第二十四話~二回目のダンジョン探索~

 あの大規模コラボから二日、僕は二回目のダンジョン探索をするためまた大きな門の前に来ていた。


「前回来てからそんな経ってないはずのにちょっと久しぶりな気分だなぁ」


 それから僕はその門の中に入り配信を開始する。


「どうもこんにちは今回は二回目のダンジョン配信をしていこうと思います」

コメント

>今回はどこのダンジョンなの?

>頑張れー


「今回は割と近かったので30階層あるAランクダンジョンに来てるよ!」

コメント

>おお、、いきなり上がったな

>30階層なら10階層毎にボスなのかな?


「そうだね今コメント欄の人が言っていた通り10階層ごとにいるらしいよ。てことで進んで行くよ」


 僕はそのダンジョンの中を進んで行く道中のモンスターは体が大きかったり素早かったりしたが攻撃してくるタイミングで切ってしまえば特に問題が無いのでアイテムだけを拾いながら進む。


「ていうかさっきから魔石しか落ちないんですが、、」

コメント

>そういうこともあるよ、、、

>気にしないで進んで行こう!


 気にしていてもどうしようもないのでどんどん下に降りていく。20分ほどで10階分降りることが出来た。


「もう早速ボスだね」

コメント

>早いなぁ

>今んとこ問題も起きてないしね

>安心安全


「じゃあ開くね」


 そうしてドアを開く。中にいたのは5mはあるであろう骸骨であった。


「骸骨さんがボスかー」


 その骸骨は上から大剣を振り下ろしてくるが当然それは僕には当たらない。そして僕を攻撃してきた隙をついて頭のあたりを切り刻んだが数秒もすれば修復されてしまっていた。


「再生するの?」

コメント

>こいつはスケルトンキングでコアを壊さないといくらでも再生するんだよな

>そしてコアは赤黒いんだよね

>多分胸の当たりにあるあれじゃない?


「え?コアを壊せばいいの?」


 そうして骸骨の胸のあたりを見るとコメント欄の指摘通りの赤黒い宝石のようなものがあったのでそのコアを切るとあっけなく骸骨は崩れ落ちた。


「ふうー倒せたね。てかドロップ品が骨だけなんだけど!」

コメント

>そりゃあコア壊したからな

>どんまい


「まあいいや次行こっか」


 それからまた10階分降りていたのだがその間も特に問題なく僕の防御を破るのはおろか攻撃を避けられるようなモンスターもいなかった。


コメント

>めっちゃ安定してるな

>ケガする未来が見えないから安心

>やっぱ攻撃無効は強いなぁ


「てことで二体目のボス!」


 二体目のボスは3mほどの大きな狼とそれを取り囲むように30体ほどいる小さな狼だった。


「あれ?あの大きな狼に攻撃が当たらない」

コメント

>そいつは取り巻きの小さな狼倒さないと攻撃通らないよ

>だからまずはあの小さなやつから倒さないといけない


「そんなボスもいるんだ」


 一撃で出来るだけ多く巻き込みたいのでまずはあの小狼の中心に移動するそしてその中心で爆発を起こす。数匹残ってしまったがかなり倒せたと思う。

 今の一撃で小狼は散り散りになってしまったため剣を作り加速し、各個撃破していった。残りはボス狼だけになったので首を切り落とした。


「これで二体目のボスも終わりですね。次のボスで最後ですかね。てかまた魔石だけですか?」

コメント

>よほど運が悪いんだな

>多分最終ボス倒したらそこそこ物がドロップするよ、、


 21階に行くために扉を開けて先に進む。、、、するとさっきのまでの光景とは打って変わり薄暗い洞窟のような場所から草原のような広い世界が広がっていた。


「うわーすげーダンジョンってこんなことにもなるんだ」

コメント

>これほんと不思議だよな

>どうなってるんだろうな

>まあきれいだけど


 そうしてその広い草原を歩いていると四方八方から何かがぶつかってきた。


「うわ!なんだこいつ邪魔!」


 そういって爆発で吹き飛ばす


コメント

>これって多分さ普通の人なら体中に穴とか空いてるよな、、、

>それマジ?

>流石に穴だらけは言い過ぎかもしれんがそれでも致命傷とかにはなりそ


「ああもう!ほんとに邪魔だからちょっとバリアの範囲広げるか」


 そういって僕はバリアを半径5mぐらいに広げた。ぶつかってくることはあるが探索の邪魔になることはない。


「よっしこれで階段が探せるね」


 しかし草原となったことで階段がどこにあるか分かっていても距離が中々に遠いので少し雑談をしながら進むことにした。まだ配信を開始してから1時間くらいしか経過していいないので大丈夫だとは思う。


「なんか調べた感じ階段は遠いから適当に雑談でもしながら進みますか。なんか話題とかある?」

コメント

>そういうのは自分で考えるんじゃないのか?

>えーじゃあ世界ちゃんの話でもする?

>↑www

>よく矢印が間に合ったな


 僕はそこから突っ込んでくる何かの音を聞きながら天フレの人達と雑談を交わしながら下の階層へと進んで行くのであった。


「あれ?もう着いたの?話してるとあっという間だなぁ」

コメント

>会話しながら最終ボス前か、、

>楽しかったなー

>なんか友達と話ししてる感覚だった


 そうしてボスへの扉を開ける。中にいたのはドラゴンの小さいやつだった。


コメント

>ワイバーンやん

>まあボスとしては妥当か


「でもミニドラゴンなら首切ったら死ぬんじゃないの?」

コメント

>はいその通りです

>なんならさっきの狼よりも早く終わりそう

>まあ相性がありますからね


 まあ案の定というか首を切るだけでボス戦は終わるのであった。


「さってお宝お宝♩」

コメント

>楽しそうだな

>まあAランクダンジョンのやつだから期待するよな

>中身なんだろ?


「肉?」


 中に入っていたのは巨大でおいしそうな肉だった。それをしまいダンジョンから出た。


「これは今度ルイジンさんに調理してもらいます。というか食べ物が出ることがあるんだ」

コメント

>美味しそうだな

>そんなに料理うまいの?


「実は前のコラボ配信で料理を作っていたのルイジンさんがほとんどだったんですよ?」

コメント

>それマ?

>ハイスペックww


「それで美味しかったので作ってもらおうかなって」

コメント

>なるほどなぁ

>俺らも食べてみたいな


「食べたければ自分で取ってください。じゃあこれで配信を終わります時間もちょうど良いしね。それでは」

コメント

>お疲れー

>乙ー


 そして配信を終わらせた


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ここまで読んでくださりありがとうございました!!

最近本当に行き当たりばったりで書いててひいひい言っていますが私は元気です。

そして作品のフォロー100人突破ありがとうございます!

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ダンジョンのある現代で拾われてVtuberとダンジョン配信者になる! @kuronekonokaineko

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