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あ、そういえば、タイトルが伴奏者でしたものね。(´艸`*)
それに恵まれた友から示された二重奏の提案……ソロと違ってどちらも相手がいるので、余計に気をつかいますよね~。
比較にもなりませんが、高校時代、音楽クラブで伴奏を命じられ、何度も間違えて指揮者に迷惑をかけたことを思い出します。
ドヴォルザークの「ロンド」憧れでした。
作者からの返信
上月さん、コメントありがとうございます!地味なタイトルであまり存在感がないです(笑)
相手がいる演奏は、人数が少ないほどに息が問われそうですね。
ところで上月さんはピアノを弾かれるのでしょうか。伴奏を任されるというのは先生のセリフじゃないですが技術があるからですよね。色々できる方はすごい。。
「ロンド」はチェロの課題曲を探しているときに見つけたんですが、懐かしいような切ないような、とても美しい曲ですね。あんまり気に入ったので図々しく取り入れてしまいました。どうかお許しくださいm(__)m
柊さん、こんにちは。
一番の理解者ドミニク先生が「伴奏レッスン」を受けろと言った本当の意味は何だろうか。ソロを目指す学生に、そういうことを言うだろうか。イスラム教では創造するのは神の領域なので、人間が芸術などに携わることは推奨されないから、世界的な芸術家がいない。昨今ではテロのこともあるから、アラブ人がソロリストになれても、観客が来ないだろう。でも、伴奏者なら生きる道があると先生は考えたのだろうか、などと思いをめぐらしました。
がっかりしている様子のカリムだったけれど、幼馴染みのアントワーヌに伴奏者を頼まれ、「楽譜に目を落とすと、並んだ音符が手招きしているように見えた」!
オレンジの街灯の下、戸惑ってはいるけれど、カリムのうれしい気持ちが伝わってきます。
作者からの返信
九月さん、コメントありがとうございます!もうなんというか、自分が想定していた伴奏レッスンの理由を全部書いて下さったので、何も言うことがありません。実際はソロと並行して伴奏のレッスンも受けるという設定でいますが、話がややこしくなるので伴奏の方に焦点を当てています。区立音楽院にはアラブ系の子どももいることはいます。彼らはイスラムの教えに対して比較的緩いのか、その辺りは家族によりけりなのではないかと。カリムの場合は父が許しています。ただアラブ人がソリストになるのは今の社会では難しいですね。伴奏者の方が需要があることは確かだと思いますが。
アントワーヌの伴奏の話に戸惑いと嬉しさと両方です。不安定な十代の心が描けていればと思います。。
編集済
己の出自。ついつい比べてしまう、差異。眩い光を放つ友ゆえに、己の影がより色濃くなってしまう。。
東京の白熱灯とはまるで違う、パリの街のオレンジ色の外灯。静けさのなかに漂う、柔らかな明かり。
闇を知る者が見詰める光とは、何か。カリム君と共に、見極めたく。
作者からの返信
呪文堂さん、コメントありがとうございます!
環境に恵まれたフランス人のアントワーヌは、音楽院生のひとつのパターンでもあるんですが(こういう家族を持つ子は割と多めというか)、その正反対にいるカリムにとっては自分の負の部分を意識せざるを得ないですね。
冬の夜のオレンジの街燈は寂しさとぬくもりの両方が感じられて好きです。
コメントにまたも励まされています。感謝です!m(__)m
桂圭介様
運にも、周りの人たちとの関係も、決して悪くは無いけれど、移民で貧しい出自と、自分の才能への自信の無さから、少しずつ後ろ向きになっているカリム君の苦しい気持ちが伝わってきました。こんな時に、息を合わせる伴奏は難しいですよね。
彼の行く先を見守りたいです。
パリの情景描写が美しくて、うっとりしました。
作者からの返信
☆涼月☆さん、お越し下さりありがとうございます!
こうありたい自分と現実の自分との溝が深いと気持ちが後退して行きがちですね。表向きはちゃんとやっているようで、内側の負の感情はまた別物で。この年齢はそこに折り合いがつけられず特にしんどいと思います。
情景を感じて頂けたら何よりです。お優しいコメントありがとうございますm(__)m
アントワーヌ、良い友人ですね^^ 当然のようにグランドピアノのある家・・・いえ、きっとそんなにないでしょう。レアケースでしょう!笑 場所取りますしね~~
作者からの返信
神原さん、こちらにお越し下さってありがとうございます!
アントワーヌは恵まれた家庭のフランス人ですね。普通にグランドピアノを置ける家。広そうですね、羨ましいです(笑)