということになりました。
内容は原作小説の隙間とかを上手く使って、原作が基本的に周視点であるので、それの真昼視点を書いたもの。
これが予想以上に好評を博し、とりあえず書きたいところを一気に、ほぼ毎日一ヶ月くらい増やしていきましたね。ちなみに現在も公開してありますが、ショートエピソードばかり35本で、総PV数は13万を超えています。
その後にパロディ版(元ネタは原作者のつぶやきからもらった)を書き始めて……こっちはまだ続いてますが、最近停滞気味(汗)
それはともかく、やがてまた自分でもオリジナルを書いてみたくなり……となって、カクヨムに来たわけです。
カクヨムに来た以後の経緯は、本雑記の『カクヨムに登録してからのお話』の方をご参照ください。
https://kakuyomu.jp/works/16817330667783573249/episodes/16818023211958547987
ちなみに。
前述の通り、私は小説を書いてきた時間に関しては相当な長さになります。
なので、本来はおそらく、るりあん様の自主企画『カクヨム初心者のためになる作品の本棚』に適切な作品を出せればいいなぁ、と思ったのです……が。
https://kakuyomu.jp/user_events/16818093074687574679
最大の問題は、当然ですが二次創作はNGでしょう。
そうなると、一次創作になるのですが……。
私の最初の一次創作って、『絆』になるんです。
まあ、最初の投稿時のやつは文章もぐっだぐだでしたし、誤字脱字多分山盛りでしたが、ところがそれでも現状唯一まともに評価された作品で、そしていまだにあれ以上の完成度に達したといえる作品は、私は作れてないと思ってます
つまり、『最初に作った作品がいまだに一番出来がいい』んですよね……。。ついでにもうデータ残ってませんしね。
ちなみに個人的に次点は『聖良の魔女工房運営記』です。要するに私は、きっちり完結を最初から完全に見据えて予定通り書けた作品にはかなり満足してるようです。
あ、別に『竜殺し』や『白雪姫』が出来が悪いとは思ってませんよ。
ただ、完結してないし、どちらも当初の予定よりだいぶ膨らんでいて、いかにもWEB小説らしい無秩序な拡大をしてるのは否めず。
そう考えると、前述した二つはよく出来てるな、と思うわけで。
ただ、私は書き始めたのが成人してから、というのもあって、いわゆる文章的なノウハウはほとんど修得終わってからなので、昔の作品でもそこまでひどい、という状態にはならないんですよね。もちろん今から見たら『うーん』と思うところはありますが。
あまり成長してないとも言いますが(自爆)
まあ、最近はインターネットが子供のころからあるのが当たり前の世代にとっては、『自己発信できる』のは当たり前で、カクヨムには小学生のユーザすらいますからね……私からするとびっくりです。
ただ、そういう子たちは出来ればWEBの小説ばかり読まずに、ちゃんと発行された小説を読んで、本当にいいモノに触れて行ってほしいとも思います。
こう言っては何ですが(前回の雑記で書きましたが)画一化された特化型の小説ばかりでそれだけに面白さが偏るのは、いくら何でももったいないと思いますし。
色々な切り口での、多様な作品をたくさん吸収してから、自分で改めて書いてみたいものを探してほしいですね。
……ま、ウケる(読まれる)作品が画一化された現状では難しいのですけどね。
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